元底辺エンジニアが語る、エンジニアとしての生き様、そしてこれからの生き方

生き様160. プロダクトマネージャー需要が増えている件について

»

眼精披露が改善している、という話

以前のコラム「眼精疲労が酷い」という話をしました。
その回のコラムで紹介した「ロートV5粒」を愛飲しています。
このサプリ、飲んでいて結構改善されている感じがあります。

しかしながら、完全にスッキリ良くなる、という所までは行きません。
その辺りは、あくまでもサプリ、ということですね。
これ以上は、スマホやらパソコンを遠ざける生活をする必要がありそうです。

症状が強く出ることがなくなって、一日酷いカスミがなく過ごせる。
これだけでも十分な効果がある、と感じています。
体質や症状により合う・合わないがあります。
なので、万人に効果がある訳ではありません。
ですが、眼精疲労でお困りなら試してみる価値はあるのでは?という印象です。


プロダクトマネージャー(PdM)需要、増加中

世間に流れる案件の情報は定期的にチェックしています。
その中で、最近プロダクトマネージャーの案件が増えている、と感じています。
聞き慣れた「プロジェクトマネージャー(PM)」とは異なります。

稀に勘違いされる方がいらっしゃいますね。
凄く雑なそれぞれの違いを説明すると

プロジェクトマネージャーは、「プロジェクトの完遂」に責任を追います。
効率的かつ効果的にリソースを使用して、プロジェクトの成功を目指すわけです。
ですから、人員の配置や仕事の割り振りなど進行が主な仕事になります。
ビジネスについての検討もしますが、開発側としての立ち振舞が中心になります。

対してプロダクトマネージャーは、「製品(プロダクト)」に対する責任を追います。
成果物である製品が実装にどう使われるのかを想定し方針を決めたり、
製品の品質の水準について大きな判断をします。
開発側というよりは、ビジネス側の立場となる立ち振舞が多いでしょう。


プロダクトマネージャーが増えている理由

プロダクトマネージャーは、まだまだ新しい概念です。
近年需要が高まっている理由のひとつには、DDDやアジャイル開発があるでしょう。
製品の品質を上げるために、品質に責任を持つ人が開発チームに関わっていく。
それについての効果が認められ、広がってきているということでしょう。

プロダクトへ責任を強く意識して、そこを管理する必要が広まっている。
このことについては、とても好意的に捉えています。
プログラマの勝手な現場判断や、余計な横槍を入れるイッチョカミが減るのです。
もっと広まれ!

その一方で誤解がされたまま広がっているのではないか?という印象があります。

PM、PMOに続く新たな「プロジェクト内の便利屋」ポジションになっていそうです。
その理由の1つが、「外部からPdMを募集している」という点です。

もちろん、PdMは新しい役割です。そのノウハウがチーム内に無いのは当然です。
IT業界の常套手段として「チーム内にない技術は外部から募る」ものです。
外部の有識者や知見を取り入れて、ゆくゆくは内製化。
よく見られる光景ですし、この方法は良い方法だと考えています。

ですが、製品の品質に関する責任を外部の人間に任せて、本当に良いのでしょうか?
製品の方向性や実際の使われ方を外部の人間に任せる。
白栁はこのことに気持ち悪さを感じてしまいます。
非エンジニアで良いので、製品が使われる現場に近い人に入って欲しいものです。


PdMを外部から招聘するメリット

ここまで外部PdMを批判的に書いていますが、メリットも感じています。
その1つは「社内政治の影響度」です。

人が活動している以上、政治的な動きから隔離することはできません。
しかし、内部の生え抜きと、一時的に外部から招聘された人間では影響度が違います。
当然、外部からの人間の方が社内政治からの影響を遠ざけることができるでしょう。
もちろん、これは社内の耐性やPdM本人の気質にも関係します。

他のメリットは、現在の人事への影響です。
現場に近い所で仕事をしている人をPdMに配置すれば、既存の仕事に影響がでます。
既存の仕事の全部ないし一部を他人に任せて、PdMとして活動するからです。

PdMを外部や新規採用したメンバーに任せ、既存メンバーはそのサポートに努めます。
1人でPdMとするのではなく、PdMとしての役割を持つチームを作るイメージです。
ただし、メインのPdMとなるメンバーが製品や現場を学習するコストが掛かります。
結局は「どの形を選択するか」というだけの話なのです。


リモート開発体制とPdMの役割増加

今後、ますますPdMの役割は重要になっていくでしょう。
その要因の1つとして白栁が考えるのが「リモートによる開発体制」です。

今まではオフィスに集まっていた為、席が物理的に近く、常に状況を把握したり、必要なコミュニケーションを取ろうと思えば、簡単に取れる状態でした。
距離があるといっても、大体同じ建物内か、内線で連絡が取れる状態だったでしょう。

それが、リモートワークが中心になると、そうもいきません。
毎日、どんなに細かく情報を把握しようと努めても、うまくいきません。
やはり、直接顔を合わせたり、雰囲気から感じられる情報は大きいのです。

そうすると、どうしても生まれるのが勝手な判断です。
「ここまでなら自己判断していいか」「ここ曖昧だから仮で実装しよう」
こんな判断をしたことは、システム開発に係わる人なら多くあるでしょう。

同じオフィスにいれば、ついでのタイミングで確認することもできます。
雑談から仕様の話や、困っている部分の話になることも合ったでしょう。
逆に、顔色や雰囲気がおかしいことを察して声が掛かることもあります。

リモートワークではこの方法が取りづらいわけです。
その時、製品仕様や現場での想定を考える窓口を一本化する効果が得られます。
人員やプロジェクト進行の開発側に関する窓口はPM。
製品仕様や品質、ビジネス側に関する窓口はPdM。
訊くべきところの明確化と役割分担ができるわけです。


今後のPdMに期待!

プロダクトマネージャーは、今後どんどん伸びてくる役割でしょう。
ビジネス側のポジションですので、エンジニアが入る可能性は低いです。
もし入ることがあれば、ビジネスと開発の間の窓口という役割が強くなるでしょう。

外注に頼るのもどうか?という話をしましたが、そもそもPMも外注する業界です。
もっと柔軟に捉えて、認めていっても良いのかもしれません。

製品の品質を上げる為に、PdMが負う役割と効果はとても大きいと考えます。
日本のIT業界にPdMが定着して、発展していくことを期待しています。

最後に、ここでお話したPM・PdMの経験を白栁は一切持ちません。
偉そうに語っていますが、大体が妄想です。
「こんな時にPM/PdMが居てくれたら…」的な所に端を発します。
その為、実際のPM・PdMの活動とは異なる部分があることをご承知下さい。

以上!

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する