@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

海外で働くとき、生かせるスキル、生かせないスキル

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。今週末に開催されるソフトウェアテストのワークショップ「WACATE」に参加予定の2人のコラムも合わせて紹介する。

  • 海外IT企業で働くのに必要なものって何?(2)
  • そしてサービス工学へ
  • テストど素人、WACATEに参加する(3):「参考書籍購入」
  • WACATE女子部の活動日記

日本でも海外でも、エンジニアに求められるスキルはそれほど変わらない

 海外での勤務経験を持つエンジニア 鹿島和郎氏による『海外でも通用するエンジニアになる』。今回は日本人ITエンジニアが海外で働くときに生かせるスキルについて。

 鹿島氏は、「日本で通用するために必要な能力の大半は、海外で通用するエンジニアになるためにも必要ではないか」と語る。具体的には、

  • 技術力
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考能力
  • 業務知識

などが挙げられる。それぞれ、そのまま生かせる部分と、日本と海外とでは勝手が異なる部分について解説している。

 日本だろうと海外だろうと、ITエンジニアがやる仕事は基本的にはそれほど違わない、というのが鹿島氏の主張だ。「興味のある人は、どんどん海外で働いてみてほしい」という。

「サービス」とは何か

 九州で働くエンジニアの山無駄氏による『Innovation “D”』。今回は「サービス工学」という分野についての紹介だ。

 山無駄氏によると、サービスに関する工学的な研究は1992年に東京大学で始まったという。その後、1993年にIBMがサービスサイエンス研究部門を設立。2004年にIBM CEOのサミュエル・J・パルミサーノ氏が報告した通称「パルミサーノ報告」で「サービスサイエンス」が提唱されたあたりから、サービスに関する研究が注目されるようになったそうだ。

 サービスとは何かを定義し、どう評価・改善していくかを工学的に研究するサービス工学の考え方が、山無駄氏の経験したある巨大プロジェクトの成功要因を分析する上で有用だという。

ソフトウェアテスト・ワークショップ「WACATE」に向けて

 今週末、ソフトウェアテストのワークショップ「WACATE 2010 夏」が開催される。エンジニアライフからは、あずK氏と第3バイオリン氏が参加するそうだ。

 ※ちなみに、第3バイオリン氏は昨年の「WACATE 2009 冬」にも参加しており、詳細なレポートを公開している(その1その2その3その4)。

 初参加のあずK氏は、業務でソフトウェアテストに携わっているわけではない。そこで、参考書を読んで予習に励んでいるという。

 一方、第3バイオリン氏はワークショップ参加者のためのSNSに作られている「女子部」コミュニティについて紹介している。オフ会やチャットを通じて、女性エンジニア同士で交流を深めているそうだ。IT系の勉強会やイベントは男性が多い傾向にある。こうしたコミュニティを通じて、女性エンジニアの積極的な参加が期待できそうだ。

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 ・キャリアパスの責任――企業責任か自己責任か?
 ・楽天「社内会議の英語化」への意見をまとめてみた
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 ☆2010年4月の「おすすめエンジニアライフ」
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