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第566回 マスクを外してもいい日に考えたいこと

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 このコラムがリリースされる3月13日はこれまで長く続いていたマスク着用ルールが緩和される日です。これからどうなるんだろうと思いながら、色んなことに思いを馳せています。そこで今回は、これから先のマスクの着用について私の想いを書いてみました。

■マスク着用が個人判断に委ねられる日

 厚労省のマスク着用に関するポスターを見るとこんなことが書かれていました。

マスク着用.png

厚生労働省・新感染対策・マスクポスター

 皆さんはこのポスターをご覧になられてどう思われましたか?

 私はこれを見て「マスクは着けなくてもいいよ」と言っているように感じました。

 勿論、例外的にマスクの着用が推奨される場所の明記はあるので、その場所での着用は必要だと思っています。

 しかし、それ以外の場所についての着脱の指示はなく、個人の判断に委ねられています。しかも、ご丁寧に

「本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします」

とまで書かれています。これって、一見するとマスクを着脱は本人の意思を尊重しましょうと言っているように見えますが、実際の所は「着けないことを強制しないでね」と言っているように見えます。

 なぜそう思うのか? それは、現状はマスクはつけることをデフォルトとして捉えてられているからです。

 実はこれまでのマスクの対応って、

屋外:季節を問わずマスクの着用は原則不要です
屋内:距離が確保でき 会話をほとんど行わない場合をのぞき、マスクの着用をお願いします

厚生労働省・マスクの着用について

となっているのをご存じでしたか?

 しかし、このようにアナウンスされているにも関わらず、現状は屋内でも屋外でもマスクを着用されている方が大勢おられますよね。これって結局マスクを着用しておくことがデフォルトだと考えているからではないでしょうか。

 だから、先ほどのアナウンスを見て厚生労働省は「着けなくてもいいよ」と言いたかったのではないかと思いました。

■結局、マスクはつけるの? つけないの?

 それじゃ、マスクを外す日は来るのでしょうか?

 私は来ると考えています。ただ、それは3月13日ではないです。もう少し先になると思います。恐らく、夏前にはマスクを外していることが当たり前に受け入れられる状態になってくるような気がします。その理由として、

・マスクを外しても良いという告知が3月13日に出ている
・春先は花粉症の季節なのでそのままマスクを着用する人がいる
・夏前になると気温と湿度が上がりマスクが不快に感じてくる

こうしたことから、少しずつマスクをする人が減っていき、やがてマスクをする人が少数派になってくると思います。

 しかし、だからといってマスクをしないで済むということもなく、マスクの着用が求められる場所では依然として続いていきます。

 そうなると、マスクは常時持ち歩き、必要な時のみ着け、それ以外では外すことをデフォルトにするのではないかと思います。特に、屋内はその施設のアナウンスに従うことになると思われるので、屋内の施設がマスク不要に舵を切ったとしたら、一気にマスク着用は減ってくるのではないかと思います。

■マスクを外す日に考えたいこと

 ただ、ここで考えておきたいことがあります。それは、なぜ私たちはマスクを着けていたのか? です。

 それはただ一つ、新型コロナウイルスの感染対策からです。マスクを外すことで自分がコロナにかからない、他の人にコロナをうつすさないということが担保できるのかどうかは考えておくべきだと思うのです。

 やっぱり私自身コロナウイルスにはかかりたくないですし、かかっても人にはうつしたくないです。だから、マスクを着けることを個人の判断に委ねるのではなく、自分の考えを持ち行動したいです。

 しかし、その前段として国の見解として着けなくても問題がない場合にはハッキリとそのように発言して欲しいです。今回のような曖昧な表現ではなく、マスク着用を進めてきた国の責任においてやって欲しい事だと考えます。

Comment(3)

コメント

井上英俊

今様々な意見があるようだが考えてみた。

1.マスクを着けている人(花粉症等を除く)
・本当にコロナが怖くてつけている人。(感染予防効果があると思っている人。)
・人の目が怖いからと周りに合わせるだけの人。(変人と思われたくない人。)
・社会のルール、モラルだからと思っている人。
・怖がる人がいるから、自分のやさしさだと思っている人。
・化粧をしないでいいとか、髭をそらなくてもいいから楽だと思っている人。
・マスクなんかいらないと思っているけど、いざこざに関わりたくない人。
・もう習慣になってしまった。マスクはスタンダードだと思っている人。
・テレビ等のマスコミ情報にただ従っている人。
・政府からの指示に従うのが国民の義務だと思っている人。
・コロナの前からマスクしているから、何も変わらずそのままの人。
・宗教だからしている人。(あるのか?)
・素顔を人に見られたくない人。(マスク習慣を喜んでいる人。)

2.マスクをしていない人
・そもそもコロナなんてないと思っている人。
・マスクの効果はないと思っている人。
・マスク効果よりマイナス面が多いと思っている人。
・マスクは健康に良くない。
・マスクは資源の浪費。ゴミを増やすだけと思っている人。
・子供の発達に問題が出るので、マスクをやめないといけないと思っている人。
・コミュニケーションに支障がでる人。表情がわからなくなるから。
・マスクを買うのがもったいない。(買えない人含む。)
・アレルギー等でマスクができない人。
・宗教だからできない人。(あるのか?)
・コロナにかかってもいいと思っている人。
・自分の顔を見せたい人。

3.それぞれの特徴
(1)マスクしている人の特徴
・社会的な面を優先している人が多い。
・自己主張できない、個人としての確固たるものを持たない人。
・自分に自信がない人。

(2)マスクしていない人の特徴
・全般的に個人優先。
・自己を確立している人。
・自己主張できる人。
・自分に自信がある人。

4.日本社会
日本は外国のような個人から始まった民主主義的な社会ではなく、
村社会に民主主義の皮を被せただけの社会。
個人同士が議論をすることを嫌い、村に合わせることしかできない全体主義の社会。
自分で決められない人が多い。

5.結論
コロナ情報に煽られ恐怖心を持ってしまった日本人にはマスクは外せない。

匿名

コロナ以前に店舗で働いていました。
外国人も多く、日本人でもインフルエンザなのにマスクを付けないで来る客も居ました。
当然ながらマスクをしてないからと追い出すことはできません。自衛のためにマスクを付けて対応していました。(マスクなんて効果は無いと言う意見もあるかと思いますが)
飛沫が顔に飛んでくるのも普通で、考えたくないですが口にも入っていると思います。
当たり前ですが客からうつされても自分が損するだけです。ましてや店舗内でうつしてしまうとシフトに穴が空きます。
こんな状況でマスクを着用して少しでも感染リスクを減らしたいというのは変でしょうか?
マスクなんて意味ない、と軽く言う方々も居ますが職種によっては死活問題だと思います。

キャリアコンサルタント高橋

井上様


コメントありがとうございます。


興味深い考察ですね。
考察を拝見させていただくと、一人ひとり思惑があり、その思惑の集合体が世論を形成しているような感覚になりますね。
これから先、どんな世の中になっていくんでしょうね。。。


匿名様


コメントありがとうございます。


匿名様は過去にマスクの件で嫌な思いをされておられるみたいですね。
そうした経験があるからこそマスクの有用性を感じておられると思いますが、その一方でマスクを外したいと感じている方もおられると思います。
これから先、マスクを外す方が周りの方への影響を意識し、一人ひとりが着脱を考え行動できる世の中になっていけばいいんですけどね。。。

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