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「自分がどうしたいのか、わかりません」に寄せて

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 転職サイトgreenの転職コミュニティで、下記のような相談がありました。

 自分がどうしたいのか、わかりません。

 自分のやりたい仕事を実現させるため、新卒で就職した企業を4年で退職しました。 その後、念願の仕事に就職することができましたが、 今年の春の終わり頃、その企業の業績悪化で、やむなく退職をしました。 結局、2社目の企業への就業期間は1年にも満たないものになってしまいました。 現在、就職活動中です。

 ~(中略)~こうもやすやすと心変わりしてしまう自分が許せないし、 本当に自分がやりたいことさえもわからなくなってしまいました。よきアドバイスをいただけないでしょうか。

(green転職コミュニティ「自分がどうしたいのか、わかりません」より)

 相談者の質問に対する直接の答えになるかは分かりませんが、わたしが新人メンバーに、まず伝えていることを紹介します。

 「いまのお前の価値は、『若さ』が100%である。しかし悲しいかな、この『若さ』という価値は年々勝手に下がってゆく。ということは、この『若さ』という価値を、ほかの何らかの価値に転じてゆかなければ、やがてお前は存在価値が0の社員ということになる。

 ではこの『若さ』という価値を何に転換してゆくか? それはまず『経験』でしかない。とにかく多くの『経験』しろ。夜寝る前、『今日は何もなくてよかった』などと思うな。『今日は、何も失敗をしなかった』と反省しろ。失敗をして許されるのは『若さ』が残っている時だけだ。

 そして多くの人といろいろと話せ。自分自身の経験は自分自身の時間分しか経験できないが、人の話を聞けば、自分の時間以上の経験ができる。

 そして本を読め、寝る間を惜しんで仕事しろ。量はやがて質にかわるのだから。40代以降の仕事は、20代30代の経験で決まることを絶対に忘れるな」

 「僕は何をやったらよいのですか?」「それは難しいことですか?」「僕には向いていないような気がします」という言葉は絶対に許しません。

 機会があれば、とにかくやってみる、です。それが自分に向いているかどうかは、後で考えればよいことで、いまの自分には向いていないことが、将来の自分にも向いていない、ということがなぜ分かるのでしょうか。

 だから、相談者は何も心配することはありません。心変わりしたら、それを真剣にやってみることです。

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