第146回 Windows PCにタッチパネルは必要か?
こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。
少し前の話になりますが、自前で使っていたノートPCの調子が悪くなり、新しいノートPCに新調しました。以前使っていたPCのOSはWindows 7だったので、今回はWindows 8.1かなぁと思いながら、新しいPCを物色していたのですが、ノートPCを選ぶ段階で一つ困ったことがありました。それは、タッチパネル対応にするか否かでした。
個人的にノートPCにタッチパネルは必要ないのでは? と思っていたのですが、絶対いらないとも言い切れない。色々と自分なりに葛藤したのですが、結局、タッチパネル対応のノートPCを買うことにしました。今回はキャリアの話から少し離れ、このタッチパネル対応のノートPCのお話しをしたいと思います。
■タッチパネル対応ノートPCを購入した理由
そもそも、Windowsはマウスを使う前提で設計されているので、マウスさえ使えていればタッチパネルは必要ないと思っていました。その考えは今でも変わらないのですが、それでも100%タッチパネルは不要かといわれると、現段階ではまだ判断がつきません。ひょっとしたら、将来のPCの利用にはタッチパネルを前提とした使い方が主流になることだってあるかもしれません。それが絶対にあり得ないとは今の段階では言い切れないと思うのです。
そういえば、かなり昔の話になりますが、PC-9800シリーズで仕事をしていた頃、確か最初の方ではマウスは使っていなかったように思います。当時のOSはMS-DOSだったので、すべての動きをキーボード上で完結できていたため、マウスの必要性を感じていませんでした。むしろ、マウスを使うことが面倒臭いと感じていたように思います。それが、Windowsの発表とともにマウスに対する価値観が180度変わりました。あれほど不要だと思っていたマウスは片時も手放さない存在になり、マウスに溜まったゴミ※を取るのが楽しくてしょうがない自分がいました。
※マウスに溜まったゴミ:昔のマウスはマウスの中にボールが入っており、そのボールが動くことで垂直方向と水平方向のローラーが検知し、カーソルの位置を動かしていました。しばらくマウスを使っていると、このローラーによくゴミが巻き付き、マウスが正常な動作をしなくなるのです。そこで、ローラーに巻き付いたゴミを取り除く必要があります。
このことを思い出し、ひょっとしたら将来OSの利用スタイルが大きく変わり、タッチパネルが主流になるPCの時代が来るかもしれないなぁと思い、今回は思い切ってタッチパネル対応ノートPCを買うことにしました。
私が選んだPCは、DellのInspiron 11です。このPCはノートPCにもタブレットにも変形させることができます。また、PCのスペックは…、
- Core i3
- 4GB RAM
- 500GB HDD
- USB 3.0ポート×1、2.0ポート×2
- ワイヤレスLAN(IEEE802.11b(11Mbps),IEEE802.11g(54Mbps),IEEE802.11n)
- Bluetooth 4.0
- 11.6インチ IPSディスプレイ
- HD(720p)対応Webカメラ、デュアルデジタルマイク
- バッテリー持続時間 8時間
- Windows8.1 64Bit
とPCで作業をする上で最低限の性能は持っています。これで価格が4万円台だったのでかなりお得と思い、買ってしまいました。
■しかし、いざ使ってみると…
PCを購入してから数か月使ってみた感想ですが、若干一部のアプリの起動速度が遅くなった以外はおおむね不満なく使えています。また、ノートPCとしての使用だけでなく、タブレットとして使うようにもしているため、タッチパネルの需要はあるように思います。しかし、ノートPCとして使用しているときにタッチパネルを使用するかといえば、これはほぼ100%使っていません。やはり、マウスの方が便利なのでタッチパネルを使う必要性を感じないのです。
そもそも、タッチパネルが必要になるのはiPadやAndroidタブレットのような形態に限るのではないかと思います。それ以外の、そもそもマウスが使われているノートPCなどの場合でタッチパネルを必要とするシーンはすべてマウスで事足りてしまいます。そのため、現時点での私の結論は、「ノートPCにタッチパネルは不要」だと思っています。
■Windows PCにタッチパネルは必要か?
しかし、私は今のノートPCでタッチパネルを使っています。そう、タブレットPCにすることでタッチパネルを使うのです。そう考えると、先ほど「将来のPCの利用にはタッチパネルを前提とした使い方が主流になることだってあるかもしれません」と書きましたが、ひょっとしたら、将来のPCの利用はノートPCとタブレットPCの融合にあるのかもしれません。
昔と違って今の時代はPCの使い方も人それぞれ違っています。ノートPCとして利用する、タブレットPCとして利用する…、多様化したニーズに答えるためにもノートPCにもタブレットPCにも使えるような仕組みが必要になってくるのかもしれません。そう考えると、ノートPCにタッチパネルの機能がついていることにも納得がいきます。
今回、せっかくノートPCにもタブレットPCにもなるPCを手に入れたので、今後はタッチパネルをもっともっと活用していこうと思います。
コメント
仲澤@失業者
老人プログラマの仲澤です。
まだ、CPUがi386だったころ、Windows3.1にワコムのタブレットを
つなげて、むりやりタブレットマシンにしていたことがありましたが、
この時に付属のスタイラスペンの便利さを覚えました(不便な点も)。
指でいぢるのとは違って、結構楽しいですよ。
大した価格でもないですし。
仲澤@失業者さま、
コメントありがとうございます。
仲澤様のコメントを見て、昔、ゲームソフトの開発の仕事をしていたとき、グラフィッカーさんがタブレット(のようなモノ)にスタイラスペンで絵を描いていたのを思い出しました。
当時は高そうだなぁと思っていたのですが、今では手ごろな価格になっているみたいですね。絵心とかは全くないのですが、面白そうなのでちょっと触ってみようと思います♪