ITエンジニアへの5分間キャリア・コンサルティングやってます!

第419回 新しい生活に向かって

»

 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 4/7に新型コロナウイルス(COVID-19)による緊急事態宣言が発令されましたが、5/14、及び5/22に段階的な解除がされました。そして、残りの5都道府県(北海道、東京、千葉、神奈川、埼玉)も5/25に解除される見込みのようです。これにより、すべての都道府県の緊急事態宣言が解除されることになります。既にテレワークから元の仕事に戻られている方もおられれば、5月一杯まではテレワークで6月から元の仕事に戻る方もおられると思います。いずれにせよ、緊急事態宣言全面解除によって緊急事態宣言前の生活に戻る日も近くなってきたと言えるのではないでしょうか。かく言う私もそういった状況にありますが、今だからこそ思うことを書きたいと思います。

■テレワークの期間に考えたこと

 テレワークを開始して、私が最初に行ったことは仕事をするための環境を整えることでした。そうして、日々のスケジュールを決め、このスタイルに馴染むように生活をしてきました。テレワークをやってみて感じたのですが、このスタイルは案外私に合っていたみたいで、直ぐこのスタイルが自然になってきました。ただ、テレワークをやっていると色々と考える時間が増えてきました。その中で多くの時間を充てていたのが、仕事の在り方についてでした。私はこのテレワークという与えられた期間の中で何をしたいのか? この期間に達成したいことが何なのかを考えるようになりました。

 考えた結果、私が成し得たいと思ったことは新しい仕事の仕組みを作ることでした。このテレワークという行動が制限された時期をプラスに考え、この時期に自分にはない新しい仕事の仕組みを作ることで、緊急事態宣言解除の世界で役に立つと考えたからです。

 その後は色んな事にアプローチをしました。そのうちのいくつかは芽が出てきました。その内容はまた機会があるときにでもご紹介したいと思いますが、今後はこれらを育てながら、自分の新しい武器にしていきたいと思っています。

■テレワークの時期に学んだこと

 そして、このテレワークの時期で学んだことがあります。それは、行動を起こすことの大切さでした。結局のところ、私たちが何かを成すためには行動を起こさなければ始まりません。しかし、行動を起こすまでにはいくつかの段階があります。それは最初に決めること、次に覚悟すること、それらが合わさることで初めてやってみる、つまり、行動することができるのだと、私は思います。

 この「決める」こと、「覚悟する」ことは、過去のコラムに書かせていただきましたが、決めるためには根拠、拠り所が必要で、覚悟をするためには信念、信じる気持ちが必要です。それらが合わさるからこそ行動に結びつくのだということが良くわかりました。

■新しい生活に向かって

 ただ、よく考えてみたら、テレワークの時期だからこのような考えができたというのは少しおかしいような気がしました。別にテレワークの時期でなく普段の生活の中でも十分考えることができたように思います。

 しかし、なぜ普段の生活で考えられなかったのか?

 それは、私の頭の中に意識がなかったからだと思います。意識がないのでそもそも行動を起こすことができません。しかし、今回はテレワークという特殊な時期だったからこそ考える時間ができたこと、それが今回の流れに繋がったと思います。

 だとすれば、テレワークという時期が大切なのではなく、常に考える意識を持つことが何より重要なのではないかと思います。いついかなる時でも考える、これができれば新しい生活が始まったとしても、きっと立ち向かっていくことができるような気がしています。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する