鳥型エンジニアと魚型エンジニア
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムを紹介する。あなたのエンジニアとしての成長に役立つ内容であれば幸いだ。
「渡り鳥」のテストエンジニア
テストエンジニアとして働く第3バイオリン氏による『オブリガート ~感謝されるテストエンジニアになる~』。オフィスを渡り歩く鳥型エンジニアの日常を語る。
テストエンジニアは、定期的にチームを移籍して複数のプロジェクトに関わるため、オフィス内での引っ越しが多い。第3バイオリン氏は、評価部署に異動してからすでに3回ほど部署内の引っ越しを経験しているという。
度重なる引っ越しがあっても、「荷物の整理ができて気分転換になる」と、第3バイオリン氏はポジティブにとらえているようだ。「求められたらいつでもどこにでも行けるように、荷物はコンパクトに、頭にはスキルをぎっしり詰めた」テストエンジニアは、オフィスを軽やかにめぐる渡り鳥のようである。
「回遊魚」と呼ばれたエンジニアの群れ
生涯現役プログラマを志すひでみ氏よる『プログラマで、生きている』。こちらは、常駐先で「魚」に例えられたエンジニアの日常について。
「常駐先オフィスでのデスマーチは辛い。どんなに余裕がなくても、行儀よくしていなければならない」。ひでみ氏は常駐先での経験についてこう語る。あるプロジェクトで訪れたオフィスでは、エンジニアの作業スペースとマシンがオフィスの対角線上に位置していた。お客さんの仕事場を突っ切ることはできず、エンジニアはオフィスの周囲をぐるぐると回るはめになったという。
ノートパソコン、仕様書とプリンタ用紙を抱えてオフィスをめぐるエンジニアは、常駐先の女性たちから「回遊魚の群れ」に例えられた。それだけならばいいのだが、疲れきってソファに寝転がる「市場のマグロ」のような姿もばっちりと見られていたという。気を使いすぎて、気力がぷっつりと途切れてしまったようだ。
フリーエンジニアに転じた理由
フリーエンジニアのビガー氏よる『真の顧客満足を目指して』。「真の顧客満足とは何か」を模索しながらフリーエンジニアの日々を語る新コラムだ。
ビガー氏は、SIerでエンジニアリング、ファームでコンサルを経験して、2007年からフリーエンジニアとして活動している。フリーエンジニアになった理由として、ビガー氏は「意図した仕事が選べる」「有益な技術が学べる」「適正な収入が得られる」の3点を挙げる。
フリーに転じると、高スキルを持つ人と仕事をするチャンスが増えて、高度な技術を学ぶことができるという。一方でリスクとも常に隣り合わせであるから、「自分なりの信念が重要だ」とビガー氏は語った。
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【過去の「おすすめエンジニアライフ」】
・「技術者は社長になってもうまくいかない」
・オフィスを聖域にする
・VB6を使い続けてもかまわない
・プログラマなんかで終わりたいんだ
・笑って感情をコントロールする
★2009年5月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年4月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年3月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年2月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年1月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2008年12月の「おすすめエンジニアライフ」
★2008年11月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2008年10月の「おすすめエンジニアライフ」
★2008年9月の「おすすめエンジニアライフ」