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第598回 「全国・講師オーディション」を受けてみて

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 既に何回かご紹介していますが、「全国・講師オーディション」に参加させていただいておりました。先日、予選が終了しましたので、ここで一区切りということで自分なりの総括をしたいと思います。

■そもそも、なぜ参加したのか?

 これは過去のコラムでも書かせてもらいましたので、その内容を再掲します。

そんな「全国・講師オーディション」ですが、思う所があり、今回挑戦してみました。その理由は大きく2つあります。

 1つめの理由は自分の立ち位置を確かめたかったからです。これまで人前で喋る仕事を15年以上も続けてきましたが、こうした大会に出ることで客観的に見て自分がどのような評価を受けるのだろうかを知ってみたかったからです。

(中略)

そして2つめの理由ですが、こちらはこのコラムの成り立ちにも関係していますが、その内容は動画内でお話しています。実際に喋っている私が見れますので良かったら動画をご覧いただき確認してみてくださいね。

 2つめの部分は動画でも説明させてもらっていますが、キャリコンの存在を多くの方に知ってもらうためです。私の動画をご覧いただくことでキャリコンという存在が世の中にはいるということ、そうした人たちが日々活動していることを知ってもらいたかったのが理由です。なぜならば、一人でも多くの方にキャリコンの存在を知ってもらうことで、キャリコンの活躍の場を広がっていくことに繋がると考えているからです。

 そして、これはこのコラムの趣旨でもあります。このコラムを始めてもう10年以上が経ちますが、このコラムの目的はキャリアをというものを世の中の人に知ってもらいたいという想いから始めており、それは今も変わっていません。

 今回「全国・講師オーディション」に応募させていただきたくさんの方に私の動画をご覧いただきました。動画をご覧いただいた方、本当にありがとうございました!

■参加してみて感じたこと

 予選が終わったので、今回の予選について私の想いを書きます。私は今回一貫して順位を気にしていないと言っていますが、それはこの大会に参加する当初からそう考えていました。その理由は予選の投票制度にあります。

 この大会の投票制度は投票する権利を買い、その権利を使って投票するやり方です。このやり方だと投票は「応援」票になります。つまり、声をたくさんあげ、SNSなどで広く拡散したりする人に票が集まる可能性が高まります。そのため、動画のサムネを工夫されたりしている参加者もおられました。そうすると、動画の善し悪し以前に目に留まるかどうかで票数が偏ってしまう懸念が出てきます。そうなってしまうと、最早一体何の大会なのか? と感じてしまいます。

 このやり方の問題は公平性を生まない点だと私は思っています。例えば審査員の数が決まっており、その方々が全員の動画をご覧になられた上で票を投じるのであれば、それは動画の内容で勝敗が決まる形なので公平だと言えるでしょう。しかし、票を買って投票する仕組みになっている以上、純粋に動画の善し悪しを決める勝負ではなく、注目を浴びるかどうかが優先されてしまい、動画の内容は二の次になってしまっているように感じていました。私はあくまで動画の内容で勝負をしたかったので、敢えて動画のサムネ作りはしなかったですし、宣伝もしてきませんでした。私がエンジニアライフで告知をしたのもほぼ大勢が決まったことが明確になった上でさせてもらいました。それは票を稼ぐことではなく、動画を見ていただくことを目的としたかったからです。

 勿論、こうしたやり方は主催者側の意向ですので、参加する側はそこを理解し承諾した上で参加すべきです。私も予めこの条件に納得した上で参加しています。ですので、その点に対しての不満は一切ありません。そして投票の仕組みがこのようになっている以上、最初から順位のことで一喜一憂しても仕方がないと考えていたんです。

 ですので、正直な所、私にはほとんど票は入らないだろうと思っていました。それでも結果的に318票もの多くの票をいただくことができました

 まさかこんなにも多くの方に票を入れていただけるとは全く思っていたので、本当に驚きました。今回私は宣伝をしてませんでしたので、一票を投じていただけたのは私の動画に何かしらの価値があると感じていただけたからだと考えております。それが318人もおられるのです。これって本当にすごいことだと思いました。

 私に貴重な一票を投じていただいた方、本当にありがとうございました! この318票は私の誇りです!

■これからについて

 そして、この大会は私にこれからの生き方を再確認する場にもなりました。私は自分の生き方に迷っているITエンジニアを多く見てきました。それがキャリコンを目指そうと思ったきっかけです。そして今回、私が実際にキャリコンやスーパービジョンで使っている三層構造モデルをネタにして大会に参加させてもらいました。

 この三層構造モデルは行動理論をベースとした問題解決技法です。しかし、そのままの内容だと複雑で難しくなるので、何度も何度も自分の中で話す内容を考え10分の尺で収まるような内容に仕上げたつもりです。その過程でこの三層構造モデルは悩みごとを解決するツールなんだということに改めて気づきました。それを私はこの動画の中で一生懸命に説明していたのです。

 このことから、本来私がやりたかったことというのは、困っている人、悩んでいる人を支援することだったということ。それを今回、この「全国・講師オーディション」に参加することで改めて気づかせてもらうことができました。

 私は今回の大会で自分の立ち位置を知りたいと思っていました。その目的は十分に達成できたと思っています。

 後はここから私がどのように行動するか? やりたいことはたくさんあります。これからはそれらを1つずつ実行に移していきたいと思います!

 今回、大会を通じて関わっていただいたすべての方に感謝いたします!

 本当にありがとうございました!

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