元底辺エンジニアが語る、エンジニアとしての生き様、そしてこれからの生き方

生き様197. インボイスについて考えること

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隔週更新にはしない!という強い気持ちで……

やはり生活リズムというのは大きいようです。
今は生活リズムが普段とは違っています。
その中で、いろいろな活動が十分にできてない感じがあります。

本当は動画更新も再開したいのですけれどね。
その為の体力・気力がありません。
悔しいです。

その代わり、このコラムは毎週更新していこう!
と強く気持ちを新たにしたのでした。

こういう近況を少し書かないと、本文に入れないという習慣です。
このコラムの「らしさ」とお付き合いください。


税の話

2023年10月から始まる「インボイス制度」です。
最近のネットでは、反対の声を強く耳にします。

それはそうですね。
コロナ禍の傷も癒え切らないこのタイミングで「過去最高の税収」です。
しかも、今まで免税対象となっていた「年収1000万以下の事業者」って、体力ないとこ狙い撃ちです。
「小規模事業者狙い撃ち」と言われても間違いないタイミングでしょう。

この国では、増税はあっても減税はありません。不思議ですね。
本来は、税によって市場の通貨の量をコントロールして、通貨の価値を安定させる仕組みのはずなんですけど。
財務省は「税収を多くするゲーム」をやってるのでしょう。
そうとしか考えられません。

そもそも「消費税」というものは、他の税と考え方が違うんですよね。
基本的に税金は「利益」に対して課税される、という考え方です。
人頭税の性質をもつ市民税や健康保険料だって、収入に対して課税額が変わりますから。

「流通」に対して課税を掛けるのは「消費税」と「関税」ぐらいです。
関税は、海外からの物品に対して、国内流通を制限する為のものです。
それと同じ課税方法の消費税って、なんなんだよ……って感じてしまいます。

この辺り、まだまだ勉強不足なので、指摘を頂けたら嬉しいです。


インボイス登録してきた

とブーたれてはいますが、インボイス登録はしっかりしてきました。
何故かと言われれば「消費税納税」が一つの白栁の事業目標だったから。
年収1000万を超えて達成したかったのですが、その前に納められる制度があるなら利用します。

小売店は、仕入れと売上げの差で納税額が決まりますから、管理が大変です。
大規模でシステムを導入している事業者はともかく、アナログな帳簿で管理している小規模事業者の管理コストは跳ね上がるでしょう。
その多くはパソコンに移行しきれていないわけですし。

白栁の場合は、みなしで「売り上げの◯割」と言われた学を納税することになる予定です。
基本の取り扱い物品が「白栁の労働力」なので、仕入れに消費税が掛かっていません。
せめて、資本である身体(健康)を維持するためのコストが経費として扱えると良いのですが……。

反対意見の多くを見ていると「消費税を払うことで収入が下がる」というものでした。
実はここに、インボイス制度以上の問題が潜んでいると感じます。
それは「フリーランスが自分で労働単価を決められない」状況です。

この話は、また機会があれば改めてしましょう。
今回はここまでです。

以上!

Comment(5)

コメント

匿名

酒税やガソリン税なども流通量に応じてかかっている税金ですね。
レシートに出てこないだけで消費者が間接的に払っている点は消費税と同じだと思います。

ちゃとらん

> ガソリン税なども流通量に応じてかかっている税金


その『ガソリン税』自体が流通することで、それにも消費税がかかるという素晴らしい仕組みです。


冗談はさておき、労働力の流動性を活性化したいなら、小規模な事業者(個人経営も含む)にもメリットがある制度を採用しないと、リスクを避けて転職や起業しなくなりそうな気がします。

匿名

以下、
・基本的に税金は「利益」に対して課税される、という考え方
は、所得税と法人税です。
消費税は、事業者が価格に転嫁する前提で、消費者が支払った消費税額と、事業者がリレー形式で納税する納税額合計が一致するという考えのものです。
他にも、相続税、贈与税、酒税などなど様々な税がありますが、消費税は経済規模に比例してかかる税金と考えると良いかもしれません。
日本では消費税という名前ですが、海外では付加価値税と呼ばれていますので、経済規模≒付加価値と考えるとしっくりくると思います。

最後に書かれている「フリーランスが自分で労働単価を決められない」は、消費税の「価格に転嫁する前提」が成り立っていない事が本質的な問題という事であり、その通りだと思います。

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