エンジニアにとって不都合な真実なのかもしれない
こんにちは、手塚規雄です。
面白い記事を読んだので、それについて個人的な意見を今回のコラムにしました。
不都合な真実?
日本人エンジニアの給料が上がらない理由(http://president.jp/articles/-/24409)
・日本以外ではエンジニアの給料は高い
・日本人の語学苦手が足を引っ張っている
・日本企業に就職したエンジニアスキルが上がらない問題点
この3つをわかりやすく説明しています。私自身、グサっとくる言葉が並んでいたので他人に事は言えません。ただ私は他にもエンジニアにとって不都合な真実は他にもあると思いました。
ITエンジニアは自分が嫌いな分野は見向きもしないことに問題あり
エンジニアだから技術やスキルを気にするのはわかります。でもそれだけになりすぎている気がします。
・エンジニアだからマネージメントはやりたくないし、学びたくない。
・好きなことだけを仕事にしている人や優秀な人が多い。そこを目指したい。
・エンジニアだから自社の経営状況なんか知らなくてもいい。
そんな話はどこでも聞けますが、本当にそれいいのかな?
まず、好きなことだけを仕事にしている人はそれだけぶっ飛んだ能力があります。だから他をサポートしたくなるぐらい魅力があります。普通の人はそれがありませんから、ある程度自力でやる必要があります。その現実が見えていないとまず生きていけません。フリーランサーになるとその現実がよく見えてきます。
次に自社の経営状況を知らなくていいのは本当でしょうか?たしかに経営に関わる必要まではありません。もし自社の経営状況があまり芳しくないと気がついた時、あなたはどうしますか?ここが重要なポイントです。
会社の経営上と自分の給料
冒頭で紹介した記事「日本人エンジニアの給料が上がらない理由」にて、なんで日本の企業はエンジニアの給料が低いのかな?こんな風に疑問に思いませんでしたか?日本企業の慣例だからしょうがないという部分もありますが、私はこんな風に考えています。
「単純に会社が儲かっていないから、エンジニアに支払う給料がない」
今、伸びている企業は若くてもそれなりの給料を支払ってくれます。もちろん、その分相応の能力を問われます。儲かっていない企業は能力が認められていても、支払える給料がないので給料が増えない。簡単な理屈です。
もし、自社の経営状況がヤバイと感じてしまったら、それは泥舟から逃げるチャンスです。そういう人は是非とも転職を勧めます。ホワイトな企業であっても潰れてしまったら、頑張る意味がありません。もちろん社員が頑張って経営を立て直す。そして功労者になって役職も給料もあげようというのも無くはありません。でもそんな英雄に自分がなれると思いますか?なれないのであれば、答えは1つしかないと思います。
逆に自社の経営状況が良ければ、給料が上がるチャンスかもしれません。それでも上がる見込みがなければ、エンジニアの給料はいつになっても上がらない企業なのかもしれません。大企業などは安定しているかもしれませんが、給料も変わりにくいデメリットもあります。
サラリーマンなんて、会社の業績と連動しない!という反論
それもまた事実だと私も思います。じゃあその現状や現実に甘んじますか?私はそれが嫌だったのでフリーランサーになりました。もちろん現実は厳しく、まだまだ自分が思い描く稼ぎには到達できていません。だからこそいろんな努力をしていく必要もあるし、その途中です。少なくとも私自身はサラリーマンよりは性に合っている気がしてきました。
実はちょっと前まではフリーランサーとしてあんまり自信がなくしていた時期もありました。失敗もあれば挫折もしますから、周りが思っているほど平坦な道を進んでいるわけでもありません。ちょっと諦めが悪い、ひねくれたエンジニアなだけです。
「事実を知ること」とその上で「どんな選択をする」のかが大事
このような現実を知った上でどうしようと思いましたか?その選択は自由だし、他人がどうこう口出しすることでもありません。「給料上がらない!」「収入が増えない!」「こんなんじゃ生活できない!!」そんな愚痴はリアルでもSNSでもいろんなところで言われています。その対策は
1:まずは事実を改めて理解すること、認識すること
2:その対策は何か考えること、知ること、教えてもらう
3:その上で、どんな選択をして行動するのか?
この3つだけです。でも全部揃わないと対策ができていないことと同じ。そして3つだけなのに結構大変。特に今までと何かを変えなければならないのが本当に大変。それでもその対策をした人だけが得たい結果を得られるのも一つの現実ですね。
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