第363回 平成最後のコラム
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
このコラムが公開されるのは4/29(月)7:00のはずなので、時間通りに公開されていれば、私にとってこのコラムは平成最後のコラムとなります。
...といっても世間はゴールデンウイーク真っただ中なので、今回は堅苦しいことは抜きにして、私なりに平成を振り返ってみました。
■平成という時代で得たモノ
平成元年、私は大学生でした。「昭和」という時代が終わり、「平成」という時代になる中で、私は特に何も考えず、毎日遊び惚けていたような生活をしていました。その当時、私は努力というモノを全くしていない人間でした。私は一応自分の身の丈は分かっているつもりでしたので、私は自分のことをそれほど才能のある人間でもないと思っていました。ですので、できる範囲のことをできればいいや、みたいな感じで生きていたような気がします。
社会人になって少し前向きになりました。念願だったITエンジニアになり、何だか大人になったような気がしてブイブイ遊び回った時期でもありました。また、自分の可能性を信じて、転職も経験しました。その結果、自分の力のなさを痛感し、再度ITエンジニアに戻ってきました(笑
その後、人に仕事を教える役回りをさせてもらうようになりました。ちょうど20代後半だったと思います。この頃からやっと勉強というモノを始めた気がします。今までやってこなかった勉強に本気で取り組み、たくさんの資格を取りました。しかし、それと同時に資格だけではどうしようもないことも分かってきました。
それから、人を指導する、導くというポジショニングで仕事をすることが増えてきました。そこで必要になったのはその時の自分にはない新しいコミュニケーションスキルでした。それらはこのコラムでもご紹介した思考法やコーチングなどでしたが、これらを少しずつ身につけていくことで、私の価値観が変わってきました。
それから少し経ち、私はキャリアコンサルティングを始めました。今思えば、最初に行ったキャリアコンサルティングはただの相談でした。しかし、キャリアという言葉を熱をもって語り、そこに行きつくための道筋、キャリアパスを一緒に考えることの必要性を必死に伝えていたような気がします。。。
時同じくして研修をやらせてもらうようになりました。キャリコンは1対1、研修は1対複数、最初は私の中でそんな区分けでやっていたと思います。しかし、これらを並行して行うことで、互いの良い所を吸収させ、自分なりの型を作っていくようになりました。
私がキャリコンを実践する中で、自分自身のキャリアをつくろうと考えるようになりました。そこから、色んな人との出会いがありました。そして新たなことを幾つか始めました。その中には今に至るまで続いている、私にとって大切なライフワークになっているモノもあります。
これが平成における私の仕事に対する関わり方でした。今思うと遠回りをしているなぁと感じています。それでも、色んなところに寄り道をしながら少しずつ前進してきているんじゃないかなと思っています。
■令和という時代で得たいモノ
後2日で新しい時代「令和」がやってきます。
一体、私にとって令和という時代がどんな時代になるのか、今はまだ全く想像がつきません。ただ、一つ言えるのは、令和の時代はずーっと仕事をしているんだろうなぁと思っています。最近感じるのですが、どうやら私は仕事をするのが好きなようです(笑) きっと、引退なんてことはしないでしょう。
だから、平成の時代よりももっともっと寄り道をして、色んな人と出会って、たくさんの可能性を形にしていきたいと思っています。
令和は、私にとって人生の集大成になるような時代にしていきたいと思っています。