日本でいちばんわかりやすいプログラミングのドリル
こんにちは、手塚規雄です。
今回はエンジニアライフのコラムニストである高橋雅明さんの「日本でいちばんわかりやすいプログラミングのドリル」の書評になります。
義務教育にプログラミングは必要なのかな?
昨今では子供にプログラミング教育は必須だと言われている議論されています。私はどちらかというと全員がやるのは反対で、選択科目の一つ程度でいいのではないかと思っている派です。だってプログラミングというか数学が苦手な人にとっては、プログラミングも同じように苦手になって嫌いなりそうな気がしたからです。でも「プログラム」について、軽く知識だけは知ってほしいという気持ちはあります。プログラムがまったくわからない人に説明するのは大変だからです。
そんな悩みというかこうやって解決すればいいのではないか?と思ったのがこの本のコラムの部分です。
一般教養のプログラミング授業向けの本
「プログラム」って結局何なの?という感じでイメージすらつかめないという人も多いです。やはり40代以降が特に多いと思いますが、どの年代でもITに疎い人、機械音痴という人はいます。そんな人達にとってはプログラミングなんてものは異次元な存在で、AIはよくわかないけど、人間から仕事を奪う怖い存在のように思われています。そんな知識ゼロの人たち向けの本というのがわかりました。
本の仕掛けは最高に面白かった
手にとって読み始めてみればわかりますので、書籍で見つけたらまずはペラペラっとめくってみることをオススメします。それだけで面白さがわかります。
個人的にはプログラミング初心者にはコラム部が一番読んでもらいたいところ
本としてはドリルとして反復して説いてもらいたいというものだと思います。こういった基礎知識があってから本格的にプログラミングを学ぶと、つまずく事が少なくなるので、本当にオススメです。
ただコラム部が一番読んでもらいたい部分です。プログラミングによってできる事はなにか?ITを知らない人たちが持っている間違った知識やイメージと本当はどんなものなのかというギャップ埋めるのに良いコラムになっていました。
こうやって優しい言葉、丁寧な説明がやはり一番大事なことだと改めて思いました。
私達エンジニアは説明下手を自覚して、他人の力で解決しよう
システムエンジニアやプログラマーというと、パソコンやプログラミングを教えて、もしくは作ってなど言われることが多いです。でも私たちは説明するのが上手な人があまり多くありません。そんな時にこういう本を利用して、自分たちが教えるのでなく、今あるツールの一つとしてこういう本を活用したほうが相手の理解を進めていくものだと思います。
もちろん自分自身で説明する能力を伸ばすもの大事なことです。
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コメント
キャリアコンサルタント高橋
手塚さん、
こんにちはー。
書評、ありがとうございます!
> 手にとって読み始めてみればわかりますので、書籍で見つけたらまずはペラペラっとめくってみることをオススメします。それだけで面白さがわかります。
正直、この本が出版されるまで、理解されるのかを自問自答していましたが、こういったコメントをいただき、本をつくらせてもらってよかったと思います。苦労も全部吹き飛びました!
> こうやって優しい言葉、丁寧な説明がやはり一番大事なことだと改めて思いました。
ありがとうございます!
最初の企画段階ではコラムを書く予定はなかったのですが、製作過程の中でコラムを書いた方が良いという話になり、急きょ書かせてもらいました。
上手く書けたかどうかは分かりませんでしたが、このような評価をしていただけたのは、エンジニアライフで毎週コラムを書かせていただいたからだと思っております。
やはり、情報を発信することは大切なことなのでしょうね。