第413回 テレワークで心掛けたい３つのこと
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
去る4/7に緊急事態宣言が発令され、翌4/8から不要不急の外出、密閉、密集、密接といったいわゆる「三密」を避けるような行動が求められるようになりました。こういった状況を受け、テレワークに踏み切る企業も増えてきました。そんな中、私も在宅で仕事をするように切り替えることになりました。期間は分かりませんが、とりあえず緊急事態宣言が解除されるまではこの状況を続けるのかなと思っております。
私は家で仕事をすることが結構あるのですが、これまではどちらかと言えば家の空いてるスペースにノートPCを置いて仕事をするようなスタンスでした。しかし、テレワークとなり在宅で１日中家で仕事をするとなると、こうも行かなくなります。そこで、一念発起、テレワークに対して真正面に取り組むことにしました。そのような中で感じた「テレワークで心掛けたいこと」について今回は書きます。
■テレワークで心掛けたいこと１～環境と整える～
元々、私の家には書斎があるのですが、普段から出張続きの生活を送っていたせいか、ここが完全に物置小屋と化していました。そこで、まずは書斎を片付けて仕事ができるように徹底的に掃除、片づけをすることにしました。その結果、100冊以上の本を捨てることになりましたが、無事書斎としての体を取り戻すことができました。。。
テレワークで仕事をする以上、片手間な場所で仕事をしていると生産性も上がりづらいのではないかと思います。そう考えると、ちゃんとした仕事場所を確保すること、仕事をするための環境を整えることは最低限必要なことではないかと思っています。
■テレワークで心掛けたいこと２～大きな石を置く～
次に私が考えたのは大きな石を置くことでした。大きな石は過去のコラムで何度か出ていますが、７つの習慣の第３の習慣「最優先事項を優先する」で出てくる比喩表現です。詳しくはこちらをご覧いただければと思いますが、重要度が高く、緊急度が低い事柄を大きな石と呼んでいます。今やらなければいけないということではないけれど、それはとても重要な事柄で、具体的には自己の成長、健康管理、将来への投資などが該当します。
この大きな石をテレワークの時期に入れ込んでしまうのです。そうすることで普段はやりたくても忙しくて手が付けられなかった重要な事柄も、こういった時期だからこそ取り組むことができると考えました。それは、私自身にとってとても大切で効果性の高い活動になるのではないかと思っています。
■テレワークで心掛けたいこと３～意志を持つ～
そして、何より大切なことは、普段の生活とは違うこの時期を乗り切る意志を持つことだと思います。普段と違う日常であるが故に不安に苛まれることがあるかもしれません。しかし、この時期を乗り越えた後の成長した自分の姿をイメージすることで、この時期を乗り越えるためのモチベーションになります。この状態はいつまでも続きません。いつから必ず終わりが来ます。その時に自分がどうあるべきか？ どうありたいか？ それを考えることで何か一歩を踏み出すことができるかもしれません。その一歩が私を変えるきっかけになると考えました。
これからの自分自身を大きく変えるかもしれないこの時期を乗り切るための意志を持つこと、これがテレワークで心掛けたい３つめにして最も大切な事ではないかと思っています。
■自分の天気を持とう！
７つの習慣の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士がこんな言葉を残されています。
他人の行動が私達を傷付けるのではない。それに対してどう反応するかが私達を傷付けるのである。
この言葉は過去のコラムでも紹介させてもらいましたが、私の好きな言葉なので再掲させていただきました。この言葉は私なり以下のように解釈しています。
「私たちが感じる喜怒哀楽の感情は、私たちに起きた出来事に対して、私たち自身がそのように感じたいから感じている」
この私たちが感じている様を「自分の天気」と呼んでいます。この言葉は正に今を生きる私たちのためにある言葉だと思います。この時期を乗り越えるために、私は自分の天気を持ち、主体的に行動したいと思っています。