元底辺エンジニアが語る、エンジニアとしての生き様、そしてこれからの生き方

生き様062. 自信のあるところ、自信のないところ

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毎月恒例のコラボコラムのお時間です

今回は毎月恒例の手塚さんとのコラボコラム回です。
久しぶりに更新される手塚さんのコラムはコチラです。

過去のコラムも、これを機会に是非読み返してみて下さい。

今回のテーマは「自信のあるところ、自信のないところ」です。

僕自身の、自信のあるところ、ないところについてお話しようと思います。


白栁の自信のあるところ

ありません!


白栁の自信のないところ

全部!!


今回のまとめ?

ということで、今回は僕の自信のあるところ、自信のないところについて、お話しました。
ええ、冗談ではありません。本当に、本音です。
自信、ありません。

流石にこのまま終わるとあんまりにもあんまりですね。
なので今回は「何故白栁は全部に自信がないのか」について、掘り下げたいと思います。


「できること」と「自信」の違い

自慢では有りませんが「できること」は多いです。

プログラムが書けます。
システムの設計ができます。
DBの構築・チューニングができます。
PC組み立てができます。
LAN環境構築ができます。
マネジメントできます。
カウンセリングができます。
文章が書けます。
演技ができます。
動画を作ることができます。

不器用に器用と一部では言われます。
「広く浅く」が僕の強みです。

「それだけ出来ることがあるなら、自信があることもあるだろう?」
という問い掛けは、至極真っ当なものでしょう。
れらのことは確かに「できる」ことです。
しかし、そのどれにも「自信」はありません。

僕がエンジニアライフのコラムで、IT技術系の話題を一切書いていないのは、そういう理由です。
自分の技術に自信がないのです。
所詮は、ブラックなSESで生き残れる程度の技術力ですから…。
衆目を集められそうな、モダンなIT技術とか知りませんしっ!!

それでも、仕事として、趣味として、請け負えば『ある程度』を達成できる、自負はあります。
ただ、やはり『ある程度』なのです。
僕の「できるレベル」は、結構低いです。
請け負った事、イメージした事を100%実現するのは、難しいでしょう。
そういう場面を、数多く体験しています。

そういう意味で、僕の「できること」は「自信」になりません。
「できることの多さ」は、ITエンジニアとして自分の特徴と自覚しています。
ですがが、自信とは別問題と切り分けています。


上を見れば限りなく…

もう一つ、「できること」に対して「自信」を持てない理由があります。
それは、どうしても上を見てしまうからです。

例えば「文章を書ける」と言っても、
同じエンジニアライフのコラムニストであるリーベルGさん湯二さんの様な、素敵なストーリーは紡げません。
書こうとして失敗しました。

例えば「カウンセリングができる」と言っても、
キャリアコンサルタント高橋さんの知識と経験には遠く及びません。
キャリアカウンセリングに関わる話題を書いた時は、高橋さんがどう反応するだろう?とビクビクしています。
(「気にしなくていい」というお言葉を頂いていますが)

例えば「マネジメントができる」と言っても、
大手企業の経営者の方々には並ぶべくもありません。
身近では勝ち逃げ先生さんから見ても、子供のママゴト程度のマネジメント力でしょう。
(…と勝手に思ってます)

プログラミングだって、システム設計だって、すごい人は星の数程居ます。
そして、その人達の足元にも及ばない事は、僕自身がよく識っているのです。

所詮は「広く浅く」です。
できることが多くても、その全てが良くて二流か三流。
基本的には「聞きかじった」か「初心者」のレベルです。

そして、その「広さ」でさえも、世の中には凄い多分野を修めている人が要ることを識ってしまっています。
僕のは「井戸の中」レベルな規模感です。ゲコゲコ。


自信がないことが自信です!

他人のキャリアを助ける者として「自信を持つ」ことを勧める立場の人間が、こういう有様です。

ですが、勘違いをして欲しくないのですが、「自信が全く無い」のではありません。
自信がないことに自信があります。 言葉遊びのようですね。でも、これが大事なのです。

僕自身、若い頃は妙な自信に溢れていました。
根拠はなくても「できそうなら『できる』!」と自信に溢れ、失敗も特に気にしませんでした。
上を見れば人が居るのと同じ様に、下を見ても人が居ます。
「それがどうした?まだ自分は上に行ける」と根拠なく信じてました。

メンタルを崩した時に、根拠のない自信は崩壊しました。

そこから自信を取り戻すのは、とても苦しい道のりでした。
自分の「できる」を全て「できない」に変えました。
他人の評価を確認し「できる」「できない」の判定基準を設定し直しました。

今、「できる」と言っている事は、他人の評価を集め固められたものです。
「自信がない」からこそ、慢心せずに慎重に行動できる。
それが僕の「自信」です
「できない」を基準として「できる」へ持っていく為の【持たざるもののマネジメント】です。


「できる」を「自信」にする方法

僕にとっては「できないこと」が自信になっているという妙な状態です。
僕には「自信がある」事よりも「自信がありそうに振る舞うことができる」事の方が、価値があったのです。
つまり、ハッタリですね。
ここに書いておいてナンですが、他人には真似して欲しくありません。
理由は幾つかあるのですが、
僕のケースは特殊だから、というのがひとつ。
良い方法ではないから、というのがひとつです。

通常、自信は自己効力感に繋がり、生きるエネルギーになります。
ですので、一般論として、自信が持てる「何か」があることは重要です。

なので最後に、これを読んで下さっている皆様の為に「できる」を「自信」に変える方法2つお伝えしたいと思います。

1. 「できた」を繰り返す

正攻法です。
自分にとっての「できる」をただ我武者羅に繰り返して下さい。
そして、数多くの達成、つまり「できた」を積み重ねて下さい。
つまらないことでも良いです。
朝の挨拶でも、縄跳びでも構いません。
それを繰り返していけば、鍛錬になり、道へと続きます。
そこまで来たら、それはもうアナタのモノです!
自慢はできなくても「自信」になるでしょう。
何より「達成したこと」が自信には重要なのです。

2. 虚勢を張り続ける

自分が自信を持ちたいことで、「虚勢」を張りましょう。
例えば「プログラミングが超できるオトコ」なら、できる風を装うだけです。
ハリボテで十分です。中身のない風船で良いのです!
そしてそれを常に続けましょう。
次第に、虚勢を張り続ける為には、様々な準備が必要になります。
ここでその準備に、手間を惜しんではいけません。
徹底的に虚勢を張る為に必要な知識や技術を詰め込んで下さい。
そうすると、いつしかハリボテは立派な建物になります。
風船の中身は空気ではなく『必要な何か』で満たされているはずです。
その時は「虚勢」「自信」に変わるでしょう。

稀に「虚勢の張り方」だけが上手くなってしまう場合があります。
その時は「虚勢の張り方」が自信になるはずです…多分…。


以上!




ミニコーナー:白栁の2ヶ月だけホンキダイエット!

ここ1週間の体重推移報告です。

体重(kg)
10/2291.3
10/2391.1
10/2490.8
10/2590.8
10/2691.9
10/2790.9
10/2890.1

体重も体脂肪率も、中々思うように落ちません。
食事回数を増やす作戦、中々上手くいきませんね。
家にいると、どうも食事のリズムが…。
とはいえ、外出すると回数は増やせませんし。
そもそも高カロリー品が多くなります。

楽して痩せよう、という考え自体が間違っていた、という事をひしひしと感じます。
成功例の人達は、もっと厳しく食事管理とかしていたのだろうなぁ。




ITエンジニアの視点で、時事ニュースを5分間で紹介する動画を平日毎日公開してます。
「日々の生活の中にエンジニアリングがある」からこそ、
身近な時事ニュースから学ぶことが重要です。

#ほぼ日ITエンジニアニュース

先日、二日連続再生0回の記録を出しました!
2週連続で再生0回の動画があったのも、初です!!
一部リニューアルを考えている所です。主にデザイン。

今日公開された動画では、ゲノム編集により「砂糖イネ」の開発に成功した、というニュースを紹介しています。
燃料の高効率化・低コスト化が進んで、自分の手元で電気が簡単に作れる時代が来たら良いな、と夢見ています。


Comment(6)

コメント

ちゃとらん

いつも楽しみに読ませていただいています。


が、しかし、初っ端から、
> 今回のテーマは「自身のあるところ、自身のないところ」です。

> 白栁の自身のあるところ
> ありません!


自身が無ければ、透明人間か? って、一人笑ってしまいましたが、これは変換ミスなのか本気なのか判断が付きません。


でも、面白い。

勝ち逃げ先生

最近、ほぼ日動画を見てませんでした。。。
先程連続再生0回記録を止めておきました(笑)


>一部リニューアルを考えている所です。主にデザイン。
1点提案なのですが、「ほぼ日ITエンジニアニュース」をもう少し小さくして、本日のテーマを大きくしませんか?閲覧者もサムネイルで判断出来るかなと思いました。


>白栁の自身のあるところ
>ありません!
「自信」ですよね。「自身」だと白栁さんが存在していないみたいになっちゃってます。

勝ち逃げ先生

順調に体重も減ってきているようなので、最終目標を示す言葉遊びなのかなとも思いましたが、誤字の訂正ありがとうございます。


さて本題へのコメントですが、自身の弱みを表現出来る点が白栁さんの強みではないでしょうか?多くの人が自分に自信が無く、出来る範囲内でやりくりしています。時にはカリスマ先生のアドバイスも良いですが、等身大の自分をさらけ出してくれるアドバイザーの方が身近に感じるのではないでしょうか?エンジニアライフという名に最もふさわしいコラムニストだと思います。引き続き楽しみに拝読いたします。

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