第404回 ネタがない時のコラムの書き方
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
久しぶりにネタがありません。。。たまにこんな事があるのですが、私の場合、大抵そんな時は何も考えずに手だけを動かしていると何となく文字が生まれてきて、気づいたら形になっている事が多いです。そこで、今回はちょっと実験的に、ネタがない時にどういう思考で私がコラムを作っているかを追ってみたいと思います。
■ネタがない時の思考の流れを追ってみた
私の場合、ネタがない時はとにかく何も考えずに文字だけを書くようにしています。この時、気を付けているのは以下の点です。
・文章にならなくても良いので、とにかく書きなぐる
・書いたことは消さない
今回、私の中で勝手に思いついたのはこんな言葉です。
・ネタがない
・こういう時どうしてたっけ?
・まぁ、とりあえず書いてみたらよいか
・昨日の出来事で何かなかったかな?
・そういえば、最近忙しいなぁ
・新幹線で仕事する時って何を思ってるかな
・最近、都市ごとにマスクをつけてる人の割合が気になる...
次にこうやって出てきた言葉をじっくり見直します。そうして、これらの言葉からイメージされることを書き出していきます。
・ネタがない時にネタを出す流れってネタにならん?
・昨日の出来事を思い出すことっていいことじゃない?
・忙しいと感じることができることって、人生にとって良いことだと思う
・新幹線で仕事するって、カフェとかで仕事している人とスタイルが似てない?
・マスクをするしないってどういう思考から来てるんだろう?
ざっとこんな感じですね。これがコラムのネタの土台になります。そうしたら後は私がコラムを作る時の流れに則り、ストーリーを組み上げます。この辺の話は過去のコラムに書いていますので、興味のある方はご覧ください。
つまり、先ほどの土台に対して、伝えたいこと(オチ)を付け加え、コラムの骨組みに仕上げます。
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ネタがない時にネタを出す流れってネタにならん?
(オチ)人間はあらかじめロジックを作り込んでおくと、いざという時に対応しやすくなるのではないか? そして、それはその人の可能性を高めることに繋がるのではないだろうか? -
昨日の出来事を思い出すことっていいことじゃない?
(オチ)私たちは普段の生活に追われ、その日を振り返ることをしていない。しかし、その日を振り返ることで、私たちは自分の人生をブラッシュアップできるのではないか? -
忙しいと感じる事ができることって、人生にとって良いことだと思う
(オチ)人生にとって大切なことは感じる事だと思う。忙しいと感じる事、楽しいと感じる事、怒りを感じる事...、ひょっとしたら私たちはこういった「感じる」という感度を下げて生活していないだろうか? 私たちには「感じる」という感度を高める生活が必要なのかもしれない -
新幹線で仕事するって、カフェとかで仕事している人とスタイルが似てない?
(オチ)私は自分の生活スタイルの中がすべてだと思いがち。しかし、一歩自分の生活スタイルから外に出てみることで、今まで見えなかった世界が見えてくることがある。それはその人にとって新しい可能性を引きただすことに繋がるのかもしれない -
マスクをするしないってどういう思考から来てるんだろう?
(オチ)人は自分は大丈夫という意識が少なからずないだろうか? その考え方の根っこは「面倒くさい」ような気がする。面倒くさいことをしたくないから「自分は大丈夫」だと納得付けしようとしているのなら、それはとても誤った選択しているような気がする
こんな感じです。
後はこの骨組みにストーリーを肉付けすることで、コラムを書き上げていきます。
■所詮は「慣れ」です
ネタがないと言いつつも5つほどはネタ出しができました。ちなみに、ここまで約15分程度で書き上げています。ですので、ここから肉付けをしたとしても推敲まで1時間はかからないです。
ひょっとしたら、「こんな書き方できるかー! 」と思われた方がおられるかもしれません。しかし、これも所詮は「慣れ」です。流石に400回も毎週コラムを書いていれば、否が応でも身に着きます。こういった文章が書ける力というのは筆力とも呼びますが、こういった筆力は本を執筆するような時に大いに役立ちました。
文章が書けることでビジネスにプラスになる事はたくさんあります。もし、なかなか文章が書けないとお悩みの方は、良かったら参考にしてみてくださいね♪