九州のベンチャー企業で、システム屋をやっております。「共創」「サービス」「IT」がテーマです。

信用と信頼

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先日、そろそろ運開が近づいてきたお客様と、新旧システムの並行運用
をするか、という打合せをしておりました。
安全性を考慮し、できれば最低一ヶ月は並行運用してほしいシステム側
と、業務負担を考えてできればやりたくない業務側。ついに業務側が、
「新しいシステムを信用しているから、並行運用はやらない」と発言。
返すシステム側の回答が気が利いていた。
「我々を信頼してもらっても、システムを信用してはいけません」

ちょくちょく、社内会議の場で上の方の方から担当案件について、
「順調?」
って聞かれる。この質問は正直困る。順調ってなんだよ?
プロジェクトなのでいろいろと問題は発生する。それを一つ一つ対応し
ながら進めているが、いまのところクリアできていない問題はないが、
それは将来を保証するものではない。
というか、自身の場合、もし順調と報告してきたプロジェクトメンバー
がいたら、逆に疑って実体を調査する。本人に聞くのではない。自分が
現場を見に行くのだ。本当に現状を理解していれば順調など簡単に口に
できないので、本人が実情を把握できていない可能性があるからだ。

そんな状況もあって、自分が順調かと聞かれるととても困ってしまうの
だ。だからモゴモゴと歯切れの悪い返事になってしまう。そうすると、
上の方の方は心配になって、さらによけいなことを聞いてくる。だから
といって、事実を説明しようとすると話がながくなり、上の方の方は退
屈になるのか話を終わらせてしまう。そんなことの繰り返しだ。おそら
く順調ですとういう返事で安心が欲しいだけなのだろう。

これも信用と信頼の問題なのだろう。

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