第522回 ダークモード、はじめました
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
私は慢性の肩こりなんですが、その原因はVDT症候群から来ています。VDT症候群の説明については本編に譲りますが、その対応として最近ダークモードを使うようにしています。今回のこのダークモードについて書いてみます。
■VDT症候群とは
VDTとはVisual Display Terminalの略で「コンピュータのディスプレイなど表示機器」のことを指し、VDTを使った作業(VDT作業)によって起こる身体や心に起こる症状のことをVDT症候群と言います。
私の場合、主にディスプレイを見続けることで目を酷使しており、そこから慢性的な眼精疲労、肩こり、片頭痛へと繋がっています。数日ほどディスプレイを一切見ない生活を送ると症状が改善されるため、ほぼ間違いなくVDT症候群だと思っています。ですので、VDT症候群を抜本的に改善するためにはディスプレイを見ない生活を送らなければならないのですが、現実問題としてそれは無理なので、ずっと薬やマッサージなどで対応してきました。
しかし、これらの方法はあくまで対処療法でしかなく抜本的な解決ではありません。正直、私もこの症状は今の仕事を引退するまで続く職業病的なモノなので仕方がないと諦めていました。ですが、最近あることがきっかけでVDT症候群の症状が和らぐことが分かってきました。それがダークモードです。
■ダークモードとは
ダークモードという言葉を見ると、何だか暗黒面に落ちたような響きがありますが、実際にはPCやスマホのディスプレイの表示色を暗くするモードのことを言います。これの何が良いのか? ですが、ある時、寝る前にスマホを触っていたらTwitterがダークモードの設定になっていたんです。なぜその設定になっていたのかは分かりませんが、いつもは白地の背景に黒字の画面が逆で表示されていたのです。
これが普通の状態ならダークモードへの違和感があったと思うのですが、寝る前で部屋の電気を消してスマホを見ていたので部屋が暗く、その状態でダークモードの画面を見たのでとても自然に見えました。しかし、いきなりスマホがダークモードになっており、見慣れない画面でちょっと気持ち悪い感じがしました。そのため、デフォルトの白地の背景に黒字の画面に戻しましたのですが、そうした所、白地の背景がとても目に負担をかけていることに気づいたんです。
画面がまぶしいこともそうなのですが、白地の画面を見ていると頭が痛くなるのです。その時、「あぁ、VDT症候群の症状が出てきたな」と思った一方で、ダークモードの時はこのような症状が出なかったことに気づきました。そこから、ひょっとしてダークモードに表示すればVDT症候群はどうなるのか? という疑問が湧いてきたんです。
そこで、PC、スマホのディスプレイ、アプリの設定を可能な限りダークモードに変えてみることにしました。そうして1週間ほど過ごした所、確かに眼精疲労の感じ方が少し弱まっているような気がしました。それに伴い、肩こりも若干ながら改善しているようにも感じました。とは言え、まだ1週間程度なのでこれらがダークモードの効果なのか、私自身もハッキリしない所はあるのですが、現状は目の負担が少なくなっていることは確かなのでダークモードをデフォルトにしています。
■ダークモード、はじめませんか?
ちなみに、ネットで調べてみるとダークモードにはこのようなメリット、デメリットがあるのだそうです。
ダークモードのメリット
- 目が疲れにくい(光量が少なくなるため、目への負担が減るため)
- バッテリーの持ちが良くなる(有機ELパネルのディスプレイだと消費電力が下がって電池が長持ちする)
- 暗い場所での視認性が上がる(コントラストを上げられるので見やすくなる)
- かっこいい(らしい)
ダークモードのデメリット
- 明るい場所での視認性が下がる(特に昼間の屋外だと見えづらい文字がある)
- ダークモードに対応していないアプリがある(デフォルト表示されてしまうアプリがある)
- 慣れるまで見づらい(慣れるしかない)
こうやって見てみると、ダークモードにするメリットはあるように感じますね。そう言えば、ダークモードに変えた当初は違和感がすごかったですが、1日もすればすっかり慣れてしまい、今ではこの方が目に優しいですし見やすくなりました。
私のようにVDT症候群に悩まれている方は大勢おられると思います。もしお悩みの場合は一度ダークモードにされることをお勧めいたします。ダークモードにするメリットも多そうですし、PCやスマホがこれまでとは違った雰囲気になるので気分転換になるかもしれません。良かったら試してみくださいね♪