@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

「年下のリーダーって微妙だよ」といわれたら

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。

  • 第1話:リーダーはメンバーの状況を理解しよう(下)
  • ばーちゃんの百科事典
  • 日本に帰国して思ったこと。その2

リーダーはメンバーの話を親身になって聞こう

 (株)エムズ・ネット・スクエア講師4人組氏によるリーダー小説『新任リーダー明日香のマネージャへの道』。「リーダーはメンバーの状況を理解しよう」、上下編が完結した。

 新米リーダーの明日香は、メンバーの仕事内容を把握するため、個人面談を行った。面談はとどこおりなく進んだが、ベテランメンバーと話をした際に、明日香は「年下のリーダーって、微妙だよ。何となく気持ちがよくない」といわれてしまう。

 明日香はとまどいを覚えたが、とにかく話を聞いた。最後に、ベテランメンバーは「親身に話を聞いてくれてありがとう」といってくれた。

 「リーダーは、メンバーと話をする際はできる限りメンバーに話してもらい、聞き役に回るべし」。ベテランメンバーとの対話を通して、明日香はリーダーとしての心構えを学んだ。

「分からないことがあったら自分で調べる」ばーちゃんの百科事典

 フリーエンジニアのはがねのつるぎ氏による「フリーなスキル」。勉強する楽しみを教えてくれた「ばーちゃんの百科事典」の思い出。

 はがねのつるぎ氏が幼少のころ、祖母が「これからの時代は勉強だ」と、百科事典を買ってくれたという。百科事典に書いてあることが面白くて、はがね氏は何度も事典をめくった。だが、百科事典は子ども向けの内容だった。年を取るにつれ、百科事典を読まなくなった。

 大人になったとき、再び「ばーちゃんの百科事典」との出合いがあった。インターネットに接続し、検索エンジンで単語を調べたときである。

 「分からないことがあったら、自分で調べる」ということを、「ばーちゃんの百科事典」は教えてくれた。はがね氏は、いまもその習慣を大切にしている。

日本に帰国したときの「カルチャーショック」

 シンガポールで働くエンジニア 山本保男氏による『アジアのソフトウェア開発現場にて』。山本氏は、日本に帰国した際に受けた「カルチャーショック」について、2回にわたって紹介している。

 山本氏が驚いたのが、「日本の顧客第一主義」。シンガポールでの店員の対応に比べると、日本人の対応はとても丁寧だったという。「日本の顧客第一主義は世界一だ」と、山本氏は語る。

 一方、「丁寧すぎる」と感じることもあるという。たとえば、カフェでの接客。1つひとつの動作のたびに復唱したり「ありがとうございました!」といったりすることは、確かに丁寧かもしれない。だが、海外生活が長い山本氏は「少しうるさい」と感じたようだ。

 日本にいると当たり前と思うことでも、海外経験を経ると、また違った風に見えることがある。山本氏は、いろいろな国の事情をふまえながら、「海外と比較したときに分かる日本の特徴」について紹介している。

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