第480回 唯一無二になるために
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
私はキャリアコンサルタントであり研修トレーナーでもあります。そのため、普段はキャリコンやスーパービジョン、研修を提供するような仕事をさせてもらっています。それ以外にも執筆活動をしたり、その他、色んなことをやらせてもらっています。
こんな私ですが最近自分の仕事について思うことがあり、あることをやっています。今回はこのことについて書きたいと思います。
■「あなたと言えば何ですか?」
先ほども書きましたが、私はキャリアコンサルタントであり研修トレーナーです。だから、「高橋さんと言えば何ですか?」と言われたら、私は「キャリコン、研修、執筆」というワードを思い浮かべますし、私を知っている方からも同じような言葉が聞かれます。
それでは、逆に「『キャリコン、研修、執筆』と言えば?」と訊かれると、私は自信をもって自分だと言えないような気もします。勿論、私自身は自分の提供している「キャリコン、研修、執筆」に自信を持ってやらせてもらっているつもりですが、だからと言って私が一番か?と言われると、そこまでおこがましくはないつもりでいます。。。
また、実際に私の周りの方からも「高橋さん」と言ってもらえる人ばかりではないような気もしています。
私にとって「キャリコン、研修、執筆」は私という人間を表すために必要なワードですが、逆から見るとそうはなりません。それはつまり、「キャリコン、研修、執筆」のどれをとっても私でなければならないということではなく、他の方で代用可能な状態であるということを表しています。残念ながら、これが私の現状だと思っています。
■唯一無二になるために
一方で世の中には「この人でなければ成立しない」という方もおられます。言うならば、唯一無二の存在です。例えば、私の家族から見て私は唯一無二の存在ではあるでしょう。しかし、仕事の視点で捉えた時、私は唯一無二の存在ではないと感じます。仮に私が全ての仕事を止めてしまったとしても、その代わりになる方はいくらでもおられるということです。それはつまり、私は仕事に対して唯一無二の存在ではないということの現れなのだと思います。
それでも仕事が回れば、別に唯一無の存在でなくも良いのかもしれません。実際、現状でもお陰様で仕事は回っています。しかし昨今は変化が激しい時代です。いつ何時自分の役目が変わり、自分の役割がなくなってしまうことだってあるかもしれません。そうならないようにするために、複線的なキャリアを描き、将来起こるリスクに対応しようと考え方もありますし、実際のキャリコンでそのように支援することもあります。
しかし、それ以外に唯一無二の存在になるという方法もあるのではないかと思うのです。
私でなければならない
私でなければ成立しない
こういった状態を作り出すことができれば、それが人々から求められ続ける限り、私は唯一無二の存在であり続けることができます。
そのためには誰もやっておらず、かつ誰からも求められるようなオリジナリティが必要です。しかし、そんなモノは簡単に見つかるはずもなく、それが何なのかはさっぱりわかりません。。。
しかし、それもで一つ確実に言えることがあります。それは、何かをやらないと生まれることは絶対にないということです。
■いま、試行錯誤しています
そのため、今年に入って色々試行錯誤をしています。まだどれも形にはなっていませんが、継続していればそのうち何かしらの結果が出てくると思っています。その結果が良好であれば更に継続していこうと思いますし、結果が思わしくない場合は取り組みを変えたり、止めるなどしながら軌道修正していきたいと思っています。
こういった取り組みの中から、将来、私を唯一無二の存在にしてくれるようなモノが生まれることを願って、今日も楽しみに流れ試行錯誤をしています。。。
コメント
ちゃとらん
いつも楽しく拝読させていただいています。
私にとっては、キャリコンの高橋さんは「唯一無二」です。
他を知らないだけですけど、真っ先に相談させていただきたい方です。
さて、実は以前『日本人が知らぬ超難関「ミネルバ大学」破壊的凄み』という記事を見つけ、高橋さんの『第477回 オンライン研修の方向性』と絡めてコラムを書こうかと思ったのですが、人のコラムに便乗してばかりではマズイと思い、お蔵入りしています。
ただ、先の記事を読んだとき、この先、オンラインの特性を熟知し、今までにない発想で上手に活用することができれば、「オンライン研修」の分野で「唯一無二」の存在になれるのではないかと思いました。
そうなると、高橋さんの要望する機能がZOOMに追加された(研修専用ZOOM)に『produced by TAKAHASHI』のクレジットが付いたりして…
キャリアコンサルタント高橋
ちゃとらんさん
いつもコメントありがとうございます。
何だか恐縮します。。。
このコラムを書こうと思ったきっかけは、「自分の代わりって幾らでもいるよなぁ」という所からスタートしました。そこから、「代わりにならない存在=唯一無二の存在」の必要性を感じ、それを形にしてみたつもりです。
仕事柄、オンライン研修のことは色々調べており、それを研修や講座に活かすようにしていると思います。
ただ、それはハード的な要素が強いため、やろうと思えば誰でも真似することができます。。。
そういった意味で、私の中ではまだまだ唯一無二には程遠い感じがしています。
でも、そこにオンライン特有のコミュニケーションスキルやファシリテーション技法が加わることで何かしらのパッケージができるかもしれませんので、そういった点を煮詰めていこうかなと思いました。
ありがとうございます!
>私にとっては、キャリコンの高橋さんは「唯一無二」です。
>他を知らないだけですけど、真っ先に相談させていただきたい方です。
私などでよければいつでもおっしゃってくださいね♪
>さて、実は以前『日本人が知らぬ超難関「ミネルバ大学」破壊的凄み』という記事を見つけ、高橋さんの『第477回 オンライン研修の方向性』と絡めてコラムを書こうかと思ったのですが、人のコラムに便乗してばかりではマズイと思い、お蔵入りしています。
ぜひ、拝見させていただきたいです。
アップされる日を楽しみにしていますね!