@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

ひどい先輩を反面教師に。でも気付けば自分も同じ?

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。

  • 同じ穴のむじな
  • 資格なんて
  • 第6話:“困ったちゃんをどうしよう!”の巻(上)~「フィードバックの基本ポイント」(その1・上)

反面教師のつもりが、同じことを?

 ヘルプデスクのAnubis氏による『101回死んだエンジニア』。「いやな上司や先輩に似てしまう自分」について。

 上司たちは部下を褒めず、会議での罵倒は日常茶飯事。それを見て非難する先輩たちも、気付けば同じような言動をしてしまう。「ああいう風にはなりたくない」……そう思っていた自分もまた、同じようなことをしていないだろうか、とAnubis氏はわが身を振り返る。

 似たもの同士が集まってしまうのか、集まったから似てしまったのか。Anubis氏は解決策として、「相手を理解する努力をしてみる」ことを提唱する。どんなに理不尽に見える行動にも、必ず理由があるはずなのだ。

 「相手の短所ばかり見ると、無意識に相手の短所をまねてしまう。そんなことより、相手の長所を見つけて、賞賛して、大いにまねようではないか」とAnubis氏は考える。職場で悩んでいる人は、この考え方を実践してみよう。いやだなと思っていた相手の見え方が変わるかもしれない。

仕事と資格は関係ない?

 ITエンジニアのケーワイケー氏による『ITエンジニアの憂鬱』。資格について考える。

 ITエンジニアにとって、資格は有益か、それとも無駄か。ケーワイケー氏は、そもそも「仕事と資格を結びつけること自体が間違っている」と語る。「資格があれば仕事ができる証明になる」という主張も、「資格を持っていても仕事ができるとは限らないから、資格は無駄」という主張も、同様に「捉え方を誤っている」という。

 資格は自分のために取るものであり、資格から評価できるのは、探究心や向上心などの姿勢と、一定以上の「知識」を持っているということだけだ。資格を仕事に結びつけて、資格は大事だというのも、逆に無駄だというのも、共に自分の視野を狭めることになるのではないか。

遅刻の多いメンバーに、リーダーはどう接するべきか

 (株)エムズ・ネット・スクエア講師4人組が執筆する『新任リーダー明日香のマネージャへの道』。今回は、遅刻の多い「困ったちゃん」なメンバーへの接し方について。

 「草一郎」がリーダーを務めるチームのメンバー「スガモ」は、仕事はできるものの、遅刻が多い。仕事の内容は素晴らしく、遅刻のマイナスを上回る成果を出している。だが、度重なる遅刻は、グループの仕事に対する緊張感に大きな悪影響を与えている、と草一郎は考える。

 「どうして遅刻してしまうのか、本当の原因を考えてほしい」――草一郎はスガモにそう投げ掛け、2人で原因と今後の対応策を考える。グループの士気や人間関係に影響する問題行動については、本人にきちんとその影響についてフィードバックした上で、共に具体的な対応策を考えることが重要だ。

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