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第416回 仕事の仕組みをつくろう

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 新型コロナウィルスの影響は依然続いており、緊急事態宣言が延期になりそうな状況です。そのような中でGWに突入しましたが、「STAY HOME」の掛け声の下、行動の制限、自粛が求められている日々が続いています。それでも、日々報告される感染者数の数字を見ればその成果が出てきているように感じています。道はまだ半ばかもしれませんが、私たちの行動がこの状況を解決することに繋がると信じたいと思っています。

 さて、私自身もテレワークを初めて3週間が経ちました。すっかりこの生活にも慣れて、テレワーク自体が普段の生活の一部として馴染んできたように思います。そのため、この状況を苦に思うこともない毎日を過ごしているのですが、何となくこの状況が勿体ないと思うようになってきました。そこで、この状況を活かすことについて考えてみました。

■テレワークの利点

 テレワークを続けてきて感じたことですが、あまり普段の仕事のスタイルとの違いがなくなってきているように思います。まぁ、テレワークになったからと言って別に仕事の量が減るわけでもなく、仕事をどこでやっているかだけの違いなので、当たり前と言えば当たり前のことなのかもしれません。

 ただ、それでもテレワークの利点はあるような気がします。それは、普段の生活に比べ、使える時間が増えていることです。

 勿論、仕事をしている時間自体は普段であろうがテレワークであろうが変わりません。しかし、基本的にテレワーク時は外出することがないので、単純に職場への移動の時間がなくなります。また、出かけるまでの準備諸々の時間も凡そ不要になります。更に言えば、私の場合、昼食を取る時間もそれほど長くはかかりません。こういったことから、普段の仕事のスタイルよりも1日に使える時間の余裕が増えているように思うのです。時間にすれば、有に3~4時間程度は使える時間が増えているのではないでしょうか。

 こういった時間を捻出することができるのはテレワークの大きな利点だと思います。この時間を使って余暇を楽しむのも良し、自分を高めるための時間に使っても良いでしょう。もしくは、家族のための時間に使うのもアリだと思います。こういった時間があることで、私のテレワークはとても充実してきているように感じています。

■仕事の仕組みをつくる

 私はキャリアコンサルタントなので、こういった時間では今後の自分のキャリアづくりに充てたいと思っています。今、一番やりたいと思っていることは、私の将来にプラスになることを今からやっておきたいと思っています。私は企業の社長さんや個人事業主の方と会話する機会があるのですが、こういった方々は往々にして、「仕事の仕組み」をつくっておられます。仕事の仕組みとは「ビジネスモデル」といい換えることができます。これは利益云々の話というよりも、その人にしかできない仕組みを持つことで、その人の価値を高めていることを表しています。

 例えば、プログラミングの知識があれば、Zoomを使ったプログラミング言語の勉強会を開いてみる。それはその人にしかできないことであり、これが「仕事の仕組み」です。

 こういったことを無償でやってみることで、人にモノを教えることを学んだり、集客のノウハウが得られるでしょう。無償ですので利益にはなりませんし、失敗も多く経験するかもしれません。しかし、こういった経験を積むことで、その仕組みはより強固になり、その人のキャリアを形づくる土台になっていきます。こういったことを、今のこの時期にやっておこうということです。

 仕事の仕組みさえできてしまえば、後はその仕事が軌道に乗ればそればビジネスとして捉えることもできるようになってきます。規模が大きくなれば人を雇って対応することも考えらるでしょう。それは、もはやその人にとって、新たなキャリアに成り得るといっても決して過言ではありません。

■結局は「覚悟」を決めて「やってみること」

 そのためには過去のコラムでも書かせてもらいましたが、やってみるという「覚悟」を持ち、実際に「やってみること」、この2つが必要だと思います。

 今の状況はいつまでも続きません。いつか、このテレワークで仕事をする状態は終わります。そうした時に、次の一歩を踏み出すためにも、今の時期にどれだけ仕事の仕組みをつくっているかが、これからのキャリアを語る上で重要なキーワードになってくるように思います。

 私も今新しい仕組みを作るために色々と準備をしています。次の一歩を踏み出すためにも、この状況を前向きに捉えて行動していきたいと思います。

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