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生き様025. 傾聴でファシリーテーションを考える

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今回はイベントレポート的なもの

先日、『ファシリテーターのための傾聴ワークショップ』に参加してきました。

傾聴をエンジニアに広めたい!という野望を持つ僕にとって、見過ごすことはできないイベントです。※1

運命か偶然か神のいたずらか。
当日は参加者が僕一名。マンツーマンレッスンとなってしまいました。

その為、座学オンリーですが傾聴を利用したファシリーテーションについて深く知ることができました。
また、お互いの傾聴に対する姿勢の違いについて整理し、補い合った結果、お互いに様々な発見がありました。
今回は僕が得られた、その発見の幾つかをご紹介させて頂きます。

尚、この記事は上記イベント主催の gaoryu さん(@gaoryu)の許可を頂いて執筆しております。


傾聴でファシリーテーション?

僕の知ってる傾聴は、受動的なものです。
その辺りは過去の記事に纏めている為、今回は詳しく説明しません。
また、基本的に1対1のコミュニケーションの為のものだと捉えています。

一方で、ボードゲームが大好きな僕は、ボードゲームからファシリーテーションも学んでいます。
こちらは、別の機会にお話しようと思いますので、今回は説明しません。
その経験から、ファシリーテーションとは能動的なものである、と捉えています。
また、ファシリーテーションは多体多の、会議や議論のような場で使われるものだと捉えています。

【受動的な傾聴】【能動的なファシリーテーション】と、どう組み合うのでしょうか?
僕は、この疑問を持って、ワークショップに参加を申し込みました。

残念ながら、ここでその内容を詳しくお話する事は、できません。
何故なら、gaoryuさんのイベントの価値を下げてしまう為です。
唯一、傾聴が関わる部分として【場の把握・分析に手法を利用する】という事が分かった、という事がお伝えできます。
その前後にある事柄や、どう利用するのかは、是非 gaoryuさんのワークショップを受講してみて下さい。


明らかになった傾聴性の違い

gaoryuさんから、ファシリーテーションの説明を受けた時、僕の使用している傾聴の技術とちょっと違うな、と感じました。
なので、僕の学んできた傾聴のお話をさせて頂いた後、お互いの傾聴について、意見を交えました。

その中で、gaoryuさんは「コーチング」の側から傾聴を学んだそうです。
その為、「相手に考えてもらう切っ掛けを導き出す」事に強い傾聴の使い方だな、と感じました。

一方僕は、「キャリアカウンセリング」の側から傾聴を学びました。
その為、「相手の心の奥に隠れた何かに気付いて貰う」事を重視して傾聴を使っています。

もちろん、お互い必要であれば、どちらの使い方もしますしするでしょう。
しかし、傾聴に求めるものが違うことで、傾聴のどの面を重視するか変わる、というのは僕にとって新しい学びでした。


いろんな傾聴があっていい

エンジニアライフには、キャリアカウンセリングの大先輩である高橋さんがコラムを書いていらっしゃいます。※2
傾聴に関しては、一日どころではない長がある高橋さんに、多大なリスペクトを持っています。
それと同時に、「高橋さんに否定されたらどうしよう?」という不安も抱えていました。ワリと。マジで。

ですが、この体験を通して

「僕は僕の信じる、そして広めたい、傾聴の形を、自信を持って伝えればいいんだ」

と気付かされました。

gaoryuさんと僕の学んだ傾聴は、全てが一致していませんでした。
これから学んでみたいと考えている、産業カウンセラーの講座で学ぶ傾聴も、ちょっと違うものだと聞いています。

どれが正解の傾聴なのか、僕には判りません。
そもそも、正解の傾聴なんてあるのでしょうか?
それが言えるのは、カール・ロジャーズだけかもしれません。※3
我々は、彼が残した言葉を元に、自身の体験を沿わせて理解したつもりになっているだけなのでしょうから。


今回のまとめ

  • ファシリーテーションに傾聴は使える!
  • 目的に応じて、色々な傾聴の使われ方があっていい。絶対はない。
  • VBAへの態度も、それぞれでいい。
  • コミュニケーションの為の傾聴講座、作ります!


ファシリーテーションの学びへの誘い

今回紹介したイベントの主催である gaoryuさんが、試験的にオンラインでのファシリーテーション勉強会を企画されているそうです。
既に定員間近となっている様ですが、オンライン開催ですからさらなる増員もあるかもしれません。
補欠繰り上がりも有り得ます。
ご興味の在る方は、参加してみると良いのではないでしょうか?




※1:過去に数回開催されているのは、華麗に見過ごしていた事に気付いてはいけない
※2:そもそも僕はキャリアカウンセラーではない。目指しているが、資格を取る条件すら満たしてないのだから…
※3:カール・ロジャーズ…すごくざっくり言うと、カウンセリング手法として傾聴を体系化したすごい人(語彙力)




おしらせ&おねがい

この場を借りて散々告知させて頂いた、2020年2月24日(月・祝)の『Object-Oriented Rejected Conference 2020 [非公式]』は、新型コロナウィルスの影響で中止となりました。
ご来場の予定を立てて下さっていた方々には申し訳有りません。
ご自身の健康、そしてウィルスキャリアとなり拡散しない事を重視し、うがい手洗いの徹底をお願い致します。
一瞬だけ、医療従事者であった者からのお願いです。


Comment(2)

コメント

キャリアコンサルタント高橋

こんにちはー。


実はgaoryuさんは同じ時期にコーチングを学んだ同士なんです(笑
もう既に15年以上前の話なので既にお会いしなくなって久しいですが、昔はよく交流をさせてもらっていた記憶があります。
お互い違う方向に進んでしまい疎遠になってしまっていましたが、白柳さんのコラムでご活躍されていたことをわかり嬉しく思っております。


傾聴は「これが正解!」という姿はないと、私は思っております。
いろんな方がそこにアプローチされ、ご自身なりの形を確立されておられます。勿論、私もそこを目指そうとしている一人です。
ですのでロジャーズが正解だとか、私が正解だとか、そういう話でもないと思います。


傾聴には流派がありますので、学ばれる上でその流派の技術やスキルを習得する必要はありますが、実践される上で白柳さんの傾聴を作り上げていかれることが何より大切なのではないかと思います。
ですので、ご自身の進まれる道に自信を持ってくださいね。
そして、たくさんの方の傾聴のスタイルをご覧いただくことも有益なことなのではないかと思います。


もし機会があれば私の傾聴もご覧くださいね(笑

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