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生き様061. 動画広告について考える(2020/10/20 17:15 訂正有)

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よく見るアレについて

先日、ネットでこんなニュースを見かけました。

ゲーム内容と関係ない「ピンを引き抜くパズル広告」、イギリスの広告審査機構が禁止を通告。『ガーデンスケイプ』のメーカーに対して

Youtubeを観ていると、結構スマホゲームの動画が流れてきます。
その中の幾つかは、ピンを抜いたり動かしたりして、お宝をゲットするようなゲーム画面を見せてくれます。
しかし、実際にインストールして遊んでみると、全然違うゲームだった。
そんな中の一つに、英国で禁止通告が出たそうです。

パズルゲームは好きな方なので、こういう広告を見ると、最後まで観てしまいます。
最初の1回だけですが。

どうもそれが良くない様です。
Youtubeさんは次から次へと、同じ様な広告動画を観せてくれます。
正直、うんざりしてます。


どうして広告が出るのか?

IT技術者の皆様には、今更説明の必要がない項目だとも思いますが、念の為。
動画広告は、主に2種類に分類されます。

  • 国や地域を対象にする地域広告
  • 検索履歴や閲覧履歴からのターゲット広告

特にターゲット広告は、ブラウザのCookieを利用して、商品のターゲット層にダイレクトに届ける広告です。
「○○なサイトにエロい広告ばかりでる!」と騒ぐ人が、実は…というのはチョイチョイあるお話です。
余談ですが今、僕の広告には婚活関係のアプリやサービスの広告ばかりが出てきます。
もう、ウンザリです。

興味ある人に、興味がありそうな広告を見せる。
興味ある人に、繰り返しアピールする、は広告としてとても有効な手段でしょう。


オンライン広告と市場原理

それでも、興味のない広告がガンガン流れてくることがあります。
それは地域広告だったり、関連性が薄くても、プッシュしてくるわけです。

動画広告の契約が具体的にどうなっているかわかりません。
一般論として、お金があればバンバン配信することができます。
広告代理店は、お金が貰えれば良いわけですから、お金を出してくれる広告が正義です。
そこに広告の質はあまり関係ないように(僕には)見えます。

一般的な市場原理は「消費者にとって価値のあるものが残る」です。
動画広告の場合の消費者は、我々一般視聴者・利用者な訳です。

※訂正・注釈:
 コメントにて「動画広告の消費者は、視聴者ではなく広告を依頼した企業である」との指摘を受けました。
 その通りだと思いましたので、一旦、この一文を削除させて頂きます。
 前提が変わってしまっているので、以後辻褄が合わなくなっています。
 もう少し考え直して、リベンジしたいと考えています。
 2020/10/22 17:15 加筆

広告を出す → 購買層の目に触れる → 商品が売れる → 新しい広告を出す

今まで、一般的な広告の市場のサイクルは、こんな感じでした。
商品開発に多くのお金が掛かるわけですから、広告費は限られていました。
新聞やテレビの全国広告が高かった、というのもありますが。 ある程度の市場原理が働いていた、と感じます。

少しターゲットが広がりますが、オンライン広告は、新聞やテレビの広告に比べて安価、というのが一般的です。
表示回数やクリック回数で広告費が発生するから、というのがその理由だそうです。
動画広告も大体同じでしょう。
予算に対して「○日~×日の間に△回動画を流す」という契約だと思います。
広告自体が安価ですから、数も多く出せます。
そして、ターゲット広告で購買層にダイレクトに届けられます。
売上に対する効果は、当然高いでしょう。

つまり、動画広告には市場原理が余り効いていない、という印象を受けます。


動画の質

昨今、質の悪い動画広告が増えている、と感じます。
安直で、サービスの内容が伝わってこない動画広告。
そして射幸心や不安を過剰に煽る動画広告が多い
のです。

広告は、商品の販売元やサービスの提供元が直接作ってるわけではありません。
大体、広告会社が作ります。
配信契約の仲介と一緒に、広告の制作以来をすることが多いでしょう。

その場合、広告の良し悪しの判断基準となるのはなんでしょう?
きっと「広告が再生された時間」「広告からの流入量」のはずです。

ということは、長時間の動画を最後まで観させれば良いのです。
安直に動画だけへの興味を惹ければいい、となります。
古来から、視聴させるだけの技術なら、たくさんあります。

ということは、動画でサービスを正確に伝える必要はないのです。
それはリンク先で伝えれば、流入量を上げられます。
アプリなら、インストールさせちゃえば勝ちです!
「基本プレイ無料」といえば、気軽にインストールさせられるでしょう。

こうなると、視聴者・消費者は完全に置いてけぼりです。
これらの仕組みを僕は、詐欺的だと感じます。
この理屈だと「騙せば勝ち」ですものね。


市場原理は万能ではない

今回このコラムを書く為に、市場原理というものについて勉強し直しました。
とても簡単に、ではあるのですけれども。

その中で、一つ大きな学びを得ました。
それは市場原理は万能ではないという事です。

レモン市場という言葉があります。
商品やサービスの品質が、消費者にとって未知である為に、不良品が多く出回る市場を指す言葉、だそうです。

つまり、良いものだけ・選ばれ続けるものだけが市場に残るわけではありません。

特にネットでの販売が主流である昨今は、
「低コストで開発、広告費にお金を掛ける、大量に売り捌く」
が実現できれば、商売として成り立つでしょう。

特に中国製のスマホアプリに、この気配を強く感じるのは…気のせいでしょうか?


最後に:お断り

今回、動画広告について色々とお話しましたが、僕は広告業界の人間ではありません。
なので、ここでお話したことは、付け焼き刃で身につけた知識と、勝手な推論です。
実際の広告に対する契約や、評価基準等々とは異なっている可能性があります。

なので「白栁がこう言っていた」を鵜呑みにして、
別の場所で披露する様なことは、恥をかくだけなので止めましょう!

以上!




ミニコーナー:白栁の2ヶ月だけホンキダイエット!

まずは、ここ1週間の体重推移報告です。

体重(kg)
10/1591.6
10/1691.9
10/1792.7
10/1891.6
10/1990.5
10/2090.9
10/2191.1

トレーニング開始から1ヶ月の成果が、ご覧のとおりです。
うーん、見事に減ってない!!

ジムで詳しく体脂肪率や筋肉量を測定して貰いました。
前回(開始時)に比べて体脂肪が微減!筋肉量も微減!という結果でした。
脂肪は減ってもいいけど、筋肉量は増やしたいっ!
ということで「食べるけどダイエット作戦」を開始しました。

1回の食べる量を減らして、1日の食べる回数を増やす作戦です。
が、これが難しいっ!!

もう、当初の目標である80kgは諦めました。
ただそれでも、何処まで絞れるのか…。チャレンジです!
体脂肪率30%以下は達成したいなぁ…。




ITエンジニアの視点で、時事ニュースを5分間で紹介する動画を平日毎日公開してます。
「日々の生活の中にエンジニアリングがある」からこそ、
身近な時事ニュースから学ぶことが重要です。

#ほぼ日ITエンジニアニュース

先日公開した動画で、カウンセリングについてのお話をしています。
医療カウンセリングやキャリアカウンセリングを受けている方・受ける予定のある方に、
もっとカウンセリングの質を良くしてもらいたい、という気持ちで作りました。
また、僕自身がもっとカウンセリングを勉強しなきゃいけない、とも感じました。


Comment(6)

コメント

おたみ

>動画広告の場合の消費者は、我々一般視聴者・利用者な訳です。

動画広告における「消費者」は「出稿側」つまり広告を打つ企業なんじゃないでしょうか?

匿名

動画広告のせいで今まで好きだったものが嫌いになった、愛用していたものに愛着がわかなくなった、欲しかったものが欲しくなくなった、既に受けているサービスを解約したくなった…ということは枚挙にいとまがないが、

動画広告を見て、それを買いたくなったことは唯の一度もない!

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