元底辺エンジニアが語る、エンジニアとしての生き様、そしてこれからの生き方

生き様049. どうしてこうなるニッポン!~一方的な雇用契約編~

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7月の電気代が倍!

リモートワーク期間中は、電気代が増えることを覚悟していたのですが…。
いきなり倍ってのはビックリしました。

いつも夏は「冷房使わない生活」をしています。
流石の酷暑で、どうしてもダメな日は1~2日間冷房のお世話になってるんですが、
普段は扇風機だけで、冬でも厚着で頑張ってます。

ですが、今年はというか。日中のお仕事時間帯は。
日中の暑さでは仕事をする気が起きず。
また、夜半はPCの熱暴走対策にと、24時間冷房つけっぱなしに。

その結果が、電気代、倍

その昔、夏の電気料金で悲鳴を上げていた両親の気持ちが、
今頃になって少しだけわかりました。

元々、PCを24時間つけっぱなしにしているので、電気代高めだったんですケドネー。


契約の話をしよう

今回のコラムのネタは、コメントからヒントを頂きました。
ありがとうございます。
ネタなんて、幾らあってもいいですからね!
早速使っていきたいと思います。

ということで、今回は「労働契約」についての話をしようと思います。
契約は大事ですからね。


/人◕ ‿‿ ◕人\ さぁ、僕と契約してエンジニアになってよ

これを読んでいる方は、色々な働き方をしていると思います。
正社員の方、派遣社員の方、アルバイトの方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、僕のようにフリーランスで働いている方もいらっしゃると思います。

そして、全ての人が何らかの契約をしていると思います。
契約してない?それはちょっと色々と考え直したほうがいいですね。

話を戻しましょう。
皆さんがしている、お仕事の契約。多くの人が雇用契約書だと思います。

さて、その内容は読んでいますか?
契約書に書いてある、していいこと、してはいけないこと、知ってますか?

そして、契約内容は守っていますか?
守られていますか?


自分の契約を知る

世間の人は、余り雇用契約を意識せずに仕事をされている様です(白栁調べ)
ちなみに、雇用契約と同じくらい意識されていないのが、社則です。
特に就業規則の部分ですね。
僕は、ある会社に在籍していた4年間、1度も就業規則を目にしたことがありません。

今はフリーランスの立場ですから、バイトや社員として働いていた頃より、
契約や規則には敏感になっています。
極稀に「就業規則に準じる」と書かれた契約を結ぶ場合もありますので、
その時は、必要な就業規則を照会させて貰うこともあります。

法律を破って逮捕された場合、「その法律を知らなかった」では済まされない様に、
雇用契約や就業規則に違反して、ペナルティを課せられても、文句は言えなくなります。

今からでも遅く有りません。
明日と言わず今すぐに、雇用契約書を見直してみましょう。
ついでに、就業規則も確認してみましょう。
就業規則は、いつでも社員が見れる場所になければいけないのですが…
(ヒント:リモートワーク)


契約は変わる?変えられる!

就業規則の話は置いておきます。
これだけで、コラム2~3本は書けそうな気がしますが。

雇用契約書の内容は、これからも働き続ける限り変わらないものなのでしょうか?
答えは、『NO』です。

アルバイトや派遣社員等有期契約労働者は、その契約期間の更新の度に、
新しく雇用契約書を交わします。
正社員の様な無期契約労働者でも、雇用契約書が変更されることはあります

例えば、雇用の制度が変わったときとかです。
これは僕が実際に経験していますが、年俸が変わったことで労働契約を更新しています。
ですが、育児や介護等で労働可能な状態が変わったときとかにも、ありそうですね。

また、退職時には「雇用契約が無効になった」もしくは「終了した」となります。
これもある意味、雇用契約の変更でしょう。

多くの場合、雇用契約には労働に関する大まかなことしか書いておらず、
給与等の細かい条件は、就業規則に記載されている場合が多いです。

そうすると、雇用契約を更新するタイミングというのは、余り無いように思えます。
ですが、契約というのは双方が合意の上で結ぶものです。
多くの契約書は、その中に契約途中での変更に関して、記載があるはずです。

ということは、労働契約は変えられるということです。


雇用契約を変える難しさ(でも変わる)

だからといって、会社に「雇用契約を変えて下さい」と言って「はいOKです」とはなりません。
きっと「他の社員との兼ね合い」だとか「前例が云々」とか言われて、却下されるでしょう。

しかしこれはおかしな話です。
契約というのは「ワタシとアナタの約束」です。
雇用契約であれば「ワタシ(労働者)とアナタ(企業)の約束」です。
そこに他の人は関係あるでしょうか?

でも、会社からは「全体を変更するから雇用契約を変えさせてくれ」と来るわけです。
なんだか、とても一方的で、不公平に感じるのは、僕だけでしょうか?


もっと契約は自由でいい

日本社会では、契約は全般的に「一度結んだら変えられない」と感じます。
フィクションなんかでも「契約結んだんだから、守らなきゃダメだろ」的な詰め方を見ます。
ですが、実際には契約は双方の合意に基づくものです。

一方が契約の継続が困難であり、契約を続行する意思が双方にあるのであれば、
契約の変更という手段を取ることができます。
もう少し、柔軟に対応できるはずのものです。

また、雇用契約においては、雇用者側の立場が強くなる傾向がありますので
雇用者側に対する制約が、労働契約に関連する法律で定められています。

ですが、労働者側にはその縛りはありません。
もっと、それぞれの都合に合わせて、柔軟に雇用契約を変更できる様になったらいいな、と考えています。


本日のまとめ

  • 雇用契約は双方の同意で結ばれるもの
  • 会社だけが一方的に変更できるものではない
  • とはいえ、労働者側の希望で変更されるのは難しい
  • もっと自由に契約できたらいいのに

雇用契約は「労働者を企業が守る」という契約でもあります。
決して、無いほうがいい、とは考えていません。
お互い、契約に対してフェアであるべきだ、と言いたいのです。

以上!




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