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第558回 余暇に価値を持たせる

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 私たちには誰しもが共通して持っているリソースがあります。それは時間です。どの人にも等しく1日24時間という時間が与えられており、それを私たちはその時間を色んなことに割り振って活動しています。こうした私たちが持つ時間というリソースの中で比較的私たちが自由に使える時間があります。それは余暇です。私は余暇の使い方が大事だと思っており、よく自分の余暇の使い方は適切なのだろうかと考えたりします。そこで今回は余暇について書いてみます。

■余暇の使い方

 朝起きて顔を洗い朝食を取り、そこから仕事を始めます。仕事は夕方から夜にかけてまで行われ、そこから夕食を食べ、風呂に入り、少しの余暇があって就寝し1日が終わります。こうした1日を送られている方は多いのではないでしょうか。

 私たちが活動している時間を就寝以外の時間と捉えた場合、その時間は概ね16時間程度になると仮定します。そこから仕事の時間である8時間程度を引くと残りの時間は8時間。そこから更に食事や移動などの時間を引くと約2~3時間。勿論これは人によって違いますが、こうした時間がその人が自由に使える時間である余暇になります。

 私たちはこの余暇を様々なことに使っています。趣味や興味のあることに使う人もいれば、何かを成すための勉強に使う人もいます。転職などを考えている人はそのために余暇を使うでしょうし、副業などをされている方は余暇を使って副業をします。過去に私が書籍を執筆してた頃、この余暇を使って執筆していました。また、私は結構資格を持っており、最近ではPMI認定インストラクター(PMP)の資格を取りましたが、勉強のために使った時間もやっぱり余暇でした。

 このように考えてみると、私の人生において何か大きな変化をもたらすきっかけになる出来事を作ったのはすべて余暇の時間だったような気がします。

 ということは、実はこの余暇の使い方ひとつがその人の人生を大きく形作っているといっても過言ではないような気もしてきます。

■余暇に価値を持たせる

 冒頭にも書きましたが、私たちには平等に1日24時間の時間が与えられています。そこから色んな制約で私たちが自由に使える時間はどんどん減っていき、残った時間がその人の余暇です。この時間をどう使うかでその人の人生が変わるとしたら、余暇を意識して使うことはとても大切なことだと考えます。

「時間が空いたからYouTubeでも見ようかな」

のような場当たり的な使い方をしていると、その時間から生み出されることは少ないように思います。そうではなく、

「今日はこれだけ余暇があるから、これをやってしまおう」

のように、自分で計画を立てその余暇の時間を使うことで、その余暇はその人にとって意味のある時間になっていきます。そして、積み重ねがその人の人生を変える何かに繋がるかもしれません。そうしたことを意識するのとしないのとでは、人生において大きな損失を招いているような気がします。

 現代を生きる私たちは時間に追われています。ただでさえ余暇が少ないのにやることがたくさんあります。だからこそ、余暇を効果的に使うためには余暇を意識することが必要なのではないでしょうか。そうして、余暇を積極的に活用していくことで、私たちは余暇に価値を持たせることができるようになります。そして、それはその人の人生をより豊かにしていくことに繋がるのではないかと思っています。

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