ITエンジニアへの5分間キャリア・コンサルティングやってます!

第617回 コラム数でトップになっていた話

»

 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 私がエンジニアライフでコラムを書かせていただいたのが2012年5月からなので、かれこれ12年程コラムを書かせてもらっていることになります。その間、毎週休まずコラムを書かせてもらっているのですが、その結果、エンジニアライフでのコラム投稿数がトップになっていました。

 そこで、今回はあるコラムニストさんのことをネタにコラム数について思うことを書いてみました。

■壁画さんのこと

 これまでエンジニアライフコラム数トップを誇っていたのは壁画さんことAnubisさんです。最後の投稿が2020年2月なのでもう4年ほど前にコラムニストの現役を引退されていることになりますが、この時点で投稿コラム数は612本ありました。

 壁画さんがエンジニアライフでコラムを書かれたのは2010年8月からだそうですので、活動期間は約9年半くらいかと思います。それでこれだけのコラムを書かれているのは正直すごいの一言です。何なら月に20本コラムをアップされている時期もあったくらいですから。。。

 しかし、壁画さんの本当にすごい所はこれだけの数を書かれていてもコラムの質が落ちなかった点です。視点というか切り口が本当にすごいんです。こればかりは是非ご覧いただきたいのですが、どのコラムも壁画さんらしい切り口で語られており、それが読者に媚びる訳でもなければ、炎上上等の立場で寄せられるコメントもバッサバッサ切っておられた姿は、傍から見ていて爽快に見えましたし、私には到底真似のできないことだと思っていました。

■コラム数トップになって思ったこと

 そんな壁画さんは私にとっての一つの目標でもありました。

 勿論、コラムニストとしては今でも足元にも及ばないです。大体私には壁画さんのような視点や切り口でコラムは書けません。一方で最大月20本もの大量のコラムを書かれる方です。質、量ともに到底叶いませんでした。

 そんな壁画さんがコラムニストを引退されたとき、一つだけ叶うかもしれないと思ったことがあります。それは投稿数です。私のコラムは壁画さんに比べると凡庸だと思っていますが、それでも一つだけ誇れることがあります。それは投稿を継続している点です。毎週月曜7:00にコラムを投稿する、これだけは12年間ずっと守ってきました。だから、壁画さんが引退された時、このペースを崩さなければいつか壁画さんのコラム数に並び、それを超えることができるかもしれない思っていました。それがもう4年前のことです。

 実はこれが私がコラムを投稿する一つのモチベーションになっていました。

 そうして、4年が経ち、壁画さんのコラム数に並び、それを超える日がやってきました。

 ここに到達するまで、自分はどんな気持ちになるのだろうと思っていました。きっと達成感を味わうんだろうなぁとか思っていました。

 しかし、今この立場になって思ったのは、当時の壁画さんが何を思っていたか、でした。きっと壁画さんはコラム数のことなど意識されていなかったことでしょう。コラムを書かれることに心血を注ぎ、やり切ったからこそコラムニストを引退されたのだと思いました。

 壁画さんのあるコラムの一部を引用させていただきます。

コラムにしても、書きたいだけ書いたので満足した。これからは新しいものを学んで、別の分野に挑戦していきたい。

 こんな形でコラムニストを終わることができた壁画さんは幸せだったんだろうなぁと思います。残念ながら私はまだその境地には立てていないです。だから、きっとこれからももがきながらコラムを書き続けていくと思います。そうしていつの日か私も壁画さんと同じような想いになれたら、その時コラムニストを卒業するんだろうなと思います。

 これからも私は壁画さんの後ろを追いかける立場であり続けたいと思っています。

 本当におすすめです。ぜひ覗いてみてください!

 101回死んだエンジニア

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する