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第491回 心を燃やせ

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 鬼滅の刃のアニメ第二期がスタートしますね。それを受け、先日、映画版鬼滅の刃が地上波初登場しましたが、ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。私は原作から読んでいたので話は全て知っていましたが、それでも心を動かされるシーンがたくさんありました。本当によくできた内容だったなぁと思いました。

 その映画版鬼滅の刃には「心を燃やせ」というキャッチフレーズがつけられていました。今回はこの言葉をネタにコラムを書いてみようと思います。

※今回の内容は映画版鬼滅の刃の一部ネタバレを含んでいます。まだご覧になられていない方はご注意ください。

■「心を燃やせ」

 「心を燃やせ」とは作中のキャラクターである炎柱・煉獄杏寿郎が最後に主人公である竈門炭治郎に送った言葉です。その一部を抜粋してご紹介します。

胸を張って生きろ
己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと
心を燃やせ
歯を食いしばって前を向け

君が足を止めて蹲っても
時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない

 この言葉はその後の炭治郎に大きな影響を与えることになります。

■覚悟を持つために必要なこと

 少し話が変わって、過去に「覚悟」についてコラムを書きました。その時の内容を一部ご紹介します。

それは、「覚悟」がなかったということです。

 要するに、私にはそもそも企画を実行するだけの覚悟がなかったのです。それをツールが使いこなせないということを言い訳にしていました。

(中略)

 このことに気づいた後、今一度自分の置かれている状況を考えるために「自信」と「覚悟」を置き換えて考え直してみることしました。

「まだ自信がないので...」は「まだ覚悟がないので...」に変換します。こうすると見え方が変わってきました。

 自信がないと捉えると、対策として私のように行動を考えてしまいます。しかし、覚悟がないと捉えると、行動ではなく考え方に思考が向きます。そうして、

・金銭的な被害が出ることを恐れない
・想定した結果が出ないかもしれないことを受け入れる
・前に進まないと何も生まれない

こういった意識を持つことが必要であることが分かりました。ここにはツールの話は一切ありませんでしたが、この意識を決めることで私の中で覚悟が生まれ、無事この企画を実現することができました。

 要するに、何かを成し得るために「自信がない」という言い訳は「覚悟がない」という言い訳であること。だからこそ、覚悟を決めることが行動への第一歩となるという話でした。

 しかし、このコラムにはある大切なことが抜けています。それは、どうしたら覚悟が決められるのか?ということが語られていないのです。

 誰しも覚悟を決めるというのは大変なことです。迷いが生じますし恐怖が伴います。不安に押しつぶされそうになります。そんな中でも覚悟を決めるというのは本当に勇気のいることだと思いますし、それだけに強い心が必要になってきます。

■覚悟を養うためには

 中には、その強い心を生まれ持って持ち合わせている人もいますが、多くの人はそうではないでしょう。私もそうです。誰しもがそんな強い心を持っているわけではありません。だから、覚悟を決めることは難しいのです。

 でも、その覚悟を決めるための強い心を持つためにはどうすればいいのでしょうか?

 それが「心を燃やせ」ということです。

 心を燃やすというのは、自分の思い描く姿をありありとイメージし、その姿が実現できるように心を目一杯働かせることだと思います。人間は弱い生き物ですから、常に肯定的になることはできません。時には否定的でネガティブな感情、イメージが湧き起こってきます。

 そんな時こそ、自分の心をフル稼働して、自分の思い描く姿を自分自身が全力で肯定する。必ずそれは成し得られるモノなのだと強く思い描く。そうすることで否定的な自分に負けないようにするのです。それが、心を燃やすということではないでしょうか。

 そしてそれは自分自身を信じるということに外なりません。自分自身が自分を信じることができなければ、他の人が自分を信用してくれていたとしても、物事を実現することはできないでしょう。

 だからこそ、私たちはどんな時でも心を燃やすことを忘れてはならないと思うのです。

 「心を燃やせ」、私も常に自分自身へ問いかけていきたいと思います。

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