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この年になって、改めて成長というものを考えてみた

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この年になって、改めて成長というものを考えてみた。

若いころは必要なスキルや知識を吸収することに精一杯だが、フィジカルには余裕があるので量をこなせば否が応でも成長できる。

でも、年を取るにつれて、身に着けたスキルや知識で仕事はこなせるようになるし、フィジカルには様々なボロがでてくる。ただただ取り繕う能力だけが上達する。

でも世の中は、望もうが望むまいが変ってゆく。今、仕事がこなせるだけのスキルや知識だけでは、いずれは置いてゆかれる。

もし置いてゆかれたくないのであれば、仕事はこなしながら、別に新しいスキルや知識を身に着ける努力をしなければならない。

これはこれで難しい。フィジカルが衰える中、仕事とは別に努力をしないといけないのだから。よしんば趣味なので新しいスキルや技術の取得が苦にならなくても、実務に結びつかないスキルや技術が、いずれなんらかの役に立つのかは不明だ。

いっそ仕事自体が時代の変化に応じて常に変化しており、日々の仕事をしておけば自ずと自身の成長も伴う、というのが理想なのかもしれない。

これはベンチャーでは当たり前のことだろう。ところがビジネスが成功して組織が大きくなり、仕事が安定している組織では、途端に難しくなる。組織は仕事の安定を求めるからだ。

年をとっても成長し続けるための一案として、常にソリューションを考える。ソリューションを考えることを身に染み込ませる、とい方法があるのではないかと思う。そうすればソリューションの材料となる新しい知識やスキルを吸収するためのモチベーションになるのではないだろうか。

自身のロールモデルが何人かいるが、いずれも分野も性格も全く異なるものの、いくつになっても好奇心を持ち続け、常に変えることを考え続けている点が特徴にあるように感じられる。

逆に、嫌いあわない人の特徴には、年齢と共に新しいスキルや知識を吸収することをやめた上に、勝手な思い込みで意見を押し付けてくる人。要は成長がとまると、それに伴い謙虚さもなくなる傾向にある感じがする。

将に、実ほど頭を垂れるなんとやら、である。

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