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第544回 習慣を変えるには

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 先日、出張帰りに東京駅であることに出くわしました。とても興味深い出来事だったのですが、そのことで習慣について考えてしまいました。そこで今回は東京駅で出くわした出来事から感じたことを書いてみます。

■週末の東京駅、突如始まる喧嘩

 最近はずっと出張続きの生活を送っておりまして、大体週末に新幹線で家に帰っています。その日も週末で帰路に就こうとちょうど東京駅に来ていました。週末の東京駅は人でごった返しており、たくさんの人が行き交っていました。その時の私は新幹線の時間まで少し余裕があったので何か食べようかと思い、八重洲口付近をキャリーバッグを転がしながら歩いていました。

 そうした所、私と並ぶように歩いていた中年サラリーマンの方が前方から来るガタイの良いおじさんとぶつかってしまいました。

 これだけの人がいたらそういうこともあるなぁと思いながらぶつかった様子を見てたのですが、一旦、その場は何事もなかったようにぶつかった二人はそれぞれの方向を向いて歩き出そうとしました。しかし、中年サラリーマンが小声でこんなことを言ってしまいました。

「チッ! もっと気を付けて歩けよ! 」

 これがおじさんにも聞かれてしまい、今度はおじさんが逆上します。既に中年サラリーマンと私はおじさんとは逆の方向でスタスタ歩いているのですが、そこにおじさんが追いかけてきます。そうして中年サラリーマンに追いつき喧嘩が始まってしまいました。

 この時、中年サラリーマンは足を止めなかったので、形的にはおじさんから逃げるような動きで喧嘩をしており、その横で私が併走しているという何とも言い難い状況になってしまいました。。。

 私は歩きながら喧嘩をしている二人の横でキャリーバッグを引いてるのですが、どう考えてもシュールです。。。もらい事故になるのも面倒だし、少し離れて歩こうかとも思ったのですが、何となく二人に興味が湧いてきたので、このまま歩幅を併せて併走することにしました。

 二人は暫く言い合いをしながら歩いていたのですが、最後はおじさんがサラリーマンを転がそうと足を引っ掛け、そこに中年サラリーマンが引っ掛かって少しよろめきました。その後、おじさんが中年サラリーマンに捨て台詞を吐いて去っていきました。

■刺激即反応がもたらすトラブル

 ずっと横で喧嘩をしている二人を見ていた私は中年サラリーマンに対し「いらんこと、言わなきゃいいのに...」と思っていました。

 ぶつかった時「すみません。大丈夫ですか? 」と一言言っていればこんなことにはならなかっただろうに、と逃げているように歩いているサラリーマンに言いたい気持ちになっていました。

 結局、これって刺激を受けた時に自分の感情や気持ちの赴くままに反応する典型的な例です。所謂、反応的な人です。刺激即反応の話は過去のコラムで再々出ていますので詳しくはそちらをご覧いただければと思いますが、今回のケースは正に刺激即反応がもたらしたトラブルだったなぁとしみじみ感じてしまいました。

第241回 刺激即反応を止めてみる

■習慣を変えるには

 ただ、この二人のやり取りを見ている中でもう1つ感じたことがありました。それは、

「どうすれば、この人たちが自分の行動を選択できるようになるのだろうか」

でした。

 行動レベルで考えれば、刺激を受けた後に一時停止して原則と自分の望む結果に基づき効果的な行動を選ぶということなのですが、それ以前にどうすればこうした行動が取れるようになるのだろうか? と考えてしまいました。それは、どうすれば自分に習慣づいていない行動を取れるのかということであり、行きつく所はどうすれば自分の習慣を変えることができるのか、ということだと思いました。

 7つの習慣にしても、結局は今までにない新しい習慣を身につけることを伝えています。しかし、新しい習慣を実践するためには、そもそも自分の持つ考え方、パラダイムを変えなければできません。

 今回の場合であれば、第1の習慣「主体的である」のベースとなる「私には選択の自由がある。自分の幸せの責任は自分自身にある」というパラダイムを持っているかどうかだと思います。このような価値観がその人に内在していれば、刺激即反応から離れた行動を取ることができたでしょう。しかし、このようなパラダイムを持っていなかったので刺激即反応になってしまい、喧嘩になってしまったのかもしれません。

 人のパラダイムを変えることはたやすいことではありません。しかし、パラダイムを変えなければ習慣は変わりません。本当に自分を変えたいと思うのなら、考え方をアップデートさせる必要があるんだなぁと、今回の件でしみじみ感じました。

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