第680回 コラム14年目にして思うこと
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
コラムニストの山無駄さんのコラムを拝見させて思い出したんですが、私もエンジニアライフにコラムを書き始めて14年目に入っていました。。。山無駄さんは私よりも2年も先輩のコラムニストさんなので、これだけ長く続けられていることに対して本当に敬服いたします。コラム16年目、おめでとうございます!
ということで、今回はコラムを書き続けて14年目にして思うことを書いてみます。
■このコラムの目的
このコラムがスタートしたのは2012/05/15なので、今から13年以上前になります。当時、私はキャリアコンサルタントとして活動しており、自分の活動の場を広げるためにエンジニアライフにコラムを書こうと思い立ちました。当時は今よりもキャリコンなんて言葉は普及しておらず、ITエンジニアにキャリコンを知ってもらいたいという想いもありました。
また、コラムを書くにあたって1つ決めていたことがあり、それは毎週投稿をしようということでした。結果的にこの決め事は今でも守っており、1週も欠かすことなくコラムを書かせてもらっています。なぜこのような決めごとをしたのか、多分これは話したことがなかったと思うのですが、毎週続けることが価値になると考えていたからです。
エンジニアライフは人の出入りが比較的多い場所で毎年新規で参加されるコラムニストさんがいる一方、何かしらのご事情で継続できずにそのまま放置されてしまっているコラムもたくさんあります。私は過去に読者側でそうしたコラムを見てきた時にすごく後味の悪い感じがしていました。何というか未完の状態で終わっていることがしっくりこないというか、読者の一人としてもやもやするような状況になってしまっていることに違和感を感じていました。
だから、私がコラムニストとして書き手に回った時に、そうしたもやもやした想いを読者の方に持ってもらいたくないと思い毎週投稿することを決めました。今の所、この決め事を変えるつもりはありませんが、今度何かの形で変えることになった場合はちゃんとお知らせして、もやもやするような状況は作らないようにしたいと考えています。
■コラムを書き続けて良かったこと
これは過去に何度か書いてきた話なんですが、やっぱりコラムを書き続けて良かったと思うのは、色んな可能性が広がったことだと思います。
私はこれまで4冊の商業出版を実現していますが、それもこれもこのエンジニアライフがあったからだと私は思っています。ここでコラムニストとして筆力を上げ続けてきた結果、1冊の本を書き切る力を身に付けることができ、それが結果として4冊の商業出版の形で実現できたのだと思っています。
ちなみに、私が出している本は出版コーディネーターの方にお金を払って商業出版するような形ではなく、自分で企画書を書いて出版社に送り、それが採用されて商業出版したり、出版社の方から直接声をかけていただくことで商業出版したケースしかありません。正直、今から思えばこうした出版の仕方は確度も低いので万人にお勧めできる方法ではないと思いますが、こうした方法で商業出版が実現できたのも、私はエンジニアライフでコラム書いていたからだと思っています。
他にも、自分の理論や考えを生み出す場であったことも大きいです。私はこのエンジニアライフで色んな理論や考え方を紹介させてもらっていますが、その中にはダイアログ・メソッド(対話技法)、三層構造モデルといった厚労省認定のキャリアコンサルタント更新講習の講座になっているものもあります。これは私の理論が厚労省に認めてもらってことの表れであり、私の中で一つの大きな結果として残っています。こうしたことが実現できたのも、エンジニアライフという自分の考えを発表する場があったからこそだと思っています。
■コラム14年目にして思うこと
こうしたことを踏まえて、このコラムが14年目に入った今思うことなんですが、これは山無駄さんもおっしゃっていることですが、私もこの場所を自分の考えを整理する場だと思っています。
先ほどコラムを書き続けて良かったこととして商業出版や厚労省認定講座の話をしましたが、実際にはそれ以上にたくさんの成果があります。私はこのコラムを自分の考えを整理・記録する場所として考えている部分があって、自分の仕事に必要な情報を自分のコラムから探すことが非常に多いです。そして、実際にこのコラムから研修や講演のコンテンツを作りだすことが本当に良くあります。言い方を変えるならば、この場所は私にとって仕事のネタ帳でもあるんです。
こういネタ帳が機能するためにはネタがないとダメですよね。その点、ここには過去13年に渡り毎週書き続けたコラムがあります。これだけの情報が貯まっているこの場所は、私にとってこれ以上ない大切なのネタ帳になりました。こうした場所を提供してくだったエンジニアライフには感謝してもし切れません。本当にありがとうございます!
このコラムも14年目に入り、これからもこれまでと変わらずコラムを書き続けていきたいと思っています。そうすることで、私自身もっともっと成長していくことができればと思っています。
14年目に入ったこのコラム、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします!