そのシステム、目の前のユーザーに最適ですか?
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介する。今回は、システム開発における「べき論」への疑問、仮想書斎ハック、そしてクラウドコンピューティングに関する新連載の3本だ。
ユーザーに適しているか、考えていますか?
北海道で働くエンジニア Ahf氏による『地方からの戯言』。システム開発において、世の中にあふれる解説記事やオンラインコミュニティの問答の多くが「べき論」に帰着していることについて、筆者は注意を喚起する。
要件定義はこうするべき。ビジネスプロセスの分析はこうするべき。データベースはこう扱うべき。プログラムはこう組むべき……。本来は「薬」である解説記事が、ときに猛毒となり得る。その薬は万人向けではないからだ。使うユーザーや状況によって応用する必要がある。
もしそのことを忘れ、多くの「べき」をそのまま適用しようとすれば、ユーザーに適さない技術や手法を用いてしまう可能性がある。技術や手法が悪いのではない。使い方が悪いのだ。
仮想書斎を手に入れよう
趣味と「Wife」の両立を目指すエンジニア kwappa氏による『Wife Hacks ~仕事と家族とコミュニティと~』。今回は「仮想書斎」を手に入れる、というお話。
誰しもあこがれる「書斎」。だが、収入や住宅事情から、書斎を持てる人は少ない。ならば、「仮想書斎」を持とうではないか。趣味の開発やゲーム、映画鑑賞、コミュニティ活動などは、仮想書斎でもなんとかなる。
必要なのは「ノートパソコン」「ネット環境」「場所」の3つ。もちろん、「Wife」のhackも忘れずに。仮想書斎にこもるときは「残業している」ことにしよう。
結局「クラウドコンピューティング」ってなんだ?
コンサルタントの野村隆氏による新連載『クラウドコンピューティング日記』がスタート。クラウドコンピューティングについて「肩ひじはらずにマジメに語る」のがテーマだ。
筆者は「これから5~10年後までのIT業界の動向をクラウドコンピューティング抜きに語ることはできない」と語る。一方で、クラウドコンピューティングという言葉の定義があいまいなために、バズワード化し始めていることを指摘する。
まずはこのコラムでクラウドコンピューティングという言葉の定義を行っていくという。
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