元底辺エンジニアが語る、エンジニアとしての生き様、そしてこれからの生き方

生き様144. 次世代の開発手法を紹介しよう!

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GW中如何お過ごしですか?

世間はGWですが、このコラムは休まず書きます。
このコラムを読んでらっしゃる方々は「仕事の合間に読む」という習慣をお持ちの方が多いでしょう。
かくいう白栁も、昼休み等の時間に他の人のコラムを読んでいます。
つまり、GW中に書いても余り読まれない、ということですね。

今年のGWは、3・3・2の飛び石ですが、その間を埋めれば10連休!という大型連休です。
この時間を使って、普段できないことをしている方もいらっしゃるでしょう。
僕もこの時間を使ってプライベート用のPCのメンテナンスをしています。

そして、GW中に誕生日を迎えました。
41歳です。いつの間にやら不惑を越えていました。
ですが、厄年、しかも大厄なんだそうです。

まだ公にはしていませんが、今年はいくつか人生の大きなイベントが控えている予定です。
来年、無事にこのコラムが書けているでしょうか?
本コラムで定期的に情報をお伝えしていきますので、ご期待下さい!


今話題!次世代の開発手法3選!!

第一週は技術ネタ、ということで、今回は開発手法の話をします。
ドメイン駆動開発(DDD)や、アジャイル開発、そしてノーコード開発等々。
今話題沸騰の開発手法は沢山あります。

しかし、今話題になっている手法を学ぶのでは遅すぎます!
これから先、話題になりそうな手法を学んでこそ最先端です!!

今回は、これから注目を浴びるであろう開発手法を3つ紹介していきます。

メテオフォール型開発

これは一部界隈では有名な手法です。
ですので、既にご存知の人も多いでしょう。
某所では「日本のIT業界を象徴する」と言われる開発手法です。
欧米に比べて5年以上遅れている印象のある日本IT業界ですが、世界に先駆けた動きもあるのです!

メテオフォール型開発のベースは、ウォーターフォール型開発です。
主に上流(要件定義・設計)/下流(開発・テスト)の2工程に分割されます。
予算やスケジュールの計画を立て、人を集めて粛々と開発する所は、やはりウォーターフォールと同様です。
ただし、この開発手法では「上の意思」「大人の事情」により現場が大きく動きます。

ある日突然、予定されていたリリースが1週間前倒しになる。
ある日突然、2次リリースの機能が1次リリースに含まれることになる。
ある日突然、予算が下りなくなる。

そういう、天災級のイベント?が、前触れもなく発生します。
 「たまたま、リリース日付近に会長の誕生日があった」
 「客先の役員の物言いが入った」
 「SNSで前評判を見た社長が文句を言った」

嘘か真か。風の噂レベルですが……。
そういう担当レベルではどうにもならない事情で、盤面がひっくり返るのだそうです。
それはまさに「隕石が落ちた後の様」だと。
跡には壊滅的な被害しか残らない、のだと。

このメテオフォール型開発が導入されやすいのは、社長直下の先進的なプロジェクトが多い様です。
ワンマン社長、一族経営等の最上部の意見が反映されやすい経営体制を持つ企業。
事業規模は、中企業辺りがメイン層でしょうか?

私見ではありますが、Web制作の中でも広報が係わる事業や、アミューズメントに係わる事業だと、この開発手法が取り入れられる事が多い様です。
また、丸投げ2次請け以降で頻繁に発生するという「いっちょ噛み」という習慣があります。
これについても、この開発手法の性質を持つものと言えるでしょう。

近年ではアジャイル型開発の体制を取っている現場にも導入事例が増えている様です。

思い付き駆動開発

アジャイル型開発については、一部で「ドキュメントを残さない」という点が新しいと評価されています。
また、ドメイン駆動開発(DDD)では、プロジェクト内で一気通貫のモデルを作成し、管理することでシステムの変更容易性や変更時の影響箇所等を割出し易く、そして誰の目にも明らかにしよう、という開発手法です。

思い付き駆動開発では、当然の如くドキュメントを残しません。
そして、DDDの様にモデルの管理を必要としません。
この手法の一番のポイントは、変更に対する柔軟性を持っています。

現代情報社会に置いて、情報の鮮度とは力です。パワーです!
いち早く最新の市場の情報を取り込み、対応できることが求められます。
朝三暮四……ではなく、朝令暮改では遅すぎるのです!

それを可能にするのが、思い付き駆動開発です。
この開発手法を取り入れるプロジェクトは、経営者直下のケースが多いでしょう。
もしくは「アイデアマン」を自称する管理職がトップにいるケースも見られます。
「思い付き」と呼ばれる高度な情報分析により、なんの予兆もなくスケジュールや仕様の決定や変更がされます。
いや、凡人たる我々には兆候が見えないだけでしょう。
ただ確かなのは、全ての起点が「思い付き」であることです。

余りにも変更の速度が早いこと。
そして、その過程を凡人である我々には理解できないこと。
他のも多くの理由から、ドキュメント化は不可能です。
モデル的な構造も、キーマンの頭の中にしかありません。

1人に依存する、という点ではマネジメント観点では大きなリスクです。
しかし、それをフォローできる高度な管理能力があるので、大丈夫です。

よく知られた例だと、ITシステム開発ではありませんが、某都の知事がこのタイプなのだとか。
システム開発以外にも応用できる、優れたマネジメント手法であることの証左です!

ノー予算開発(ロー予算開発/予算レス開発)

「ノーコード開発」という言葉は、皆さんご存知でしょう。
システム開発に、所謂「プログラミング言語」と呼ばれるものを利用しない。
開発に利用するツールは操作が直感的で、ドキュメントに近いものである。
それにより、システム開発時の専門性を低下させ、期間とコストを下げることができる。
専門的な能力を持つシステム開発者の教育コストがネックである現代日本のIT業界において、ブレイクスルーとなり得る開発手法です。
また、一部にコードを利用する「ローコード開発」というものもあります。
高い専門性が必要となる部分には、従来型の開発手法を取り入れる、ハイブリットな開発手法です。

一方「ノー予算開発」は、「予算(費用)を必要としない」というわけではありません。
「当初予定の予算を越えない」=「追加費用が不要」という意味で「ノー予算」です。
ただし、全くの追加費用を必要としない、と言うのは難しいので、実態は「予算レス」ないしは「ロー予算」となるでしょう。

実際にプロジェクトを運営する場合、費用が当初の予算で収まることはありません。
当初は予定していなかったトラブル等で、予定の納期を達成できないことが頻発します。
もちろん、そんな事態を想定して、多少の余裕は組み込んでいます。
しかし、余裕を多くすれば価格が上がり、利益が減ります。
ノー予算開発が導入される現場では、この余裕が余り組み込まれません。

そんな状態で予定を達成できない場合は、どうするでしょうか?
聡明なみなさんならお気付きでしょう。人員増強残業です。
しかし、これらは当然の如く、多くの費用を必要とします。
ノー予算開発では、どの様な手法でこれに対応するのでしょう?

日本のIT業界では、作業期間の単位に【人月】を利用します。
今更説明不要ですが、【人月】単位では1人は1人です。
ベテランでも新人でも、1人は1人です。
つまり、ベテランを投入するより、新人を投入した方が追加費用が低く抑えられます。
同じ費用であれば、ベテラン1人よりも新人3人の方が効果的なのです!

また、残業を強いた場合は、労働基準法により割増賃金を支払わねばなりません。
ですが、もしメンバーがプロジェクトの危機を敏感に感じ取り、自主的に仕事をしてくれたら……どうなるでしょう?
マネージャーの管理できない作業時間は、作業時間として計上できません。
これは当然の論理です。
いくら優秀なマネージャーでも、24時間365日、全メンバーを監視することは不可能。
ですから、多少の漏れが出てしまうのは仕方がないのです。
そして、普段からメンバーに情報を共有するのは良いマネージャーの必須条件。
つまり、普段からプロジェクトの危機をメンバーに匂わせ、メンバーの仕事愛と自主性と責任感を生かして、闇残業で納期に納める
これが、「ノー予算開発」で多く取られる手法です。

前時代的?法律違反?
昔の偉い人が言っていました。
「法律なんか守ってたら会社が潰れてしまう!」と。
そうすれば、誰が社員を食わせて行くのでしょうか?
社員は、社会活動を通じて利益を上げる義務があります。
そういう意味でも、今後「ノー予算開発」は、増大する開発コストを抑える1手となりえるでしょう。


本当にある(かもしれない)怖い現場

今回紹介した3つの開発手法は、「メテオフォール型開発」を除いて、全て白栁が勝手に空想して作り上げたものです。
「メテオフォール型開発」の説明も、以下に紹介するブログ記事を斜め読みし、白栁が勝手にイメージを膨らませたものです。
実際の「メテオフォール型開発」の紹介は、EIKI`さんのブログ記事となります。

また、殆どが白栁の勝手なイメージの産物ですので、現実のIT業界の現場とは一切関係がありません。
ないはずです……。しかし、もしかしたら本当にあるかもしれません。
もし、見知った事例に該当していたら……。
白栁としては全力で逃げることをお勧めします。
「そんなことできるわけがない」でしょうが、 もっと大切なモノを失うよりはマシです。
人間性とか、社会性とか、生命とか。

願わくば、挙げたこれらの手法が空想の産物でありますように。
せめて「ちょっと大げさなブラックジョーク」の範囲でありますように……。

以上!


Comment(4)

コメント

ちゃとらん

> 欧米に比べて5年以上遅れている
ああ、よかった。弊社では20年前から『メテオフォール型開発』を取り入れています。
# メテオではなく鶴の一声ですが、鶴が何羽もいて泣きまくりです。


> ノー予算開発(ロー予算開発/予算レス開発)
こちらは、まだまだですね。
いい所、ロー期間開発までです。


そういえば『期間レス…期間ロス開発』なら、経験があります。要件定義で顧客と意見がまとまらないのに、本番開始日が全く動かない…風林火山(動かざること山のごとし)開発かな?

すぎエモン

空想の産物という割には
「どっかで聞いたな…」「なんか体験した事あるな…」
というデジャブな開発手法ばかりでした。
他所の事例なら爆笑、自分たちの事例なら失禁ものの
インパクトに溢れる手法ばかりで読み応えありましたよ。
いや、空想でよかった!
ん…空想…ですよね…
空想であって欲しい。

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