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第210回 会話を継続させるための方法

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 先日、4Sコーチングを教えている生徒さんとの会話で、会話を継続させるための方法をレクチャーさせていただきました。その生徒さんはかなり大きな気づきがあったみたいで大変喜んでおられました。そこで、今回は会話を継続させるための方法について書きたいと思います。

4Sコーチング:詳しくはこちらをご参照ください。

■「話し上手=会話上手」ではない

 その生徒さんは、私からみればとても話し上手な方です。こちらが質問されたことに対して感情豊かに返答されますし、自分の考えや意見もハッキリ述べられます。誰と会話とされても人当たり良く、とても周りから信頼されているような方です。一見すれば、この人のことを会話下手だと思う人はいないように思うのですが、この方は自分のことを会話上手ではないと思われているそうです。

 その理由は「会話が続かない」からなのだそうです。相手が話をされると普通に会話ができるみたいですが、自分から会話をすると途中で会話が途切れてしまうのだそうです。つまり、受け身として会話をすることはできるのですが、自発的に会話をすると最初は話せていても、途中で会話のネタがなくなってしまい会話が止まってしまうのだそうです。

■会話を続けるための方法

 ちょうど、その日の講習が4Sコーチングの手法の1つである「コネクターの構築」だったので、この方法をレクチャーさせてもらいました。

コネクターの構築:詳しくはこちらをご参照ください。

 4Sコーチングでは「聞く」→「考える」→「話す」という流れを1つのユニットと捉え、会話はそのユニットがたくさん繋がっていると考えています。そのため、会話を継続させるためにはユニットをどんどん繋げていく必要があるのですが、このユニットとユニットを繋ぐモノをコネクターと呼んでいます。会話が続けられない人の多くは、このコネクターをうまく繋げることができていないことに原因があります。

 そのため、ユニットを繋ぐために、

  • 話題を掘り下げる
  • 話題を相手に委ねる
  • 話題を振ってみる

という3つの方法を使って次のユニットに繋げていきます。そうすることで、延々会話を切らせることなく会話を継続させることができるようになります。

 ただ、この方法は慣れが必要なので、1回やり方を説明するだけだと少し理解しづらい感じでした。そこで、5分ほど実演させてもらい、その後、どこでコネクターの構築を使ったを説明させてもらいました。また、このとき一切何も考えずに反射的に会話をしていたことを説明すると、とても感心されており、衝撃を受けたとおっしゃっておられました。

■会話上手になろう!

 世の中には会話上手の人がたくさんおられます。その反面、会話下手な人もたくさんおられます。しかし、私自身の経験からいえば、会話はスキルです。今回、ご紹介した会話を継続させる「コネクターの構築」もそうですし、流暢に話す方法、感動を呼ぶ話し方など、これらはすべて訓練で習得することができます。これも私の経験や感覚ですが、会話のスキルを習得するためには概ね3カ月程度そのスキルを使い続けていることで自身のモノにされるケースが多いように感じます。

 会話を苦手としている人にとって、会話が上手になることは仕事や生活をする上での大きな武器を手に入れたことと同じで、ご自身を変えるキッカケにもなります。もし、会話が苦手とされており、上手な会話をしてみたいとお考えになられている方はぜひ一度チャレンジされてみてはいかがでしょうか。

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