元底辺エンジニアが語る、エンジニアとしての生き様、そしてこれからの生き方

生き様165. 大事な事は大体ゲームから教わった~その拾伍:アライメントと自己分析~

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久しぶりにオフラインイベントに参加!

先日開催された、PHPカンファレンス2022に現地参加してきました。
数年振りに参加した、現地参加もあるイベントでした。
やはり、登壇者が目の前に居て、他のエンジニアと一緒に参加しているという空気感は良いものです。
テンションがアガります。

PHPカンファレンスは、今年はオンラインとオフラインの同時開催。
それ故に、ZOOMを使って遠方から登壇する方もいらっしゃる様子でした。
中には、バーチャルなアバターを利用した登壇者も……。
コロナ禍の収束傾向が見え始めた昨今、オンラインのみに変わっていた技術系イベントの形も、また変わっていくのかもしれません。

そんな技術系のイベントの1つに、参加させて頂くこととなりました。
10月1日に開催される、AWSの日本ユーザーコミュニティイベント「JAWS DAYS 2022」です。
その催しものの1つ、17時からの「パワポカラオケ選手権」に出演します。
こちらはオンライン配信イベントですので、白栁の勇姿を是非御覧下さい!


TRPGにあるキャラの性格設定

本コラムでも幾度か登場しているTRPGというゲームジャンルがあります。
このTRPGは、PCを通してゲームを遊ぶものです。
ですから、キャラクターのステータスによる表現には、様々な個性があります。

例えば、今日本で一番遊ばれているであろうクトゥルフ神話TRPG。
このゲームでのステータスの中には、[DEU](Education=教養)という項目があります。
これはどの程度の教育を受けているかを表す数字です。
主な舞台が識字率100%ではなく、日本でもない地域ですので「字は読めるけど書けない」などもステータスとして表現されます。

他にも、ゲームの特性・ゲームを通した体験を特徴付ける工夫が、ぞれぞれのゲームにされています。
キャラクターが経験した過去の大きな出来事や、社会や他人への影響を表現するステータスなどなど……。
それらを語りだすとキリがありません。

世界で最初のTRPGである、ダンジョン&ドラゴンズには、[アライメント(属性)]と呼ばれるステータスがあります。
今回は、このアライメントを通した、自己分析についてお話します。


「アライメント」について

「アライメント」とは、「軸に対する調整」という意味を持つ単語です。
辞書で確認したところ、一般的な単語ではない様ですので、馴染みのない人が多いでしょう。

しかし車が好きな人・所有する人は、聞き覚えがあるでしょう。
大雑把には、車の前輪・後輪それぞれの左右バランス等を調整するものです。
車検の項目にもありますから、印象に残りやすいかもしれません。

D&Dにおける「アライメント」も、2つの軸が関係してきます。
「秩序・混沌軸」と「善・悪軸」です。
簡単に白栁が作成した図を用意しました。

2022-09-29_06h24_49.png

それぞれの中央にある「中立」を含めた3属性。
つまり、「秩序・中立・混沌」「善・中立・悪」の3つずつ。
これらの組み合わせ9種類が存在します。

「軸」と説明して、X-Yプロットを用意しましたが、量は関係ありません。
どの属性に属しているのかだけを見ます。

  • 秩序にして善
  • 秩序にして中立
  • 秩序にして悪
  • 中立にして善
  • 真なる中立
  • 中立にして悪
  • 混沌にして善
  • 混沌にして中立
  • 混沌にして悪

この9種類に分類されます。
D&Dのコラムではありませんので、それぞれの詳しい解説は割愛します。

それぞれの軸の大まかな意味は、

  • 秩序:法やルールに則ることを信条とする
  • 混沌:運と偶然に任せて動く
  • 中立(秩序・混沌):自然的。秩序と混沌のバランスが重要!
  • 善:道徳的で献身的な行為を尊ぶ
  • 悪:道徳なんてクソ喰らえ!俺がルールだっ!!
  • 中立(善・悪):道徳を犯すのには抵抗があるが献身とまではいかない

ぐらいな感じになります。(白栁的解釈)

そして、これらはゲームの中での行動指標ではあるのですが、これが我々現実世界にも応用できると考えています。


アナタの軸は秩序から?

ゲーム仲間の間では、冗談めかしつつ「混沌にして善」だ、「真なる中立」だと現実の自分を、この属性に当て嵌めて遊んでいました。
白柳は昔から「秩序にして悪」を自称しています。
結構、ルールとか法則性を見出すのとか好きですが、行動は自分勝手(俺ルール)です。

元々がヒーローを演出する為の、神と悪の戦いがある世界を表現する為のものです。
ですから、善悪の軸は現代社会に適用するには、ちょっとばかり過激過ぎます。
抵抗を感じる人も多いでしょう。僕のように「悪」を堂々と名乗れるのは少数です。
少しマイルドに、道徳的であろうとしているか、道徳よりも自分の正義か、という尺度が適切でしょう。

それよりも分かりやすく、抵抗が少ないのは秩序・混沌軸です。
自分自身がルールや規則に則り行動することを良いことだと考えるのか。
それとも運や偶然、その場のノリと雰囲気が重要と考えるのか。
ルールも運も大事で、自然的に在るのが大事だと考えるのか。
自分の行動を振り返ってみると、案外容易く気付けることでしょう。

もちろん、必ず分類・分析しなければ行けないというわけではありません。
数多ある自己分析の方法の1つとして、D&Dのアライメントを使って、自分をより知る手掛かりとしましょう、ということなのです。

ただし、1つだけ注意点があります。
このアライメント分析、結構手軽にできて、他人の分析にもし易いのです。
ですが、余り他人をこの分類でくくり、押し付ける様なことをしてはいけません。
もしするとしても、遊び・ジョークの範囲に留めて心のうちにしまっておくべきです。
そうしないと、その人との関係性を壊すきっかけになってしまうでしょうから……。

以上!

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