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第512回 Windows11にアップデートしてみた

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 前回のコラムでPCの修理をしていた旨のお話をさせてもらいましたが、その後、なんと中2日で戻ってきました。。。当初は2~3週間かかると言われていたので、その速さがかなり予想外でした。前々から考えていたことでしたが、せっかくPCが修理されて早く戻ってきたので、このタイミングでWindows11にアップデートすることにしました。

 そこから約2週間ほどWindows11を使い込んでみたんですが、今回はその感想を書きたいと思います。

■Windows11に変えて良かったと感じたこと

 毎度のことですが、Windowsのメジャーアップデートで真っ先に気になるのはUIの使い勝手です。今回のWindows10から11へのアップデートでは比較的UIは継承されているようで、それほど違和感はありませんでした。それでもデフォルトでWindowsスタートアイコンがタスクバー中央に表示されているのは違和感があったので、Windows10の時と同じように左端表示に変更しています。

 UI周りについて良かったと感じた所としては、

  • スタートメニューがシンプルになった
  • 仮想デスクトップ
  • タスクバーのWifi、音声、バッテリー、Bluetoothあたりのアイコンが統一された

辺りです。

 スタートメニューがシンプルになったのはWindows11の大きな変更点の1つだと思いますが、私はWindows10のスタートメニューのタイル構造があまり好きではなかったので、このくらいシンプルの方が使いやすいと感じました。

 仮想デスクトップはノートPCのように画面の表示領域が限定されるケースでは重宝しています。私はパワポで資料を作る場合、Chromeで情報を検索したり、PDFファイルを開くなど複数のアプリを同時に立ち上げて作業をすることが多いので、どうしても画面領域が小さいノートPCだと作業効率が落ちていました。そこで仮想デスクトップを複数用意し、各デスクトップにアプリを立ち上げておくことで使い勝手が格段に良くなりました(各デスクトップには[Windows]+[Ctrl]+[矢印]キーで移動できます)。

 アイコンの統一について、Windows10ではタスクバーのアイコンが複数表示され、その中から動かしたい機能のアイコンをクリックする動きでしたが、これだとアイコンをいちいち探さなければならない面倒臭さがありました。それがWindows11ではWifi、音声、バッテリー、Bluetoothなど比較的よく使うアイコンをまとめておくことができるようになったので、使い勝手が良くなったように感じました。

 UI周り以外ではあまり感じることはありませんが、少し動作が早くなったような気がします。私のノートPCのスペックは過去のコラムでも書きましたが、

  • CPU:第8世代 Core i7(8565U)
  • モニタ:13.3インチ(4K対応なので、解像度は3840×2160)
  • RAM:16GB
  • 外部記憶装置:512GB SSD
  • バッテリー持続時間:約21時間
  • 外部端子:USB type-C×3(うち1つはThunderbolt 3対応)、MicroSDカードスロット、イヤホンジャック
  • 重さ:約1.2kg

こんな感じです。今から約2年半ほど前に買いましたが、今でも現役でバリバリ動いてくれています。Windows10の時もそれほど動作の遅れを感じませんでしたが、Windows11になって気持ちキビキビ動いてくれているような感じがします。特にPC起動時とChromeの動作はほぼノンストレスになっているような気がしています。

 他には「Windows11にするかどうかを考えてなくてよくなった」こともあると思います。良い悪いは別として、Windows10の時分は結構頻繁にWindows11へのアップデートを促す通知が来ていましたが、それがなくなり気にしなくても良くなったのは、気持ちの面で楽になりましたね。

■Windows11に変えて悪かったと感じたこと

 正直、ここはほとんどありません。Windows11に変えて動かなくなったアプリはありませんし、動作で問題になることは今の所ありません。ただ、1つ気になるのはIMEの挙動がおかしくなる時があります。具体的にはキーボードの入力が正しく行えないことが何度か起こりました。これはWindows11のIMEに問題があるようで設定を変えることで直るのですが、最初はちょっと戸惑いました。

 後、UI関連では起動したアプリはタスクバーのアイコンの下にバーが表示されるのですが、これがアクティブでない場合は少しわかりづらいです。アプリを立ち上げ、他のアプリに切り替えた後、元のアプリに切り替えようとした時、そのアプリがどこにあるかを探してしまうことがありました。これはちょっと面倒だと思いました。

 他にも右クリックで表示されるメニューなども少し変わったので少し戸惑いがあります。ただこの辺は慣れだと思うので、その内気にならなくなると思います。

■Windows11に期待したいこと

 個人的にはAndroidアプリが動かせるようになったことに期待しています。今回、Windows11に変えた一番の理由はこれと言っても過言ではありません。現状はまだ正式リリースはされていないようですが、これが実現されるとエミュレーターなどを使わずとも正式にWindowsがAndroidアプリをサポートすることになるので、かなり使い勝手も向上すると思います。

 ただ、アプリの入手先がGoogle PlayからではなくAmazonアプリストアなので利用できるアプリの制限はありますが、それでもできることは増えてくると思っています。

■総括として

 今回のアップデートは自分的にはやって良かったと思います。実際アップデートによるストレスがほとんどありませんし、Androidアプリを動かせるようになるなど、これからに期待できることもあります。こうしたアップデートによってPCが最新の状態に保たれるのはありがたいことです。

 もし、今後Windows11にアップデートされる予定の方は、良かったら参考にしてみてくださいね!

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