生き様013. キャリアの振り返りについて振り返る ~キャリアの軌跡「まとめ編」~
キャリアの振り返りをしてみよう
生き様011冒頭で「振り返ることの大切さ」という内容を書いていますが、改めて。
自分自身のキャリアを振り返ることは、これからの自分の行き先を考える上で、とても重要です。
できれば、定期的にやりたいものです。
また、キャリアは多面的に捉える事が大切になります。
ですが「多面的に捕らえろ」と言われて「はいできました」とは、なかなかなりません。
その時にオススメなのは「タイミングをずらして振り返る」です。
実は今回は、3つの側面からキャリアの振り返りをしています。
- どの技術をどうやって身に着けたか
- どうキャリアの進路を考えたか
- キャリアの挫折
今までの回では、並行して記載していたこれらのことを、
それぞれの視点に分けてまとめる事で
「この連載なりのキャリアの振り返り方」を完成させたいと思います。
ただし、キャリアの挫折について振り返るのは、今回は行いません。
何故なら、それを纏めるのは今の僕の状態では負荷が大きいからです。
どの技術をどうやって身に着けたか
連載では「大きく3つの括りで、時系列の逆順に話す」という至極めんどくさい事をしていました。
今回は、時系列に沿って全体的に拾って行きます。
その時期ごとに、僕が身につけた知識や技術を拾っていきます。
それにより【白栁にとって効率の良い学習方法】が浮かび上がってきます。
1. 中学時代:プログラムに体当たりしてリファレンスとにらめっこする根性
2. 高校時代:体系的なプログラミング教育全般、パソコンを「使う」こと
3. 新社会人時代:SQL、オブジェクト指向っぽいもの
4. 第一期SES時代:当時の最新技術、色々な手法
5. 東京SES時代前期:「足で稼ぐ」スタイル
6. 東京SES時代後期:マネジメント
7. 5年ぐらい前:キャリアコンサルティングの知識
僕がマネジメントの習得した話については、コラムの中では書いていません。
しかしながら「やらなきゃ(色々と)終わる」的な環境に置かれて、体得した技術です。
この例も含めて、おおよそが「習得する状況に身を置く事で身につけた」モノです。
「自主学習で習得したモノ」というのは、余り多くないですね。
これは、単純に僕が「自主学習が苦手」というだけです。
ただ、全くやっていないわけではないですが、それだけ後の大きな力になる、という事は「僕には」無かったです。
このことから、僕が新しい技術や知識を習得するなら
- それをやらないといけない環境を作る
- スクール等に通う
が僕にとって【効率のいい】学習方法なのだ、と振り返りの結果判るわけです。
キャリアの進路を考えたか
では、今度はキャリアの展望や進路について、フォーカスしていきます。
時期の区分けは、学習のときの括りとほぼ同じになります。
1. 中学時代:ゲームクリエーター
2. 高校時代:地元でプログラマー
3. 新社会人時代:SE(※当時はよくわかってない)
4. 第一期SES時代:システムを使って育てる人
5. 東京SES時代:システムとユーザーの間に立てる人
6. 現在:エンジニアカウンセラー
僕は「こうなりたい」という姿があって、その為に進路を選んだ【つもり】です。
ただし、実際はそう思い通りに行っていないモノばかりです。
でも、それで良いと考えているし、良かったと受け止めています。
実現出来ていないから、実現の為に色々と考えを巡らせるのです。今でも。
キャリアの振り返りのポイント
最後に、キャリアの振り返りのポイントとして抑えておいた方が良いことを幾つか挙げておきます。
- 今現在まで続いている事のきっかけをたどっていく
- 大きなショックを受けた、挫折した経験
- 大きく影響を受けた事柄、出会い
- 何かを達成した記憶、記録(資格取得等)
実際にたどり始めてみると、一つの事柄に複数の事柄が結びついていることがあります。
過去方向でも、未来方向でも、です。
そういう場合は、際限なく広げてみるのも良いのですが、テーマを決めて絞ってしまうのも手です。
広げられなかった方向について、別の機会にたどって見みましょう。
きっととそれだけで「多面的な振り返り」になりますから。
最後に
キャリアの振り返りは、楽しいものばかりではありません。
時に、辛い記憶やしんどい記憶とも向かい合う必要があります。
ですが、それもまた過去であり、現在の自身を構成する、大切な要素です。
願わくば、その過去と向き合う助けになることを…
おまけ
このコラムのタイトルに「生きる様」と入れた時から、キャリアの振り返りの話は入れるつもりでいました。
それを今回までの4回で行ったわけです。
僕には野望があります。
だから「ワタシ」がカタカナで、普段白栁が使う一人称「僕」と違っているのです。
ただし、「それがいつ/どんな形で」できるかは分かりません。
現時点で、全くのノープランです。
インタビュー形式とか、年表形式とか。
漫画だけは無理なのですが…
なんらかの形で実現できたらな、と考えています。