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第473回 最近のオンライン研修事情・その2

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 このコラムではZoomによるオンライン研修の話が時々出てきます。それは私自身がオンライン研修を集合研修と同等以上の効果性を発揮させたいからですが、今回も1つネタを持ってきました。今回はそんなお話です。

■Zoomのビデオ映像

 Zoomを使ったオンライン研修で一番ネックになるのはビデオ映像だと思っています。具体的には講師用PCから表示される講師のビデオ映像のことですが、一般的にこれらはPC内臓カメラか、外付けWebカメラを使うことが大半だと思います。しかし、これらのカメラは解像度や明るさの問題で綺麗に映らないことがあります。少し前のバージョンで「低照度に対して調整」という機能が付き、暗い画像を多少なりとも改善することができるようになりましたが、それでもクリアなビデオ映像を表示するためにはなかなかうまくいかないことがあります。

 私自身、この問題は早くから感じており、外付けWebカメラ、ライト、反射板(レフ版)、光源の設定などをいろいろ試していましたが、効果がある方法は見つかっていませんでした。しかし、最近になって満足のいくビデオ映像を表示することができるようになりました。

■デジカメ+キャプボ

 それは、デジタルビデオカメラ、つまりデジカメを使うことです。そして、これは最先端のデジカメである必要はなく一昔前(10年ほど前)のデジカメでも十分対応可能です。というのも、一昔前のデジカメであっても室内でも十分な明るさの調整が行えるようになっていますし、基本的に固定カメラとして使用するためズーム機能も拘りません。また、対象物も講師であるため、ほとんど動きがなくAF(オートフォーカス)などもそれほど意識をせずとも大丈夫だったりします。

 ただ、このデジカメをZoomで使うためにはキャプチャーボードと呼ばれる機器が必要になります。このキャプチャーボードを通してデジカメをZoomに表示させることでクリアで明るいビデオ映像を表示することができるようになります。これは私個人の感覚ですが、恐らくこの方法が現時点におけるZoomのビデオ映像で一番優れている方法ではないかと思います。

■これからのZoomを使ったオンライン研修について

 以前、過去のコラムでスライドの表示方法として「バーチャル背景としてのPowerPoint」という方法をご紹介しました。私の中では現時点でこの方法がスライドを表示する最良の方法だと思っていますが、それはこの方法がスライドと講師を重ねて表示することができるからです。しかし、現時点でこの機能はマウスでページ送りをしなければならないため、PCから離れて行うことができません。もしこれがクリッカーのような機器を使って対応することができれば、全身が映っている講師の後ろにスライドが表示される形を実現することができます。もし、これが実現されれば、この形がZoomによるオンライン研修の一つの完成形になるのではないかと思っています。

 Zoomは頻繁にアップデートされます。そのため、これから先もっと便利になるかもしれません。Zoomは無償で利用することもできるため、昨今は利用者がとても増えています。研修、ミーティング、会議、打ち合わせ、面談などその用途は多岐に渡ります。そう考えた時、Zoomの効果的な利用方法を押さえておくことは、私たちの仕事やプライベートの生活スタイルをパワーアップさせることに繋がるかもしれません。

 ...ということで、またZoomによるオンライン研修の情報がアップデートされた紹介させていただきますね!

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