生き様066. エンジニアとしての勉強
毎月恒例、好評のコラボコラムのお時間です
今回は一部で好評を頂いている毎月恒例の手塚さんとのコラボコラム回です。
手塚さんのコラムはコチラです。
今回のテーマはタイトルの通り「エンジニアとしての勉強」です。
ITエンジニアになるのは簡単、ITエンジニアを続けるのは?
2週間程前に手塚さんが『お金目的でエンジニアを目指しちゃダメ?』というコラムを書いてらっしゃいました。
また、それを受けてKyonさんが『どんな目的でエンジニアを目指していい』というコラムを書いてらっしゃいます。
僕は「プログラマを目指す動機は人それぞれ」。
プログラマになるのも、「本人がそうだと思えたら」という超アマ設定です。
幾つか国家資格はありますが「この資格がなきゃ仕事ができない」ではありません。
流石に、コードの1行ぐらいは書いて欲しいな、とは思います。
しかし逆に言えば、1行でもコードを書けば、立派なプログラマだとも考えています。
システム設計や、ハード系やインフラ系の業種も含まれるITエンジニアという括りであれば、技術の範囲が広くなるだけですね。
その範囲のことをなにかやっていればOKでしょう。
なので断言します。
ただ、ITエンジニアになるのは簡単ですが、「ITエンジニアで居続ける事」はかなりハードモードだと感じています。
技術は基本的に日進月歩です。
新しい技術についていけなければ、仕事はどんどん少なくなるでしょう。
業界的に、若くて無理の効く人が好まれます。
35歳越えたら、「マネジメントの一つでもできる」等の付加価値がないと、給料は増えません。
仕事だけではなく、居場所も無くなるでしょう。
つまり、ITエンジニアとして居続ける為には、【エンジニアとしての勉強をする】しかないのです!
お勉強は好きですか?
このコラムを読んでいる皆さんは、きっとITエンジニアとしての情報収集に余念がない人でしょう。
つまり、比較的勉強が好きな方々が読まれていると考えています。
このコラムを書いている僕は勉強が嫌いです。
正直、勉強なんて1分だってしたく有りません!
食って寝て遊んでお金が貰えるならなんて幸せでしょう!
百歩譲って、生活する為のお金が貰える仕事は仕方がないでしょう。
でも、仕事でもない【勉強】をするなんて、とんでもない!
【勉強】しろと言うなら、仕事の時間の中でさせてよ!
とまぁ、ココまでは言いませんが。でも、自主学習は苦手です。
一人で机に向かって黙々と勉強するのは、向いてない様です。
世の中、かなりの数のエンジニアが、上で「正直~」で書いた様な事を考えています。
「勉強をするエンジニア」と「勉強をしないエンジニア」により業界は二分され、
お互いがお互いを疎んじる、軽んじるという地獄の様相は、業界各所で見られます。
勉強会でフリートークを見ていると頻繁に挙がる質問が
「勉強しない同僚に勉強をさせるには、どうしたらいいですか?」なのはその証左でしょう。
僕が質問を受けたら「んなもんない!」と答えますね。
白栁の勉強方法
僕は勉強が嫌いです。
基本的に、仕事以外での勉強はしません。
ですが、全く勉強をしないという訳ではありません。
僕は「勉強と意識しない勉強」を心掛けています。
前回のコラムでも書いた「仕様やコードと向き合い、その中からより良い方法を探索し続ける」。
他にも「日常の生活の中にあるエンジニアリングへアンテナを向ける」をしています。
前者については、前回のコラムに書いています。
なので、今回のコラムでの紹介は割愛します。
後者の「日常の生活の中にあるエンジニアリングへアンテナを向ける」について、もう少し掘り下げます。
一言で「日常生活の中にあるエンジニアリング」と言っても、ピンとこないでしょう。
これは、僕が平日に投稿している動画の中でも言っている内容です。
「ITが発達した現代社会では、見回せばIT技術が使われた製品がある」ということ、
それについて考えることで、学びを得よう、ということです。
詳しい説明や具体的事例を挙げているスライドがあるので、あとはそちらへ譲ります。
もう一つは「遊びながら学ぶ」ということです。
特に例として挙げているのが、ボードゲームです。
この連載の中でも『「大事な事は大体ゲームから教わった」シリーズ』として不定期に書いています。
基本的に遊んでるのですが、その遊びの中にも学びがある、ということです。
総合すると「エンジニアリングに繋がる学び」は何処にでもあるということです。
僕が挙げられる事例は、その断片でしかありません。
「勉強すること」は特別なことではない
これは極論でもあるのですが、人間、学ばない者は居ません。
生まれたから今日まで、色々な事を【学んだ】から、今こうしてこのコラムを読んでいるはずです。
そうでなければ、いつまでも赤子でしょう。
虫や魚、動物だって学びます。
要するに、その【学び】を【エンジニアとしての勉強】に結びつける事ができるか?
ただその1点だけが、大きな壁なのです。
これは、【勉強】についてお話する時は常に言っていることです。
ITエンジニアだけが、特別な勉強を続けている仕事ではありません。
コンビニ店員の人は、新しい商品が入れば実際に食べてみたり、新しい機械の使い方を覚えたりします。
営業の人は、自社の製品について学んだり、競合商品について調べたりします。
接客業の人は、他の店で受ける接客から学ぶでしょう。
料理人が「色々な店を食べ歩いたから太った」という話はちょいちょい耳にします。
医療に関わる人は、日々更新される医療知識を学びます。
よく「ITエンジニアは勉強し続けないといけない」と特別な仕事であるかのように言う人がいます。
その実は、ITエンジニアだけが【勉強しないと居続けられない】訳ではないのです。
【当たり前】の【勉強】をどうやって【負担を減らすか】。
これが日々学んでいく、「エンジニアとしての勉強」のコツだと考えています。
おまけ1:勉強したくない人へ
別に、無理に勉強しなくていいと思います。
ただ、それでいずれ困った時にどうするのか?というだけの話です。
今、「勉強しろ」と発破を掛けてくれる人は、アナタを心配している人です。
それを疎ましく思うより、感謝しましょう。
それ以外は、勉強するもしないのも、アナタの自由です。
おまけ2:勉強させたい人へ
無理に勉強させなくていいんじゃないでしょうか?
その人に勉強させないと死んじゃう生き物ですか?
死んじゃうなら、そこはキッチリ勉強させましょう!
でも、それ以上はいいじゃないですか。
当人がやる気にならない勉強は、余り意味がありません。
ただ、勉強をやる気になった人が学べる様に、場所を整えて待っているだけでいいのでは?
おまけ3:学生さんへ
やる気が無くても勉強しろ。
アナタが今やるべきことは、勉強です。
勉強をすることに寄って、「勉強の仕方」を学ぶのです。
ぶっちゃけテストの点数が良くなくてもいいです。
ただできれば、「テストの点数が良くなる方法」を学んで欲しいですね。
以上!
ミニコーナー:白栁の2ヶ月だけホンキダイエット!
ここ1週間の体重推移報告です。
日 | 体重(kg) |
---|---|
11/19 | 88.2 |
11/20 | 88.5 |
11/21 | 86.8 |
11/23 | 85.5 |
11/24 | 85.8 |
11/25 | 87.2 |
「2ヶ月」とか「短期」とか言いながら、まだズルズル続いてるこの企画です。
とりあえず、まとめをするまでは記録を付け続けて見ようと考えています。
トレーニング終わったのに、謎の大きな体重の上下があってビビってます。
±1kgは、誤差だって事は理解しているのですけれどもね。
ITエンジニアの視点で、時事ニュースを5分間で紹介する動画を平日毎日公開してます。
「日々の生活の中にエンジニアリングがある」からこそ、
身近な時事ニュースから学ぶことが重要です。
今日公開された動画は、実は編集中に音声データを飛ばしてしまったものです。
このYoutubeでの活動にも、ファンが居てくれるから「続けよう」と考えていけます。