エンジニアが頑固と言われる理由
こんにちは、手塚規雄です。
「エンジニアって頑固な職人気質な人が多いよね。」そんな言葉を言われることがけっこうあります。それはもちろん、私自身も他業種の方にはよく言われます。さて、なんでそんなイメージがついていると思いますか?
変なところにこだわるエンジニア VS 無知すぎる発注者
私たちエンジニアはよくある話しですが、話し相手のITに関する知識が低すぎて困ることがよくあります。でも逆の視点に立つとけっこうエンジニアもかなり変なこだわりを持っているように見えてしまっています。例えば
・仕様について物凄く細かく聞いてくるわりには、作ってくるシステムは気が利かない
→ ユーザーが気まぐれ過ぎる
・実際には起こらないどうでもいい事に気にしている
→ 実際は起こらないどころか普通に起こり得ること
・ちょっとした修正をお願いすると、聞いてくれないし、出来ない理由も言わない
→ 何回も繰り返し言われているのですでにウンザリしている。もしくは難しい。
・こだわりか何かわからないけど、できないと言ったらテコでも動いてくれない
→ コンピュータは万能だと思いこんでいる
・身内以外に対して話しかけんなオーラが強すぎる
→ 心許せる相手ではない
こう書きあげると酷いガンコオヤジにしか思えなくなってきました。もちろん、その理由は私達にはカンタンに想像できても、言っている人にはまったくわからないのが現実です。こんなふうにエンジニアに対する印象だけ表に出すと、エンジニアは扱いにくいと言われてしまっても仕方のないことかもしれません。
相手から歩み寄ってもらうより、歩み寄ろう
こちらから歩み寄っても全然ダメだったという意見も多数きそうですし、私も経験があります。それでもこちらから歩み寄って少しずつ理解者を増やすのは大事な事です。
なぜなら初めから私たちには味方がいません。一番理解しているのは私たちエンジニアで他の人たちにとってはわからないことばかり。だからシステムのことはわかってくれません。そして、先にあげたイメージから相手から歩み寄ってきてくれるのは相当な変人でしょう。
そうなると、こちらから歩み寄って、ちょっとずつ理解してもらい理解者を増やしていくしかありません。エンジニアに聞きたいけど聞きにくい、怒られそう、バカにされそうなど思っている人も大勢います。だからこそ、まずは少しでも歩み寄って相互理解するのは大事なことです。
理解されたいなら相手のことを理解してあげる。これがコミュニケーションの基本なのですが、どうもエンジニアはこの基本を知らないし出来ていません。私も教えられて知りました。今、知ったのでこれからちょっとずつ直していきましょう。
ギャップを活かせるチャンスでもある
不良が良い事をするとギャップにより好イメージに転換するという話がよくありますが、これを使えば相手との距離を縮めるのもできます。ただでさえエンジニアは頑固者が多いと思われているので、そうではないところを見せれば案外人と理解し合う一歩目はカンタンだと思います。
イメージを覆す行動は恥ずかしい?
自分が思われているイメージを壊すことを恥ずかしいと思いますか?私はけっこう恥ずかしいほうです。だれかにそれを指摘されて冷やかされると割と大ダメージを受けてしまいます。どちらかというとコラムでコメント欄が炎上のほうがダメージは少ないです(面と向かって直接のコミュニケーションではないのもありますけど)
それでも一回そのネタで冷やかされた後は、次からは相手もネタがないのでそれ以上には冷やかしたりイジってはきません。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というヤツで、最初だけは抵抗感がありますが、自分自身も変わった状態に慣れてくるので、1週間もすれば何も感じなくなるでしょう。
自分のキャラじゃないな、と思ってもチャレンジするのは大事なことです。ただ絶対に嫌な事をチャレンジしても大丈夫かもしれませんが、嫌いな行動はストレスが貯まるので絶対に嫌なことならチャレンジしないほうがいいです。こちらは割と最近の失敗談の1つでもあります。本当に嫌いなら克服する必要なんてないです。
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