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人と組織に関する不都合な諸事情

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少し前に書いた記事。

すべてがアホになる

「Aレベルの人はAレベル以上の人との仕事を欲し、BレベルはCレベル以下との仕事を欲す」

先のコラムでは上記言葉から着想を得て記事を書いた。

最近、以下の言葉を見つけた。先の言葉を、更に身も蓋もなくしたような内容だ。

「一流は、二流、三流に関して興味がない。二流は、一流を神と思っているが、三流を馬鹿にしている。三流は、一流を理解できないし、二流を一流と勘違いしている。
二流は自分保身のために、一流を排除し、三流は二流を信じているので組織は少数の二流と多数の三流に収れんする」

こうして見比べてみると、Aレベルもしくは一流の人というのは、仕事の質やパフォーマンスに価値観を置いているので同等以上の人と仕事をすることを置いており、Bレベルもしくは二流の人というのは、自分も含めたレベルを評価することはできるが保身に価値観を置いている人。Cレベルもしくは三流は、それ以外の烏合の衆ということだろうか。

もしかして、組織が大きくなると二流が一流を排除して三流ばかりのアホ組織になるが、おそらく一流はそんな組織に興味はないので、一流とそれ以上の人であつまり、別の組織をつくる。すると、その中で262の法則が働いて、一流ばかりだった組織に二流、三流ができて、アホ組織になってしまう。なんてことが起こるのかもしれない。組織がアホ化しない、ポジティブフィードバックをかける方法はないのだろか。

そんななかゼークトの組織論が思い出される。委細は省くが以下のような感じ。

有能な怠け者:指揮官にする
有能な働き者:参謀にする
無能な怠け者:兵卒にする
無能な働き者:殺す

この組織論で重要なことは大きく二点あると思われる。一点は適材適所。組織の役割の性質に適正な人はどういう性質かを説明している。もう一点は有害な人の排除。無能な働き者は有害だから排除しろ、と説明している。

これは、組織がアホ化しないためのポジティブフィードバックになるかもしれない。

客観的な適正で組織長が決まるのではなく、二流の保身で組織長が決まる。これでは組織がアホ化するのは当たり前。では、組織にとって有害な、無能は働き者は誰かというと、二流の人なのではないか。この二流という人を排除すること。これがポジティブフィードバックなのではないだろうか。

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