ITエンジニアへの5分間キャリア・コンサルティングやってます!

第156回 3年経ったので、振り返ってみた

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 こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。

 エンジニアライフでコラムを書かせてもらい、早3年が経ちました。その間、毎週コラムを書きながら、これまでに155のコラムをアップさせていただきました。そこで、今回はこれまでのコラムを振り返りながら、これから先のことについて思うところを書いてみたいと思います。

■コラムを始めたきっかけ

 私がこのコラムを始めたきっかけは、ITエンジニアが自ら思い描くキャリアを実現するための方法を広く色々な方に知ってもらいたいと思ったからです。それは、私がキャリア・コンサルタントとして多くのITエンジニアと接している中で気づいたことです。

「将来、何を目指したらよいか分からない」

「なりたい職種はあるけれど、そこにどうやったらたどり着けるのか? 」

 キャリア・コンサルティングを行っていると、こういった声をよく聞きます。これは、ITエンジニアのキャリアづくりが世の中に浸透していないことの表れではないかと感じました。実際、私がITエンジニアとして仕事をしていたときも、将来自分がどのような姿になりたいか、どのような仕事をしていたいかといった話を誰かとした覚えは一度もありませんでした。私は私がなりたいと思う姿を自分で考え、少しでもその姿に近づけるよう、自分なりに模索してきたように思います。

 それならば、拙い経験かもしれませんが、私が実際にキャリア・コンサルティングをさせていただいた経験を広くITエンジニアの方々にお伝えすることで、ITエンジニアのキャリアづくりのお手伝いをさせていただくことができるのではないかと考えました。これが、私がコラムを書かせていただこうと思い立ったきっかけです。

 お陰様でこの想いは、3年経った今でも変わらず持ち続けることができています。

■コラムを振り返ってみる

 私のコラムは、毎回このコラムの趣旨を意識して書いています。そのため、毎回キャリアに関する何かしらの情報を提供することを目的としています

目的としています:とはいっても、たまにネタがなくて、全くキャリアと関係ない話が出てくることもあります。。。

 そこで、これまで書かれたコラムを私なりに振り返ってみますと、初期の頃はキャリアづくりの流れやキャリア・コンサルティングの事例を紹介するようなコラムを書いていました。この頃はモロに私のキャリコンの体験を伝えていましたように思います。私の中では伝えたいことがたくさんあって、それをガンガンコラムにしているような時期だったと思います。

 そこから少し話のネタが尽きてきたので、キャリアづくりのノウハウなどを紹介するようなコラムに変わっていきました。これは、普段のキャリア・コンサルティングの中で話した内容や感じた内容を伝えていたように思います。この頃はネタ探しに苦労した反面、ネタが見つかればスラスラとコラムが書けたような感じがしています。

 その後、シリーズモノが幾つか入ってきました。これは、私が研修で行っている内容を多少モディファイしたものですが、これまでに「水平思考」「論理思考」「コーチング」あたりを紹介させてもらいました。このシリーズは予め研修で行っている内容がベースにあるので、どれも比較的書くのが楽だったイメージがあります。私個人もこのシリーズは気に入っているので、良いネタがあれば、またシリーズ化したいと思っています。

 シリーズモノを書いていないときは、基本的にノウハウモノを書いていましたが、これも徐々にネタが尽きてきたため、最近では私が日常の生活で感じたことをキャリアに結び付けて紹介する話にシフトしてきました。実はこれらのコラムを書くとき、基本はノープランで書くようにしています。極力、頭の中を空っぽにしておきボーっとしていると、自然とキーボードを叩く指が動き出し、いつの間にかそれが一つのコラムとして形を成していくので、最後に少し体裁と整えるようにして完成させています。この書き方、最初は時間がかかっていたり、ものすごく変なコラムが出来上がったりで全部書き直すこともあったのですが、最近は頭の中のイメージを文字に起こすことができるようになり、私個人としては気に入っています。

■これからを考える

 正直なところ、コラムを始めた趣旨が実現できたかどうかは分かりません。ただ、コラムを書かせてもらうようになり、本を出版させてもらったり、色々な人との出会いがあったりで、普段出た経験できないようなこともたくさんありました。このような経験や出会いがあったということは、ホンの少しだけでも私の想いは実現しているのかもしれません。

 しかし、3年前からすれば改善されているとは思いますが、それでもまだまだ世の中にはキャリアという考え方が浸透されていないようにも感じます。ですので、これからもスタンスを同じにしてコラムを書き続けていきたいと思います。

 ぜひ、これからもよろしくお願いいたします!

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