ハイジは小悪魔
2008年11月28日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。「ハイジは小悪魔」と語る営業担当(女子)ですが、実は彼女自身も小悪魔系。
■□■
こんにちは。営業担当の寛司です。
最近めっきり寒くなり、気が付けば、2008年が終わろうとしています。皆さん、冬の休日はどのように過ごされていますか?
寒い日は、暖かい部屋で映画やアニメを鑑賞する過ごし方が一番ですね。某レンタルショップで半額セールをやっているので、シリーズもののアニメをまとめて見るには格好のチャンスです。
先週末、(わたしなりの)素敵な休日を実現するために、胸を躍らせながら渋谷の某レンタルショップへ向かいました。しかし、現実はそう甘くなかった……! 見たいと思っていたアニメは、わたしをいじめるかのように最初の1~3巻がほとんど借りられていたのです。唯一残されていた、カウボーイビバップをまた1から見直すか、宮崎駿の映画を見るか……。究極の選択に悩みに悩んだ末、結局レジに向かうわたしの手には「アルプスの少女ハイジ」の1~4巻が握られていました。
14年ぶりに観る「アルプスの少女ハイジ」。あのころはハイジと自分を重ね合わせ、アルプスの清々しい空気を吸った気分になっていましたが、悲しいかな、いまやその感覚は生まれません。ハイジを取り巻く人達ばかりに、興味を引かれてしまうのです。
ペーターがやけに可愛く見えたり、ひどい人だと思っていたデーテおばさんの気持ちに共感できたり、頑固者のアルムおんじには、彼なりの深い思想があるのだと理解できたり……。
何より、ハイジの無邪気さは、ペーターだけではなく、ヤギたちからも嫉妬される小悪魔的要素をはらんでいることに気付きました!
昔の自分では絶対気付かなかったことに気付いてしまい、「大人になってしまったんだなぁ」と寂しくなる一方で、経験を重ねたことで、さまざまな角度から物事を見ることができるようになったのだと、アルプスの少女ハイジを通して自分の成長を感じました。
これからは、一度見た映画や、感動した小説、そして自分の日記など……、過去に触れたものをもう一度振り返り、以前とは違う楽しみ方をし、自分の成長を感じたいと思います。
(ITインダストリー事業部 営業統括部 寛司絢子)
コメント
マヤ
邪気がなく、周りに次々と化学反応を起こしていく目の離せない小悪魔ガール。宮崎アニメのヒロインの共通項、その原点はハイジにあったのですね。
高校生の頃、寮で隣同士だった寛司さんがこうして元気にご活躍されてるようで、大変嬉しく思います。発見した時は感激しました。
これからも体に気をつけて、寛司さんらしく邁進していってくださいね!