第665回 刃を研ぐことの大切さ
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
最近、結構身体にガタが来ているような感じになります。やっぱり歳を取ったなぁと思う一方、何とかしなきゃという想いもあります。そこで今回は自分の身体のことをから刃を研ぐことについて考えてみました。
■身体にガタが来ている気がします
冒頭お話ししたように、ここ1年でだいぶ身体のあちこちが悪くなってきたように思います。身体の幾つかの場所はいつも痛みがありますし、視力も落ちてきているのかモノが見づらくなってきました。また、消化も悪くなってきているのか胃がもたれることも増えています。更には疲れもなかなか抜けない身体になっています。こうやって書くと何だか相当身体が悪くなっているような感じに見えますよね(汗)
それじゃ、身体のために何かやっているのかと言われると別段そういうこともなく、特別何か運動をしている訳でもなければ食生活に気を遣っていることもなく、相変わらず仕事第一で生活リズムも一定じゃない毎日を送っています。。。
明らかに良くないと思うのですが、もうこういう生活を10年以上も続けているので今も惰性で続けてしまっています。
こんな生活を長く続けていれば身体が良くなることは絶対になく悪くなる一方ですよね。
■刃を研ぐこと
そんな時に考えてしまうのははやっぱり刃を研ぐことです。この言葉は7つの習慣の「第7の習慣」を表しています。過去のコラムでも説明していますので一部引用します。
ノコギリ(道具が)第1~第6の習慣であるならば、ノコギリ(道具)の「刃」は何でしょうか? 7つの習慣ではそれを4つの側面で表しています。
肉体 運動、栄養、休息など
知性 読書、学習、勉強など
精神 貢献、ミッションステートメントの見直しなど
情緒 信頼残高を高める行為などこの4つの側面をバランスよく高めていくことが、私たちにとっての「刃」を研ぐことになります。
要するに、私たち自身が効果的に活動するために、私たち自身を「刃」と見立て、それを日々磨いていこうという習慣です。この「刃」というのはこの例えから来ています。
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ある森の中で一生懸命にノコギリで木を切ろうとしている木こりがいた。しかし、きこりの持つノコギリの刃は錆びついており、なかなか切れない。そんな中、一人の男がその木こりを見てこういった。
「ノコギリの刃を研いだらどうですか?そうすれば、もっと早く木が切れると思いますよ」
しかし、木こりはこういった。
「ただでさえ木が切れなくて忙しいのに、刃を研ぐ時間なんてある訳ないだろ」
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今の私はこの木こりのようだと感じていました。身体はクタクタに疲れているのにその身体を労わることなく次の仕事をこなそうとしていました。それは切れない刃で木を切っているようなモノです。。。これでは効果性は高まりませんよね。
この時のコラムでは自分の効果性を高めるために自分自身をメンテナンスすることの必要性を書きました。特に精神をメンテナンスすることに意識を向けていました。以下、引用いたします。
それでは、今の私ができる「刃を研ぐ」ことは何だろうと考えてみました。今の状態はとにかく疲れが溜まっており、できるならば何もしたくない状況です。そんな状況なので、体を動かしたり、何かを考えたりするような行動はできない(というかやりたくない)です。なので、今回は「精神」に着目してみました。
4つの側面の「精神」は私たちの精神的側面を磨くことです。精神的側面を磨くというのは心の感受性を高めることだと私は思っていますので、その形は人それぞれ違います。先ほどの例では何かに貢献したり、自分自身のミッションステートメントを見直すことを紹介していますが、それ以外にも感動する文学、小説、マンガ、アニメなどを見たりすることもそうですし、自分の心を豊かにする音楽を聴くこともそうです。
今も同じような状況ではあるのですが、今の状況は効果性を高めるというより、下がりまくっている効果性を元の状態に戻したいって感じです。また、今の状況は明らかに肉体のメンテナンスが必要な感じです。では、何をするべきか? 思うことをあげてみました。
- 毎日規則正しい生活を送る(十分な睡眠を取る)
- 適度な食事を心がける(暴飲暴食を避ける)
- 少しの時間でも構わないので身体を動かすことを心がける
- 身体のケア(マッサージやストレッチなど)を丁寧に行う
ざっとこんな感じでしょうか。改めて見返してみると別に厳しい運動を課してる訳でもなく、ただ当たり前の生活を送るだけのことをな感じがしますね。そうした当たり前の生活を送らないようになってしまったから身体にガタが見てしまったのだと思います。
だとすれば、もう一度当たり前の生活を送れるように習慣づければ多少なりとも元の身体がに戻ってくれるかもしれません。これも立派な刃を研ぐことだと思っています。
私も無理ができない年齢になってきていますので、当たり前の生活を送れるようにして肉体のパフォーマンスを取り戻していくことを意識した生活を送っていこうと思います。
皆さんもご自身の身体のケアは忘れないようにしてくださいね!