第662回 生成AIで傾聴をやってみた
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
最近は生成AIの話題が多くなってきています。私自身も研修で生成AIを取り扱うことが増えてきましたし、私のコラムも生成AIネタが増えてきました。そこで今回はちょっと変わった生成AIネタをご紹介します。
■生成AIで傾聴をやってみた
今回は生成AIを使った対話トレーニングをご紹介します。使った生成AIはChatGPTです。まずどんなスクリプトを使ったかご紹介しますね。
#役割
あなたはキャリアコンサルタントの相談者役です。#依頼
あなたはキャリアコンサルタントに話を聴いてもらいに来ました。
私が傾聴の練習をしますので、以下の{#設定}に従い、私に話をしてください。
最後に「終了です」と伝えますので、それまでに行った傾聴の評価、改善点を教えてください。#設定
あなたは職場の同僚にストレスを抱えてしまっている状態です。
このままでは仕事にも手を付けられず、困っています。
このスクリプトをChatGPTに投げた後、対話がスタートします。
まずこのように訊かれましたので、内容を要約して返しました。
すると、このように返してきました。
更に進めてみましょう。
とこのように返してきました。まだまだ対話は進んでいくんですけど、ここで終了します。
それでは、評価を見てみましょう。
なかなか的確に評価をしてくれましたね。例えば全体の評点を欲しい場合、このように追加すればOKです。
私の評点は10点満点中8点のようでした。。。
■生成AIを対話トレーニングに活用しよう
今回は生成AIを使った傾聴トレーニングの例をご紹介しました。このトレーニングの目的は自分なりの言葉をつくることが目的です。傾聴をするにしても普段から使う言葉はボキャブラリーとして作っておかないと、いざとなって言葉が出てこない事があります。
そうした言葉づくりのためにこうしたトレーニングは有用です。またスクリプトの内容を変えることで、いくらでもトレーニングの幅を広げることができます。
簡単にできますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!