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第439回 副業ができたら何をしますか?

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 先日、みずほFGが週休3~4日制の導入というニュースが発表されました。

みずほFG 週休3~4日制導入へ 新型コロナで働き方見直し(2020/10/6)

 また、みずほFBはこれより1週間ほど前に従業員3000人を対象に常に在宅勤務にする方針を発表されていました。

従業員3000人、常に在宅勤務 みずほFGなど4社の本社対象(2020/9/28)

 みずほFBは昨年メガバンクでは初めて副業を容認したことで話題になりました(みずほFGが副業解禁 メガバンクで初めて容認)。みずほFBの内情はさておき、これもWithコロナ時代の働き方なのかなぁと思ってみていました。

 副業についてはこれまでよく話題に上ることはありましたが、実現に対しての動きは鈍かったように思います。しかし、Withコロナの時代になり、今回のみずほFGのように一気に副業許可に舵を取る企業は今後も増えてくるかもしれません。そうなると、私たちの働き方に副業という選択肢が生まれてくる世の中になるのかなと思いました。そこで、今回は副業について考えてみました。

■副業について考える

 そういえば、過去に副業についてのコラムを書いたことがありました。

第193回 副業について考える

 今から4年ほど前のコラムなので、今と状況は違いますが、このコラムでは副業によってお金を入手する意味を以下のように書きました。

  • 家計収入を増やすため
  • やりたいことをやるため

 家計収入を増やすことについてはこのように書きました。

サラリーマンの収入だけでは家計を支えていくことが難しいことがあります。また、ボーナスや退職金などが支払われない会社は世の中にまだまだたくさんあります。このような会社で働いている人は当然老後のことを考えなければなりません。これらのことから、副業によって家計収入を増やそうという考え方は世の中に根強くあるように思います。

 また、やりたいことをやることについてはこのように書きました。

やりたいことだけで生活するには収入が低すぎるので、副業によってそれを補うという考え方です。この考え方はキャリアづくりにおいて一つのヒントになります。例えば、目指そうとするキャリアでは収入が低く、生計が立てていくことができない場合、1つの仕事だけしかできないと考えてしまうと、どうしてもそのキャリアに到達しづらくなります。しかし、収入だけがネックになるのであれば、収入を別の方法を補てんすることでカバーするという考え方もできるわけで、その解決策の1つが副業になります。

 そして、このコラムでは「副業というのはキャリア実現の可能性を高める場合があります」と結論付けています。

 この考え自体は今もその通りだと思っています。

■今、副業できるとしたら何をしますか?

 それでは、もし仮に今あなたが所属する会社で副業を認めたとしたら、あなたは何をしますか?

 恐らく副業の目的に応じて仕事の内容を決めていくと思います。それでは、仕事を決めた後、どうやってその仕事に就きますか?

 一般的に考えれば、別の会社との間で雇用契約を結んで仕事をする、自分で仕事を立ち上げる、この二択ではないでしょうか。副業をされるということは、現状は会社との間で雇用契約を結ばれている状態だと思われます。

 そのため、もし別の会社との間で雇用契約を結んで仕事をすると、複数の会社との雇用契約を結んで仕事をするということになります。一方、自分で仕事を立ち上げるということは、これまで会社の一員として働いてきた働き方から、自分の身一つで働いていくという新しい働き方が加わるということになります。どちらの働き方もメリット、デメリットはありますし、いろいろな捉え方、考え方があると思います。

 こういったことを考えながら自分なりの副業のスタイルを探していくことが、その人にとってのキャリアになるのではないかと思います。そして、こういう働き方が当たり前になる時代はもうそこまで来ているのかもしれませんね。

Comment(3)

コメント

htf

会社が副業を許可しても、査定が下がるんじゃないかと邪推して、副業しなさそう……

おたみ

「同業種の副業は禁止」なんて、但し書きが付く場合もありそうですね。

キャリアコンサルタント高橋

httf様


コメント、ありがとうございます。
副業によって査定が下がるということは、会社は副業に対して否定的である前提があるからかなと思います。


確かに、これまでの社会は副業禁止の風土が根強かったですし、副業は愛社精神に反する行動のようにも見えますので、そういったお考えになるのも理解できます。


ただ、もし、今後時代が変わり社員個人がいろんな仕事を掛け持ちして生計を立てることが当たり前になるような世の中が来たとしたら、そういったことも考えなくて良くなるかもしれませんね。
そんな未来が来ればいいなぁと思っています。。。


おたみ様


コメント、ありがとうございます。
おっしゃるように、副業が解禁されたとしても、やはり制約の出る仕事は出てくるかなと思います。
働き手から考えると、同業種こそ副業がしやすい仕事だと思うのですが、流石にそこは難しいかもしれませんね。。。

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