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盆正月が普通の日化していっている

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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

空いた時間に、思い付きで書いているコラムです。今年もどれだけ書けるかは
わかりませんが、できるかぎり投稿はしようと思っておりますので、気長にお
付き合いください。

最近、盆正月を迎えるたびに感じているのですが、昔に比べて盆正月の特別感
がなくなってしまい、普通の日と変わらなくなってきているなと。

数年前までは年末30日に帰省し、31日はお節づくりと大掃除。夜は近所の
魚屋に注文した刺し盛とすき焼き。酒は熱燗、という決まりでした。紅白を見
て年越しそばを食べ、近所の天神さんに初詣。元旦はお節と雑煮とお屠蘇(冷
酒)で、あけおめして、お年玉のやり取り。一休みしたのちに、八幡さんに初
詣して、カミさんの実家に年始の挨拶。これが我が家の年末年始のルーティン
でした。
これが数年前に婆さんがなくなってからは、だんだん親戚一同あつまることも
なり、最近ではコロナの関係もあり帰省もせず、カミさんと二人でダラダラ年
越し。一応お節っぽいのは作るけど、そんなに手をかけたものではなく、大晦
日のすき焼きはないけど、スーパーで買った刺身で一杯。年越しそばは、昼食
にどん兵衛ですませ、初詣は元旦の昼に腹ごなしの散歩をかねて、近所の神社
へ。朝からお屠蘇は飲むものの、普段の休日とそんなに変わるものではありま
せん。

お盆も子供のころは、親戚一同が集まり、盆提灯を出して精進料理を作りお霊
供として仏壇に供え、迎えと見送りの墓参り。その間は肉類は食べない、など
というルールもありましたが、就職してからはなかなか休みが取れず、皆が高
齢化してくるとルールもゆるくなり、最近では盆という感覚自体すっかりなく
なってしまいました。

良いか悪いかはわかりませんが、ふと昔の盆正月は特別感があったなと。やは
り年寄りがいなくなっていくにしたがって、イベントもなくなっていくのでし
ょう。

Comment(2)

コメント

かえるSE

すばらしいコラムですね。
本心で思われていることだからこちらにも伝わってきます。
描かれた昔の年末年始やお盆の情景に心動かされました。

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