生き様006.失敗してもいいじゃない~失敗のマネジメントとマイプロジェクト~
今回も失敗の話
前回は、失敗を繰り返す理由について、
特に「失敗と認識しない」にフォーカスを当ててお話をしました。
今回は「トライする」という部分についてお話したいと思います。
というのも、今回取り上げたい失敗があるからです。
それは、このコラムそのものです。
このコラムは、僕自身が失敗を繰り返しながら書いています。
今、これを書いているタイミングでも失敗しています。
この5回、コラムを書いてみて感じたことを折り込みながら、
僕なりのコラムの書き方、そして「失敗することを想定してトライする」事をお話したいと思います。
このコラムの失敗は、書き方?
このコラムの失敗は、ズバリ「伝えたいことがしっかりと伝えられていないこと」です。
今までの5回、基本的に 途中で迷走 しています。
僕がこのコラムを書くときは、大体この手順で書いています。
- 書くテーマを決める(仮タイトル付け)
- 全体の構成を考える
- 各章の見出しを書く(起・承・転・結 の4つ)
- 各章で書きたいことを一言で書く
- 各章の内容に沿って内容をふくらませる
- まとめを書く
- 各章のバランスを整える(タイトル決定)
- レイアウトを整える
- 公開時間を予約して投稿
違う表現をすると**「一本芯を通して、枝葉を付けてく作業」**というイメージで居ます。 1~3までは大体、前回のコラムを書き上げた直後ぐらいに、一気に作ります。
時々、前のコラムが書き終わってなくて書いている時もあります。 5のときに好き放題書いていくのですが、ここが脱線・迷走当たり前!
まとめを書いたり、バランスを整えていく過程で、
ゴソっと削ったり、マルっと書き直したりするのは当たり前です。 6~8の作業の目的は「伝えたいことをしっかりと伝える」です。
脱線や迷走している部分を削ったり、ユーモアを足したり削ったり…
レイアウトを整えて、伝えたいことを目立つようにしたり…
全ての中で一番大切な作業で、一番時間が掛かっている作業でもあります。※1
このコラムは「伝える為の文章」ですから、そこに力を入れています。 これが「記録を残す文章」であれば、もう少し楽に書くでしょう。 それだけ力を入れても「しっかり伝えられていない」と感じるのは、僕自身の文章能力の不足です。
時間を掛ければ良い文章にすることができるかもしれません。
ですが、経験として、時間を掛けすぎても、良い文章にはできない事を知っています。 ですから、どこかのタイミングで見切りをつけて、書くことを手放します。
「投稿する」ということですね。
失敗を許容する
自己採点として、100点満点中60点の文章が掛ければOKとしています。 今までの自己採点は、こんな感じです。自己評価では、結構失敗しています。ギリギリ及第点という所です。
どれだけ伝わっているかは、僕には判らないのですが。
もしかしたら、全然伝わっていない、赤点レベルの回もあるのかもしれません。 ですが、それでも良いのだ、と考えています。 何故かというと**「このコラムで絶対やってはいけない失敗」**を定義して、
それ以外の失敗なら、オールオッケーにしているからです。 このコラムで絶対やってはいけない失敗は、
**「毎週木曜日の朝に記事を投稿できない」**です。※2 そして、それを避ける為に、次のことをやっています。
- ネタリストの作成
- コラムスケジュールの作成
[生き様002](https://el.jibun.atmarkit.co.jp/korezama/2019/09/korezam0002.html)で「本来なら7回目ぐらいに~」と書いていたのは、このスケジュールに沿ったものです。 他にも、対策はあるのですが、それを紹介するのは今回の主題から外れますので割愛します。 「伝えたいことが伝えられてない」というのは、このコラムの目的として、重要な問題点です。
それでも、致命的な問題点であるとはしていません。
「続けること」ができるのであれば、「ある程度」までは許容するよう、考えています。 この**「許容できる失敗」**が今回のコラムのポイントになります。
失敗のダメージコントロールとトライできる環境
であれば、そのダメージを最大限小さくする工夫、ということが必要になります。 それが**「許容できる失敗」**を用意することです。 前回も言いましたが**「失敗は、致命傷でなければセーフ」**と考えています。 では致命傷ではない失敗は、どうやって作るのか?
いくつか方法はあるのでしょうが、僕は2つの方法を使っています。 1つ目は、上でお話した「許容できる失敗を定義する」ことです。
2つ目が、「失敗しても良い環境を作る」ことです。 失敗しても良い環境であれば、失敗を恐れずトライする事ができます。
むしろ、失敗したならその失敗のリカバリーまでまで含めて学べばいいのではないでしょうか?
そういう繰り返しで、学習していくのだということも、前回お話したことですね。 よくある例を挙げると、 失敗のマージンを予め取っておく。
失敗しても被害が少なくなるように、保険を掛けておく。
紹介しきれないぐらいの例があります。 それらの中でも究極なものとして**「マイプロジェクト」**を持つことを勧めています。
自分の、自分による、自分だけのプロジェクト、それが「マイプロジェクト」。※4
失敗しても被害を受けるのは自分だけ。そういうプロジェクトを持って、トライする環境にすればいいのです。 他にも「マイプロジェクト」を持つ利点はあるのですが、今回はここまでにします。
マイプロジェクトについては、今後ちょいちょいお話していきたいな、と考えています。
今回のまとめ
- 失敗はしてもいい
- 失敗のダメージコントロールをする
- 許容できる失敗を定義する
- 失敗しても良い環境を作る
- トライできるマイプロジェクトを持つ
※1:4~5までは、調子が良い時なら、通勤中にスマホで書き上げてしまいす。
一番掛かった時で5時間ぐらいでしょうか?
1~3は30分以下です。 ※2:実は、今回は色々トラブルがあって、10/9の夜に、ヒストリアを見ながら書いています。
投稿は10/10になってからになりました。もちろん、予約投稿です。 ※3:既に変わってしまっていますが、まだ出していないネタも多い為、ここでは公開しません。 ※4:いろいろな言い方をする人が居ます。
- マイプロジェクト
- セフルプロジェクト
- 自分の商売(ビジネス)
- マイブランド
どれも指す意味は同じだと考えています。
コメント
ちゃとらん
> 今回の点数は…40点!
そんなことありませんよ。70点は、確保できていると思います。
> 「一本芯を通して、枝葉を付けてく作業」
枝葉で迷走しても芯がぶれていなければ、読み手には伝わっていると思います。
# 誤字脱字は、ご愛敬ということで。
ただ、枝葉で気になるとすれば、
> 001:53点 002:60点 003:80点 004:70点 005:60点
初回の53点で、この3点は、なんなのか?(逆に、マイナス7点が何なのか)が気になります。
「細かいな~ 採点マシーンでも使ってるのか?」 って、ちょっと笑ってしまいました。
エンジニアカウンセラー白栁隆司
> ちゃとらんさん
コメントありがとうございます。
70点と言っていただけると、嬉しいです。
最低限、芯をぶれさせないことで伝えよう、という努力はしているのですが、もっとスッキリした文章でクリティカルに伝えたいな、という欲ですね。
7点の減点は、強調を使いすぎという減点ポイントに、初回だから仕方がないよねボーナスです。
他のコラムも部分点の要素ないか、見直したのですが、残念ながら…
あべっかんさんの薫陶を受けて仕込んだユーモア、という側面もあります。