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第219回 ポケモンGOと「話題」について

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 世界中で話題になっているポケモンGOですが、日本でも7/22にサービスが開始されました。サービス開始当日は多くの人がダウンロードされましたが、新しいモノ好きの私も当然ダウンロードさせてもらいました。それから数日ポケモンGOを触っているのですが、このゲームを通じて私の周りでもいろんな変化がありましたので、今回はそのことを書きたいと思います。

■ポケモンGOとは

 ポケモンGOとは、任天堂の関連会社である株式会社ポケモンと、アメリカのNianticという会社の2社で合同開発されたiPhone/Android専用のゲームアプリです。Niantic社は過去Google傘下にありましたが、そのときにIngressというゲームアプリを発表しており、これも世界的に大ヒットしています。

 ポケモンGOは位置情報ゲームで実際のマップ上に出現するポケモンを捕まえ、育て、戦わせるといった「捕獲」「育成」「対戦」という3つの遊び方があり、それぞれが連動しています。

 プレイヤーは画面上に表示されているマップ(現実世界のマップと同じ)を歩き回ると、突然ポケモンが登場します。そのときに、「モンスターボール」というアイテムをポケモンに投げ、ポケモンに当たるとポケモンがゲットできるようになっています。ただし、当のポケモンもじっとしておらず、モンスターボールをうまく当てないと捕まえることができません。また、ポケモンのランクが高くなってくるとモンスターボールを当てても抵抗してモンスターボールから飛び出してきます。そんなときは何度もモンスターボールを当てるか、より捕獲する確率の上がるモンスターボールを使用しなければなりません。そのモンスターボールはマップ上にある「ポケストップ」という場所でランダムに入手することができます。また、課金することでより多くのモンスターボールを入手することも可能です。

 そうやって捕まえたポケモンを次は育てて強くします。育てるためにはポケモンをゲットしたときに落とす「ほしのすな」「○○のアメ(○○にはポケモンの名前が入ります)」を使います。そのため、ポケモンを強化するためには同じ種類のポケモンを何度も捕まえて「ほしのすな」と「○○のアメ」を入手する必要があります。また、ポケモンによってはよりランクの高いポケモンに進化させることができるモノもいます。その場合も「ほしのすな」と「○○のアメ」を使うのですが、強化に比べてアイテム数が大量に必要となるため、相当数の同じポケモンをみつけなければなりません。そのため、出現頻度の低いポケモン(レア度の高いポケモン)の場合、本当に育成する手間がかかります...。

 そして、育てたポケモンは他の人が育てたポケモンと対戦させることができます。対戦する場合、マップ上に表示されている「ジム」という場所で対戦します。プレイヤーはあらかじめ赤、青、黄色のいずれかのチームに所属するのですが、最初、ジムは無色で誰でも占有することができるようになっています。そして、ジムが占有されるとそのチームの色になります。そこに他チームのプレイヤーが入ってくると対戦になり、あらかじめジムに登録しておいたポケモンとプレイヤーのポケモンとが対戦します。そうして、プレイヤーが勝つとジムが持つ「名声」値を下げることができます。この「名声」値がゼロになると、プレイヤーがジムを占有することができるようになります。逆に、ジム側のポケモンが勝つと「名声」値が上がります。ちなみに、仲間(自分の決めた色と同じ色)のジムに入るとトレーニングができ、これにより「名声」値とジムの「レベル」を上げることができます。ジムのレベルを上げると、より多くのポケモンを配置することができるようになり、守りを固めることができます。こうやってプレイヤーは自分の色のジムを多く占領していくことが目標になります。

 そして、このポケモンGOですが、最近のスマホゲームにあるようなガチャがありません。あくまで強いポケモンは自力で探すか進化させる必要があります(今後イベントなどで配信される可能性はあるかもしません)。そのため、このゲームにおける課金というのはモンスターボールを購入したり、ポケモンを保管しておく容量を増やしたりするなどに限定されており、無課金者でも十分遊べる内容になっていると(私は)思います。

■ポケモンGOと「話題」について

 私はポケモンGOがダウンロードできるようになってすぐにダウンロードし、いろいろ触って動きを確かめていたので、その日は私の周りにいた人よりほんの少しだけレベルが高くなっていました。また、ある程度のルールややり方は分かっていたので、他の人にプレー方法などを教えてあげていました。そのことがいろんな人に広がり、普段話をしたことのない人からも話しかけられることがありました。
 以前、会話を継続させる方法をご紹介したことがありましたが、このとき「話題」という言葉を使いました。聴き手と話し手との間で共有できる「話題」をもつこと、その「話題」をどうやって繋げていくかをコラムで紹介させていただきました。今回、ポケモンGOという強力な「話題」があったことで、たくさんの人と会話をさていただくことができました。

 このことから「話題」というのはコミュニケーションにおいて本当に大切なモノなのだと痛感じました。そして、話題は誰からか話を聞いた程度の上辺での情報ではなく、その話題に対して自分が関わってみることで得られる情報の方が、会話を続ける「話題」に適しているのだと感じました。

 ですので、たくさんポケモンを捕まえ、育て、戦わせることで多くの話題をつくっていきたいと思っています(ちょっと違う)。。。

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