第228回 2冊目の本を出版する話1 ~本の紹介~
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
やっと私の2冊目の本の出版がみえてきました! 出版社さんからも告知OKの連絡をいただきましたので、今回から何回かに渡って2冊目の本を紹介させていただきます。
■何の本を書いていたのか?
今回の本は日本能率協会マネジメントセンター(略称JMAM)さんから「マンガでやさしくわかる」シリーズとして、「マンガでやさしくわかるプログラミングの基本」を出版させていただくことになりました。
すでにJMAMさんのサイトやAmazonにもアップされており、発売日が10/29になっています。
この本は初めてプログラミングに関わることになった人がプログラミングの基本を理解していただくことを目標としています。この本は「マンガでやさしくわかる」シリーズの名のとおり、マンガと本文が交互に入っています。そのため、マンガだけを読んでもある程度理解できるようなつくりにしており、また、本文を読んでいただけると更に深く理解していただけるような仕組みにしています。また、ダウンロードファイルも用意する予定で、ファイルと連動して読んでいただけるようにもしています。(ただし、本来はダウンロードファイルがない前提で読んでいただくことを想定していますので、ダウンロードファイルはなくても問題もありません)
現在の進捗ですが原稿はオールアップしており、著者校正の段階に入っています。著者校正は3回行う予定で、このコラムを執筆している時点では二校(2回目の著者校正)に入っています。著者校正は10月上旬まで行われる予定で、そこから印刷所に回され、10/29までには出版される予定になっているそうです。
■プログラミングを説明することの難しさ
今現在も著者校正としてガリガリ原稿を弄ったり追加したりしていますのでまだ執筆作業は終わっていないのですが、今回の本は相当苦労しています。というのも、プログラミングに初めて触れられる方にどうやってプログラミングを理解してもらうか、その落とし所が相当難しかったからです。
実際、何人もの初心者の方に現状のプログラミング本で理解できる本があるかを調べてもらったのですが、結局どの方も「わからない」と答えられました。その理由の多くは、最初はすんなり読めていたけど、プログラミングの解説が始まった途端、急に難しくなって挫折してしまうからでした。
私も最初からそのことを理解した上で執筆をしていましたが、結果的に3度原稿を書き直しました。なぜそうなってしまったのか、それは私がITエンジニアの目線で「わかる」ということを捉えていたからです。この本を書いていて気づいたことなのですが、ITエンジニアの「わかる」と一般の方の「わかる」は明確に違っています。いい方を変えるならば、本屋さんで売られている初心者向けのプログラミング本は私にとってはとても読みやすくわかりやすい本なのですが、一般の方からするとそれは「難しい」と感じるようです。私が感じた一般の方の「分かる」というのは丁寧に解説することでも、平易な言葉で解説することでもないような気がしています。極論をいってしまうと、プログラミングの説明をしないことが一般の方によっては一番わかりやすいのではないかと思っています。
プログラミング本なのにプログラミングの説明をしないという矛盾にかなり苦しみましたが、何とか私なりの答えは出せたと思っています。以前のコラムでも書きましたが、私はこの本を『日本一分かりやすいプログラミング本』にしたいと思ってやってきました。幸い出版までもう少し時間がありますので、少しでもこの想いが実現できるよう、最後までしっかりブラッシュアップしていきたいと思います。
次回からは出版の経緯を辿りながら、出版の裏話をさせていただきます!