生き様147. 週休3日より先にするべきこと
続・スーツの話
白栁のスーツは、セミオーダーのものを利用しています。
2年前のコロナ禍直前に仕立てて、初年度は直撃の結果、袖を通す事がなく。
昨年1年チラッと袖を通す機会がありました。
今年も、1~2回袖を通しただけで終了になりそうです。
理由は、パツパツ過ぎるから。
主なパツパツ箇所が、太腿ですので、単純に太ったわけでは……ないと……多分…。
この大きな体型変化にも柔軟に対応できる、着物って素敵だなぁ!(現実逃避
週休3日制導入企業が増えてきた?
記事の準備をしていた24日に、こんなニュースが飛び込んできました。
週休3日制 給与維持して週32時間試行 インターリンク(労働新聞社)
度々、「週休3日制を企業が導入」というニュースを耳にします。
企業によりその取組は様々です。
このインターリンクの様に、給与水準は変えずに、週の労働時間を減らすという事例。
給与水準も、労働時間に合わせて変化(減少)するという事例。
労働日数は減少するが、週の労働時間は変化しない、という謎事例。
今後、週休3日制を導入する企業は増えていくかもしれません。
しかし、インターリンクの様な事例は、さほど増えないでしょう。
あくまでも個人的な見解ですが。
一日の労働時間=上限
これは、このコラムを読む多くの人が、実際に働いている時間でしょう。
そして、労働基準法に記載された「労働の上限時間」でもあります。
つまり、私たちは普段から、上限いっぱいまで働かされているのです。
多くの人は当たり前と感じるかもしれません。
ですが、私達が利用する道具に例えて考えてみましょう。
パソコンやスマホのCPUは、常に100%の性能を利用しているでしょうか?
車を常にエンジン全開で走らせるでしょうか?
常に100%の乗車率の電車・バス・タクシーがあるでしょうか?
しかし、マンガ喫茶やカラオケは、部屋を借りた上限一杯までいるでしょう。
「その例えはどうなのか?」という指摘は当然です。
僕自身、論理のこじつけ行っていると感じています。
ですが、法定労働時間の上限まで働くのが当たり前というのもおかしくありませんか?
休暇よりも、1日の労働時間を短く
労働の8時間というのは、1日の1/3です。
しかし、休憩に+1時間、通勤に+2時間(往復)掛かると想定します。
これだけで11時間。つまり、1日のおよそ半分です。
仕事に関連する時間に、多くの時間が締められてしまっています。
これでは、仕事の時間以外がありません。
「余暇を充実させる」が目的ならば、週休3日よりも1日の労働時間を減らすべきです。
学校や役所も、もっと短い時間を基準に動けば良いのに、と考えます。
長い時間を開く必要があるなら、工場のように交代しても良いのです。
また、人間の集中力は、それほど長く続きません。
緊張している労働時間が長ければ、集中できない時間も増えます。
集中できなければ、作業効率は下がりますし、事故も起きやすくなります。
1日の労働時間を短くすることは、合理的なのです。
そして、増えた余暇時間で勉強したり趣味に打ち込んだり副業したり家族と過ごしたり。
仕事以外の時間の使い方で、人生を豊かにすることができるはずです。
案外、少子化対策にもなるかもしれません。
週休3日より、1日6時間労働
そんな世界が当たり前にならないものでしょうか。
以上!
コメント
おたみ
>週休3日より、1日6時間労働
そこを目指すなら、まずは「時間外労働の完全違法化」から始めた方がいいかもしれませんね...
ちゃとらん
> 週休3日より、1日6時間労働
なかなか、難しい問題で、個人的には、週休3日の方が良いと感じています。
先の試算でいうと、
8時間 × 4日 (週休3日) = 32時間
6時間 × 5日 (週休2日) = 30時間
で、給料は同じとすれば、週休2日で時短(6時間)のほうが、時給は上がります。
所が、
> 休憩に+1時間、通勤に+2時間(往復) を加味します。
(8時間+3時間) × 4日 (週休3日) = 44時間
(6時間+3時間) × 5日 (週休2日) = 45時間
となり、拘束時間は増えるため、自由時間は減ります。
# 通勤時間で読書とかもできますが、自由ではなく行動は制限されています。
あくまで個人のスタイルに依存するので、どちらが良いというより、どちらでも選べる・・・サラリーマンでも働き方を自由に選べる方が、好みです。
エンジニアカウンセラー白栁隆司
> おたみ さん
コメントありがとうございます。
既に、「1日8時間、1週間40時間の労働は違法」となっています。
おたみさんのおっしゃることは、36協定の破棄ということなのだと理解しています。
ですが、それでも抜け穴は沢山あるでしょう。
事業所外裁量労働制度や、変形労働時間制度の厳格な適用をするべきなのでは?と考えています。
おたみ
>36協定の破棄
別の表現をすればそうなると思います。
”例外” が認められるか否かで ”抜け道” の意味合いも変わってくるのでは?と考えています。
エンジニアカウンセラー白栁隆司
To:ちゃとらん さん
なるほど。確かに拘束時間で考えると、週休3日の方が優位ですね!
最終的にはそうですよね。
サラリーマンも、自分の意志で自分の働き方が選べる時代が来ることが、一番良いのでしょう。
ホワイトカラーでは導入が可能そうなのですが…。
エンジニアカウンセラー白栁隆司
To:おたみさん
労働者の労働時間に対して、一切の”例外”が認められない日が来たら……。
その時は「名ばかり経営者」として役職付きが量産されたり、全て「フリーランスに外注」する世界が見えます。
結局、安価に他人の労働力を巻き上げようとする経営者が滅びない限り、変わらないのでしょうね。
本来、労働者の権利の保護を目的すとする労働組合も今では……(遠い目
おたみ
名前欄が空白になっていたことに気づかなかったようです、失礼しました。
>その時は「名ばかり経営者」として役職付きが量産されたり、全て「フリーランスに外注」する世界が見えます。
現状でも多く見られるケースですので、例外廃止との因果関係は薄そうに思います。
こちらをどう防ぐかは労働時間の長短とは別に考えた方がよさそうです。
>結局、安価に他人の労働力を巻き上げようとする経営者が滅びない限り、変わらないのでしょうね。
人間の「欲」がなくならない限り、そういった経営者も滅びないでしょうから非常に難しい命題だとは思います。
エンジニアカウンセラー白栁隆司
To:おたみさん
お名前の件、承知致しました。
過去投稿の該当箇所を修正させて頂きました。
結局、どこを塞いでも「欲」がある限り、穴を見つけ出してしまうのでしょうね。
であれば、どの穴を開けておくのがマシか?という話になりそうです。